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栞子さん、大輔さん、おかえり。時代がだいぶ進んでいるけどやっぱりこのコンビがいいなぁ。探偵小説の大家、横溝正史の異色作であり当時未刊だった「雪割草」とその直筆原稿を巡って家族の確執が描かれる。
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今回は、横溝正史の幻の作品がテーマ
扉子も随分成長し、高校生になったようです。
ここでも栞子さんが謎解きしていたが、扉子にもその素養は受け継がれているようです。次からは扉子さんも謎解きに加わるのかしらん。次が楽しみ。
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やはり一気に読んでしまった。
前作からの時間は経っている分、無意識に待っていたんだろうと思う。
横溝正史、またはまりそうで、危険。
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まったく期待していなかった新シリーズのはじまりということで大急ぎで手に取りました。前作は1~7のオマケみたいなものかと思っていたのですが、新シリーズの序章だったということになりますね。
で本作ですが、前シリーズでは後半にいくにつれ、ファーストフォリオを題材として篠川親子の確執に迫っていくという、計算されたストーリーでしたから、それに比べるとまだ序章、序の口という印象。
今回、古書堂に持ち込まれる謎は二つ、いずれも横溝正史絡みで、大輔が書いた”事件手帖”を扉子が読み返すかたちで物語が進みます。一つは扉子が生まれる前の2012年、もう一つは2021年で、いずれも栞子と大輔の物語である点は前シリーズと同じ構成です。
3章立てのうち1つだけ扉子の物語が含まれており、栞子顔負けの洞察力を発揮する点は新シリーズらしさが垣間見えます。まずは新旧シリーズの移行段階であることを感じさせるものかなと思います。
そして、エピローグで智恵子が登場する場面に至っては、やっぱりなにか含みがあるような”匂わせ”っぷりが気になり、前シリーズのような大きな物語へと進んでいくことを予感させます。
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新シリーズ2作目。
栞子と大輔の娘・扉子の視線で描いたビブリア古書店を巡る過去の出来事を回想する形で綴られる。
1作だけの限定かと思ったら、いつの間にか2作目が発売されていた…
今作では過去にビブリア古書店が扱った横溝正史に関する謎が3作描かれる。
横溝正史の幻の作品「雪割草」を巡っては、9年に渡る謎が二部構成で描かれる。
その間に扉子が小学校3年生の時の話で、読書感想文を書く為に古本の「獄門島」を手に入れようとした時に起きた謎を、小学校3年生の扉子が解いていく様子が描かれる。
さすがに小3で「獄門島」で読書感想文は書かなったけど、小学校時代に、子供用に書かれた江戸川乱歩や横溝正史の本を読んでいたなぁ、と懐かしく思いながら、読み進めた。
最初と最後に高校生になった扉子が登場するが、その親である栞子や大輔は一体いくつになっているんだろう?と想像するのも、なかなか楽しい。
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生まれもったもの・・・、
宿命と言うよりは
可能性と考えたい。
束縛するものでなく
きっかけを与えてくれるものと考えたい。
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横溝正史読みたくなるなあ。
朝日ソノラマ版は子供の頃読んだけどリライトを別の人がしていたとは知らなかった。
思えばそれが初めての横溝正史だったなあ。
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栞子と大輔の一人娘の扉子が、過去に両親が関わった横溝正史の雪割草にまつわる謎解きを知る。このシリーズ、やはり面白いんだよなぁ。相変わらず、作者の下調べの大変さを思うと、つくづく作家の凄さを感じる。スピンオフでもいいから、扉子と圭に謎解きしてもらいたいなー、扉子、すごい能力秘めてそうだし。
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またしても…一気に読んだ。
正しくは、次が気になって読まずにはいられない。
扉子の出番、少ない。
次は、扉子メインのストーリーを希望。
あ〜あ、横溝正史、気になるな〜
本屋、物色してみよう…っと。
‘20.08.11読書完了
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扉子:大輔、栞子の娘。本が大好き。
栞子:古書店の店長、古書に詳しく、古書にまつわる事件を解決。
大輔:アルバイト→栞子の夫。本が読めない体質。
智恵子:おばあちゃん
ビブリア:ラテン語で愛読家。
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一冊の本の中で、あちこちの時間へ飛ばされ、今と当時の本にまつわる事件を読み、そしてまたここへ帰ってきて、そして篠川智恵子さんにやられてしまうという。栞子さんの時も思ったけれど、本を巡ってここまで嫌な生き物になれてしまうんだなぁ。栞子さんさえ解けなかった真相に、手帳を読んだだけで気付いてしまう扉子をちょっと怖く感じてしまう。智恵子さんとの今後のやり取りが楽しみでもあります。
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最新巻が出たので、買ってから放置して積読状態だったこの巻をようやく読んだ。
横溝正史の本にまつわる物語で、ウキウキしながら買ったのだけど、当時ちょっといろいろとゴタゴタしていたから、読むゆとりが無かったのかな。
まず、相変わらず誤植がいくつか目につく。
出張が主張とか、わたしはわたしはと同じ言葉が連なっている箇所がもうひとつどこかにあったような。
わざとなのかな?これ。
今回の物語は、まず扉子が大きくなっていて、2021年のマイブックが古いもの、と書かれていることにびっくり。
え、じゃあ何年の話なの?と思った。
第二話は微笑ましい和やかな流れだったけれど、第一話と第三話は後味が悪くて謎も残るし、何よりもいろんな事件に実は深く関係している例の人がやっぱりまたここでも関わっていて、鬼のようなことをやらかしてとある家族を崩壊させていたかもしれず、読後に脳内と感情がフリーズした。
殺人は起こらないけど、うすら寒くて恐ろしい。
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久しぶりだけど、やっぱり面白い!
本が読みたくなってしまうシリーズです。
前のシリーズから家族が増えて、舞台も10年単位で飛び飛びになるという、前回とは趣向が違ったシリーズになりそうな予感がしました。
それでも、古書に関する謎、そして栞子さんと大輔くんの二人は夫婦になっても相変わらずで、前のシリーズのファンが好きな点はしっかりと継承しているように思います。
また、栞子さんのお母様、智恵子さんがまた一悶着起こしそうな雰囲気で…。
今回は横溝正史の本が題材で、依頼者もどことなく横溝ワールドに出てきそうな雰囲気。
横溝正史の「雪割草」が近年刊行されたことを知らずにいたので、こういうこともあるんだなと驚きを隠せません。
前のシリーズは完結してからだったので、これから少しずつ楽しめると思うと幸せです。
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扉子ちゃんは大きくなって、まずびっくり!
どうやって親友ができたかもわかります
横溝正史、最近由利麟太郎シリーズ読み始めて、意外と読みやすいです
金田一は映像だけですが、そのうちに本陣殺人事件、獄門島読みたいなと思いました
篠川知恵子はやはり怖いww
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冒頭、高校生になった扉子があの智恵子さんに会うのを待っているという描写から、遂に扉子探偵が始まるのかと思ったけど違った^^
今回は、タイトル回収の「事件手帖」という過去記録の形だけど、がっつり琹子さんと大輔君の謎解きで安心の面白さだった。
琹子さんは相変わらず可愛いなあ。
結婚しても十年経っても変わらないのが萌える。
そして扉子ちゃんも順調にビブリア狂へと育っているようで何より。
それにしても智恵子さんはいつ出てきても怖いこと恐いこと。
扉子探偵の誕生もすぐそこまで来ているようで、次巻が楽しみ。
ちなみに今回の舞台周辺は非常によく知っているのでモデルはあの建物かなとか考えるのも楽しかった。