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ハリー・ボッシュ・シリーズ20作目後半。
ロス市警を退職後、サンフェルナンドで予備刑事となり、次々に未解決事件を解決していたボッシュ。
30年前にボッシュが逮捕した死刑囚が、冤罪であったという証拠が新たに現れる。
当時、ボッシュが捏造したと疑われ‥?
(ありえない、って!)
一方、サンフェルナンド市警の管轄内でも事件が。
ボッシュは、潜入捜査に赴くことになります。
制約がありつつも腕を活かしていたボッシュ。
ロスでは犯罪者には有名だから潜入捜査などできなかったが、痩せた風貌でやや老いてきた今は、適役らしい?
捜査途中で出会った中毒患者に対しても、これまでとはやや違った対応を見せる。
といった変化を含みつつ、最後はカッコいい。
さすが!
ミッキー・ハラーも彼らしい活躍を見せますが、ボッシュにはかなわない。
危機を思いっきり跳ね返す、熱くなる結末でした。
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Amazon prime の「BOSCH」シーズン6の原作小説(今回はいつもの詳細な解説がないのでちょっと不明)。
すでに映像で観てるにも関わらず、期待を上回る面白さ。ドラマではボッシュの心の動きまでよ〜く理解でき、より深く楽しめた。
それにしても上下巻とはいえ活字も大きく、それほどボリュームがあるわけではないのに、中身の濃いストーリー展開と魅力的なキャラクターたち。
長くて暗くてなかなか話が進まない凡百のミステリー小説たちには見習ってもらいたい。
4.8
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感想は下巻でと書いたのにすっかり忘れていた。
そうかボッシュは65歳になったのか。
アマプラで観るようになって読み始めたシリーズだけど、いつか終わる時がくるのだろうか?
まだまだ読んでみたいシリーズ。
作品紹介・あらすじ
当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊! ボッシュ刑事物の最新作は、前作『訣別』同様、ボッシュに関わるふたつの事件を平行して描く。ボッシュが陥る二種類の危機(潜入捜査における現実的な死の危険と、捜査官としての名誉が汚される危機)を迫力たっぷりに描きだし、またしても抜群のページターナーに仕上がっている。特に前者の潜入捜査では、何度も死の危険に襲われ、シリーズ中”ボッシュ最大の危機”を描いたと言っても過言ではない。
原著題名のTwo Kinds of Truth(二種類の真実)とは、かつての同僚たちからも証拠捏造を疑われた際のボッシュの心情に関するくだり(「ボッシュは、この世には二種類の真実があると知っていた。ひとつは、ひとりの人間の人生と使命に関して、けっして変わらぬ原則である真実。もうひとつは、政治家やペテン師や、悪徳弁護士とその顧客たちの、目的に適うように折り曲げ、加工できる柔軟な真実」)に出てくるもの。
【上下・全二巻】
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ハリーとミッキーは素晴らしい法廷闘争を制した。そこまでは最高の作品だ。
しかし勝ち取ったお祝いの席で恩人と仲違いしジャンキーの女にのめり込み、脈絡の無い失踪事件にのめり込み管轄外の事件にまで横槍を入れようとする。
モウロクジイサンだな。
一気に以降の作品を読む気が無くなった。
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久しぶりに読んだボッシュ。やっぱりスゴくおもしろくて、ずっと読んでいたくなる。下巻はあっという間に終わってしまった感じ。
設定がしっかりしているので、前作、いやもっと以前の細かい事柄をおさらいしたくなってしまって、実際、上巻の途中で前作を読み直してしまった。
でも、マディが大学生。そりゃボッシュも歳を取って丸くなるよね。エドガーといた頃の尖った感じとは明らかに違う円熟味。それはそれで少し淋しいかな。