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荒木経惟の写真には何とかついて行けたのだが
壊れた?人形を使う様になってからは、
ちょっとついて行けない。
グラビアの写真は、どれもついて行けない。
本書で良い点は、アラーキの年譜が掲載されている点だ。
バルテュスのファンであることが紹介されている。
2014年に京都市美術館でバルテュス展が開催され、
鑑賞した。図録も買った。
荒木夫妻が、バルテュスのファンであることは納得できる。
生身の人間を被写体としているアラーキの世界観は、
意図していることが分からない訳ではなかった。
もちろんさっちんの世界がずっと続くわけでもないだろう。
でも作風が変わっていったのは、何がきっかけ?
癌になってから?
引越ししてから?
70歳を超える頃から?
自ら言う一眼になってから?
愛妻の死、
愛猫の死、
色々と影響を受けている。
荒木経惟と立花隆が同じ高校の出身であるとは、
本書で知った。立花隆とも親交があったのだ。
荒木経惟は、千葉大学へ
立花隆は、東京大学へ
進学校なんだろうね。
立花隆の 私の履歴書であり、遺書の様な
知の旅は終わらない 文春新書
の43〜45ページに都立上野高校について
書かれている。
荒木には生身の人間と対峙して欲しい。
荒木経惟さん傘寿おめでとうございます。
次は、米寿、88歳だ。
次のテーマは、ベージュをモチーフにした何かを期待したい。
編集してないけどアップ。