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ニューベリーはイギリス人です。アメリカの世界初の児童書のための賞はニューベリーにちなんで名付けられました。
ニューベリーが世界で初めて楽しい子どもの本を世に送り出したからです。
面白いなあと思ったのは、イギリスには海賊や怪物や、コビトや冒険のお話が沢山あったのに、大人のためのものだったこと。
「子どものための楽しい本があってもいいじゃないか」
ニューベリーは一念発起して子どもの本を作ったけど、イギリスには元々その下地があったのだろうなあと思う。
『靴ふたつさんの物語』のあらすじを読むと、時と海を越えて、現代日本のWeb 小説でよく見られるあらすじの型と似ている。
人の好みはそんなに変わらないんだなあと思った。
懐かしいコミック調のイラストがお話にあっていた。みんなが楽しく本を読んでて、なごんだ。
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今では当たり前の楽しむための児童書の父、ジョン・ニューベリーの伝記絵本です。
児童書といえば教養や規則のような難い本ばかりだった時代、ニューベリー自身も子供でした。
本に関するもの全てが好きだった彼は、印刷屋での修業を経て発行・出版と小売業を起業します。
そして、予てより思案していた楽しい児童書の創作を始めたのです。
しかし、子供が夢中になる本を当時の大人はおいそれと受け入れませんでした。
様々な苦労があったはずですが、諦めずに自分が正しいと思う道をひたすらに突き進む姿勢に感動しました。
その結果、亡くなってから155年後に世界初の児童書の賞“ニューベリー賞”が創設されます。
彩り豊かな温かい絵がいっぱいの、楽しい本についての楽しい一冊です。
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ニューベリー賞で有名なニューベリー。でも、以外と知られていない。英米の児童文学の楽しさは、この人のおかげなんだ。
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教育において大切なことは、子どもを強くたくましくすこやかに正しくかしこく幸せにしてやることだ
ジョン ニューベリー
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ニューベリーの名前は聞いたことがあるが、どんな人だったか、どんなことをした人かは知らなかった。
「子どもにとって、本は楽しくなくちゃいけない」
今でこそ当たり前のように思われているこの考えに賛同し、行動におこしたニューベリーに感謝したい。
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世界で初めて、子どもたちのために出版物を作ってくれたニューベリー氏の伝記絵本です。
ニューベリー賞は、彼の功績を讃えて、その名がつけられたのです。
本としてはもの足りません。
翻訳がわざと少し甘い作りになっているのか、原作からしてそうなのか、原作を読んでないのでわかりませんが。
そのかわり読みやすいし、読み聞かせもできるのですが。
私としてはニューベリー氏はもっと魅力的に扱っていただきたかったな、と。
2021/02/01 更新
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ニューベリーという人や、子どもの本が出来た功績がよくわかる。絵本タイプの伝記としてはまあまあ良かった。
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「子どもが読んで楽しい子どもの本を世界で初めて出版して大成功したのが、このニューベリーだった」
(訳者まえがきより)
アメリカで最も有名な児童文学賞「ニューベリー賞」はここからきている。
本文中の
「子どもは、説教くさい詩や、イソップ物語なんかを読ませられていたんだ」
と、解説の
「本の書き手も出版社も、本屋さんも、図書館司書もみんな大人。子どもの読者のことは忘れられがちになります」
という文には共感できない。
本文全体は絵との調和もなかなかいいと思う。
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絵も文章もレイアウトも、センス抜群の1冊!
各々に本を読んでいる人たち、特に、こどもたちの絵が、自由な感じがとても好き。
こどもの本の世界を変えたジョン・ニューベリーの伝記絵本。
「ようこそ!これは、きみのための本だ。」
1ページ目を目にした時のワクワク感、すごかった。
巻末の土井安子さんの解説も素敵である。
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アメリカ児童文学に最も貢献した、優れた作品に毎年与えられる「ニュ-ベリ-賞」(1922年創設)は、イギリス人のジョン・ニュ-ベリ-(1713-1767)に因んでいます。ジョンが子供の頃には、説教くさい詩やキリスト教の本、規則や決まりの本が山ほどありましたが、読んで楽しめる子供向きの本がない時代でした。大人になって印刷屋で働き、ロンドンに出たジョンは、持ち前のビジネス感覚とアイデアを注ぎ込み、子供向けの本の出版を始めます。保護者へのメッセ-ジも添えた本は、家族で楽しめる本となり大成功を収めました。
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現在の日本の作家の描く多くの絵本は、本当の意味で子どものために描かれてはいないように感じます。そのことに危機感を持つ人が、こうして絵本にしてくれたのかな、と想像します。ニューベリーの功績は素晴らしいですね。この人が居たから、今の私たちは沢山の素晴らしい絵本を読めるのだなと改めて知りました。挿絵も本文の描き方もとても良い良書です。子どもたちには、とにかく質の良い絵本を読んで欲しいと願うばかり。
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子どもの本
大人になってからこそわかるその奥深さや、楽しさ面白さを実感しています。子どものための楽しい本、どれだけ本と出会うか、本を読む習慣ができるかっていうのがやっぱり大事かなって感じています。でも何より、大人が本を読まなくなってしまったら子どもの活字離れはますます進んでしまいます。日々生活に追われ仕事に追われていると本を読む時間がないというのがありますが。できる限り読みたいなぁって改めて思いました。
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アメリカで優れた児童文学作品に与えられる「ニューベリー賞」。イギリス人であるジョン・ニューベリーがそれまでなかった、子どもが読んで楽しい本を出版することに情熱を注ぐ話。「子どもにとって、本は楽しくなくちゃいけない」そんな当たり前のことが、そうではなかった時代も当然あって、それを壊して新しい価値を創り上げた人。絵本からも学ぶことができるなんて感激だ。
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子どもの本の父 ジョン・ニューベリー(1713〜1767年)の物語「子どもにとって本は楽しくなくちゃならない!!」と主張し、子どもの本の世界を変えました。彼が亡くなってから155年後の1922年に米国図書館協会が世界初の児童書の賞を創設。それがニューベリー賞です。アメリカ児童文学に最も貢献した作品に毎年与えられる賞で、今日まで続いているそうです。