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独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめない人のための55の技法
著作者:読書猿
発行者:ダイヤモンド社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
インターネットの知人の巨人独学のやり方を完全に網羅した1冊です。
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特に社会人の多くの人が、何かを学びたいときに悩むのが、そのための時間をどう捻出するかではないだろうか?隙間時間を有効に活用してと考えると、社会人を受け入れている大学へ通うことは難しい。そうなると、独学でとなる。
自分でコントロール出来る時間で取り組むのが利点だが、続けることができずに挫折する可能性も高い。本書では、そんなモチベーション的なことも含めて、独学を応援している。困ったときに本書を開けば、突破口を作れる気がする。とても参考になる学習方法が数多く掲載されている。独学に困ったときには「独学困りごと索引」もついている。
本書では通信教育の活用については触れていないが、通信教育も孤独の中続けるという点では独学に近いものがあるように思った。(でも、純粋に独学とはいえないか)
何かを学ぶのに、年齢制限はない。いつからでも、思い立ったときから始めればいいのだ。そんな人にとって、本書は強い味方になること間違いなしだ。
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全てを読む必要は無い。
この本にも書かれているように、自分にとって必要性、興味がある所だけ読めば良い。
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仮)勉強することの意義や仕方など、様々な面から述べていて面白い。知っている勉強法も多数載っていたが、考えたこともなかったアプローチの勉強法も多数あった。辞書代わりとして一冊あると便利。
多種多様な具体例が挙げられているので、自分に合った独学法と巡り会うことができるかもしれない。
私は、マトリクス系を実践してみたいと思う。
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752頁+索引からなる、その分厚さに圧倒されたが、一つ一つの技法の説明は数頁単位なので、案外読みやすかった。
独学の具体的方法だけでなく、①なぜ学ぶべきか、②何を学ぶべきか、③どのように学ぶべきか、そして、実践としてそれぞれの技法をどう組み合わせて使っていくかのモデルケースが示されている。
個々の技法は、知らず知らずにやっていたこともあれば、こういうやり方もあるのかと目から鱗のモノまで様々。
そして、対象も、初めて独学をやってみようという人に向けた心得から、本格的に論文を書こうとする人向けの論文検索ツールの紹介まで幅広い。
それらを体系的に解説し、辞書的に使えるようにまとめた著者はすごいと思う。
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半年近くかかって一読。
内容全ては理解できず、確かに辞書だなと感じる。
しかしながら、独学を理解する上で充実した内容であった。
また、この本を開くときが来るんだろうと思う。
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図書館で予約したのを受け取るとき、あまりの厚さにびっくりしました。
学びへの熱量、執念がすごい。取り入れられそうなところは、部分的にメモしました。
学びの上級者がさらなる深い学びを目指すためのガイドという印象で、とても同じようには真似できないと感じました。
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この圧倒的な厚さが独学者にとってはこの上なく心強い。学習を進めながら、ふと現在地とこれからの方角を確認するために都度見返すようなまさしく羅針盤や航海地図のような本。
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クソ長いので飛ばし読みした
どちらかということ学術的な独学のための本だと思う。
内容的にはある程度勉強などをしてきた人からすれば、肌感覚で知っていることも多いという感じがした
いくつか良いな思う項目があったので、自分で試してみようと思った
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読書間隔が空いてしまったので手に取った本。来月試験を控えている自分にとって勉強の励みになった。「意志が強そうに見える人はそれを支える外の仕組みを利用している」は響いた。自分の知っている事、知らないことを書き出してから勉強することで意志に干渉しようと思った。
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独学をする人のための百科事典。何故学ぶのか、何を学ぶのか、どの様にして学ぶのかの構成で、わかりやすくまとめられている。ページ数は750ページと分厚く、最初は読み切れるのが不安になったが、構成が良くて読みやすく、4日間で一回目を読み切れた。人生のターニングポイントを過ぎてはいるが、死ぬまで学び続けたいと思っているので、独学大全の本を手元に置いて、何度も読み込む事で、独学を続けていきたい。
なお私は電子書籍派であるが、流石にこの本は何度もランダムアクセスをして知識を積み上げていくものになるので、紙の本をお勧めしたい。
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度肝を抜かれた
似たような本が多いので最初敬遠していたがTwitterのわたしのタイムラインであまりの絶賛に手にしたら類書とはレイヤーが違った
厚い本だが著者が完全に頭の中で整理済みなので構成・文章とも読みやすい
素晴らしいの一言
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圧倒的なボリュームで少し気後れしましたが、読み始めてみると非常に腑に落ちる点が多く、どんどんあれよあれよと一週間と少しで読み通すことができました。この壮絶な知識量は、本当に感服します。
個人的に考え深いところは、第一部と第二部のなぜ学ぶ、何を学ぶを探求する方法を提示してくれているところ。なぜ独学するのかが明確に落とし込めてない状態で挫折を繰り返し、その挫折してもそれでも手を伸ばしてしまうところに根底的な理由が内包されているのだよ、と。そして、漠然としたテーマに対して具体的な肉付けを施す過程を、その道筋を示してくれている。資料の探し方、整理の仕方といった点は、手あたり次第場当たり的に手を出している私現在のスタイルを見直すきっかけとなってくれると期待しています。
図書館で爆人気で手元に長期借り直しで置いておけないので、買ってしまおうか悩む、今後むむっと悩んでしまうタイミングで助けにすがりたいものなのです。
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星4.9 (-0.1点分は巻末の逆引きがKindle版では文字が潰れてしまっていたことによる)
物理書籍版ではなくKindle版で読んだ。Kindle版は文中に注釈が挟まる形であり、著者の提案する技法がどんな先行研究に由来するかがすぐに読み取れるという点で、固有の読み味がある。図書館学的にいうと、物理書籍版とは体現形(manifestation)のレベルで互いに異なる書籍である、と言えるだろう。
本書は図書館情報学と認知科学のパスから賦活されて現代に華々しく蘇生した現代の『論語』であり(在野性をふまえると王陽明『伝習録』の方が感触が近いかもしれない)、凡夫が愚童持斎心(via 空海『十住心論』)程度の向上心程度に留まっていたとしても、その日1日を後悔せずに学ぼうとするには充分なだけの祝福を供与すべく放たれた、惜しげないマントラである。その書き振りには、発心と知的探究を寿ぐことに特化した『華厳経』冒頭のような、尊き輝きがある。その輝きに導かれて、読み手は何度でも立志し、発心できる。だらしなかろうがなんだろうが、死ぬまで、何度でも。
実行に際してのツール面への注釈およびサポートがいささか足りないようには思う。たとえばデジタル方面ではExcel関数, PlantUML, アルゴリズム表記法, データベース的な処理, Ankiの活用, 構文解析ノート術など、『読書猿Classic』には手厚い言及があったのに今回の『独学大全』から漏れている基礎的なものが多くある。しかしそれは今後の著者および仲間のサポートがあれば問題ないだろうし、まず縦書きの熟読可能な書籍として不動の定点を打ち立ててくれたことは、何より喜ばしい。
ツールサポートはもしかすると、『アイデア大全』『問題解決大全』の前二著が担っているかとも思った。しかしそれらにもコンピュータでできる処理についてはそこまで手厚くない。独学者のためのコンピュータ活用術が、大全3部作に対応づけられる形で、(単著でもよいし、集合知的にでもいいので)注釈され続けていってほしい。そうすることで、『独学大全』含む三部作は、「古典」の地位を獲得してゆくことになるのではないだろうか。(もちろん、そうした注釈は1-2年ごとに更新を掛けなければ古びるし、一人で探査し続けられる範囲ではないことも了解しているけれども)
▼付録:技法リスト
※電書版のリストは読みづらいため、抽出した。
技法01 「学びの動機付けマップ」
技法02 「可能の階梯」
技法03 「学習ルートマップ」
技法04 「1/100プランニング」
技法05 「2ミニッツ・スターター」
技法06 「行動記録表」
技法07 「グレー時間クレンジング」
技法08 「ポモドーロ・テクニック」
技法09 「逆説プランニング」
技法10 「習慣レバレッジ」
技法11 「行動デザインシート」
技法12 「ラーニングログ」
技法13 「ゲートキーパー」
技法14 「私淑」
技法15 「会読」
技法16 「カルテ・クセジュ」
技法17 「ラミのトポス」
技法18 「NDCトラバース」
技法19 「検索語みがき」
技法20 「シネクドキ探索」
技法21 「文献たぐりよせ」
技法22 「リサーチログ」
技法23 「事典」
技法24 「書誌」
技法25 「教科書」
技法26 「書籍探索」
技法27 「雑誌記事(論文)調査」
技法28 「目次マトリクス」
技法29 「引用マトリクス」
技法30 「要素マトリクス」
技法31 「タイム・スケール・マトリクス」
技法32 「4分割表」
技法33 「トゥールミン・モデル」
技法34 「転読 Flipping」【速読01】
技法35 「掬読 Skimming」【速読02】
技法36 「問読 Q&A Reading」【速読03】
技法37 「限読 Timed Reading」【速読04】
技法38 「黙読 Silent Reading」【平読01】
技法39 「音読 Reading Aloud」【平読02】
技法40 「指読 Pointing Reading」【平読03】
技法41 「刻読 Marked Reading」【精読01】
技法42 「段落要約 Paragraph Summarizing」【精読02】
技法43 「筆写 Scribing」【精読03】
技法44 「注釈 Annotating」【精読04】
技法45 「鈴木式6分割ノート」【精読05】
技法46 「レーニンノート」【精読06】
技法47 「記憶法マッチング」
技法48 「PQRST法」
技法49 「プレマップ&ポストマップ」
技法50 「記憶術(ニーモニクス)」
技法51 「35ミニッツ・モジュール」
技法52 「シンクアラウドThink Aloud」
技法53 「わからないルートマップ」
技法54 「違う解き方」
技法55 「メタノート」
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学びの技法から、なぜ学ぶかまで問われている。
わたしの場合は言い様のない学びへの意欲がどこへ向かうのかわからないけれど、学ぶことや知ることがきっと導いてくれるのだろうと確信を持てた。
一番印象的であったのは、動機だ。なぜ学ぶか、そのきっかけを問い直したところ、尊敬や憧れや羨望、嫉妬まで自分の中に様々な感情があったことだ。
本書の魅力は機知に富んだ語りから、学びをともに模索していくという点にある。独学のサポートとして頼りがいのある一冊だと強く推す。