投稿元:
レビューを見る
相変わらず、藤本ひとみ先生は読者を惹きつけるのが上手い。まさかアーヤが登場するとは思わなかった。二人の関係に、手汗が止まらなくてニコニコしぱっなしだったから表情筋が痛い。今回のお話も高校と大学の受験用紙に出るのかな?藤本ひとみ先生のそういうお話チェックしなきゃ。
投稿元:
レビューを見る
最初軽く読んでいたら途中で主人公は「高校生?」と不思議な気持ちになって読み返したらそう書いてあり。
高校生がこのレベルでリーマン予想を証明しようとしていることに主題の無理が感じられた。が、もちろんあり得なくはない。数学者はこの高校生なのか、途中で登場する某者なのかはよく分からなかった。
藤本ひとみ氏がここまで数学をわかって書いているとしたらすごい。というか高校時代に数学が好きで、大学も工学部に行った私にもちんぷんかんぷんでした。
いやはや。
投稿元:
レビューを見る
舞台はいろいろと凝っているが。
主人公が頭を悩ませる高校生のレベルを遥かに超える数学の難問に対する解法のヒントを簡単にアドバイスできる人物が隣の家に引き籠っているなど、好都合な感じがなくもないし、入れ替わりのトリック?も意外感がない。
投稿元:
レビューを見る
母親や同級生と距離を作るための方法が美しい数式に没頭すること。ひと夏没頭するために人気のない鄙びた学生村を選ぶが、そこに待ち受けていたのは...という推理もの。作者の藤本ひとみ氏の作品名はヨーロッパの歴史の香りのするものが多いなか、なんとなく手に取ったが読みやすくいっき読みだった。数学の深淵を理解する者との出会いの部分が良い。
投稿元:
レビューを見る
数学に魅せられた少年が、行き詰まりを感じて田舎の合宿プログラムに参加。そこでは不可解な事件が次々と起こり、数学で培った論理的思考力を解決する、というミステリ。『羊と鋼の森』と同じく人生に行き詰まりを抱えた若者が、自分の進むべき道を決める、というテーマ。数学をしていると時間を忘れてしまうと言う経験のある人は共感ポイント多数でオススメです。
投稿元:
レビューを見る
タイトルは“数学者”だが、主人公は高校2年生の“数学生”だ。夏休みを利用して、数学に没頭するため伊那谷の学生村を訪れた彼が……なにをするんだろう(笑)? 派手な事件は起きず、主人公は自意識過剰のうえに空気が読めず時間にルーズなめんどくさいやつで、彼が右往左往しているうちに事件は勝手に解決していく。なんだこりゃあと途方に暮れた。巻末の著作リストの筆頭に挙げられているシリーズ名を見て検索すると、ジュブナイルのシリーズものの続編だと判明。まあ、読んでなくても特に困らなかったが。
投稿元:
レビューを見る
違和感ありすぎ。
高校生が長野の村の住宅地図持ってる?何度も食事を忘れる?音楽がんがんなのに、引きこもりを知られてない?
投稿元:
レビューを見る
意味の無い方言多用で読みにくい。数学と推理が完全に分離していて、設定の意図がわからない。時間の無駄でした。
投稿元:
レビューを見る
タイトルを見て「面白そう」と思い、読んでみました。
確かに、「数学」の要素を取り入れた内容ではあるのですが、本当の意味での「数学者」は出てこないので、「タイトルに騙された」感はぬぐえません。
それから、主人公は、高校の「数理工学部」という部活に所属しているようなのですが、最初にこの部活の名称が出てきた際に「理数工学部」となっていたため、非常に戸惑いました。
テーマとしては、戦争の悲惨さとか、高齢化社会とか、地方の過疎化とか、8050問題とか、いろいろと盛り込まれていまして、作者の考えや思いが詰まっているものと思われます。
個人的には、押し付けがましいとは思わなかったので、その辺りは参考になりました。
その一方で、言葉の使い方については(とくに様々な描写において)、違和感がある部分が多く、そこは読んでいて少し気持ち悪かったです。
ストーリー的には、ちょっと強引だと思いましたが、最後は、希望が持てる終わり方で、そこは好感が持てました。
投稿元:
レビューを見る
話が方々に広がっていて最後がどうなるのか途中から読めなくなった。
ハラハラ、ドキドキもあって最後まで飽きない展開だった。
数学は苦手なのでさっぱりわからなかった。
満州の話は遣りきれない。
翠の人生には何かいいことがあったのだろうか。
ずっと報われない思いで生きてきたのなら本当に遣りきれない。
無謀な国に翻弄された人々は翠だけではないだろう。
和典のような若者がこの歴史をもっと知るべきだと思った。
読みごたえがある話だった。
投稿元:
レビューを見る
読書感想文の中学生の課題図書みたいな感じ。
様々な要素は、全て入ってはいる。ぢ、活き活きしているか?
投稿元:
レビューを見る
数学の世界を中心に、夏休みを田舎で過ごす高校生の将来への不安とそこで出会った人々との交流の中で成長していく姿に勇気付けられる。
誰しも心の中に葛藤を抱え、それを乗り越え、また折り合いをつけながら生きていくものなのだろう。
投稿元:
レビューを見る
初めてこの作家を読んだ。数学全くわからないが。何となくイメージは感じる。数学の話かなと思っていたら、後半、怒涛の展開。
投稿元:
レビューを見る
瞬時に色々考えて、判断している上杉君はスーパー高校生。個人的には彩ちゃんと仲良くして欲しいなぁと思います。
失楽園のイヴよりは納得…共感できたかな。
投稿元:
レビューを見る
ひとみ先生の過去のシリーズの続編と聞き、題名から勝手にシャルルが出ると思って読んだのですが、KZシリーズでした。(表紙をよく見ると、KZと書いてありました)
KZシリーズは、何となく覚えているのですが、登場人物の名前を見てもピーンときませんでした。(要するに、忘れているという)
でも、これはこれで普通に読めます。
数学に行き詰まっていた高校生が、この状況を何とかしたいと思い、夏休みに高校生を田舎に呼んで過ごすという、プロジェクトに参加します。
そこで色々な事件に遭遇します。
田舎のことが事細かに書かれていて、ひとみ先生の出身地がモデルになっているのか?と思ったりしました。