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第79回アワヒニビブリオバトル「24時間耐久ビブリオバトル@オンライン」第17ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
2021.09.19
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将棋+ミステリーという移植の組み合わせに惹かれて購入。
アマ級位者レベルではあるが自分も将棋を嗜んでおり、戦法・定跡・棋界のルールなどはある程度理解しているつもりだったため、どんな物語なるのか心を躍らせながら最初のページを捲り始めた。
物語はプロ棋士を目指す二人の女性を中心に進んでいく
永世飛王を祖父に持つ勝ち気な天才少女、飛鳥。
同じ天才ながらも生まれつき病弱な女性、夕妃。
互いに譲れないもののため、盤上でぶつかり合う飛鳥と夕妃。女性初のプロ棋士になるべく奨励会三段リーグに挑む二人の戦いは、彼女たちの周囲の人々を魅了し、そして惑わしていくことになる。
手に汗握る対局の熱量に圧倒されながらも、夕妃の謎めいた生涯を徐々に紐解いていくミステリー要素も面白く、中盤辺りから読む手がどんどん加速していった。
物語は想像もしていなかった結末を迎えたが、将棋の師弟関係は血よりも濃い繋がりと言うほど。夕妃と『彼』には、どうか幸せになってほしいと心から思う。
私としては竹森夫妻がとても好きだったため、もっと二人の絡みが見たかった。ケンカップルは尊いものだ。
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棋士になる強い決意で努力してきた二人の女性の物語。
千桜夕紀の秘密が明かされる後半はぐいぐい読めた。
諏訪飛鳥がどんどん好きになっていく不思議。千載一遇のチャンスを何度逃しても挑戦し続ける強さがかっこいい。