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王道を征く西尾維新の推理アドベンチャー(?)。
人類最強の、と枕につくものの最強シリーズとは一線を画した読み味で、どちらかと言うとヴェールドマン仮説やデリバリールームが近い。
私は上記2作品に含まれる謎かけありグロあり勧善懲悪あり胸糞あり、みたいな最近の西尾維新の傾向がけっこう好きなので楽しめました。
あと戯言シリーズからの友情出演が個人的には嬉しい。次回作でも友情出演があるようで、今から発売が楽しみです。
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最近の西尾維新は妊婦に恨みでもあるのか。
殺し方(死に方?)はかなりえぐいけど、それ以外はいつもの哀川潤だと思った。
昔のキャラが出てくると同窓会みたいで楽しい気分になる。
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人類最強たる赤き女がヴェネチアで
溺殺犯の殺人に巻き込まれるお話。
今までの最強シリーズとは一線を画す印象。
これまでの4作はあくまで哀川潤個人の悩み?問題に焦点があったが、今回は割と推理小説ぽかった。
最強の物語での動かし方が板についてきた
というか、忘却シリーズと似た印象を覚えた。
そう考えると、哀川潤じゃなくて掟上今日子でも、同じような作品が描けそう。
遠回り大好きで、推理のやる気がなさげな最強と
網羅推理を駆使する最速では解決の展開は違うけど。
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作者本人があとがきに書いている通り舞台がヴェネチアである雰囲気は濃くないし、柱となる一筆書き問題の顛末も雑だし、謎解きも乱暴だ。
キャラクターの絡みと、文体と勢いで読ませている感が強いが、それでも読まされてしまうし、充実した読後感を味わえるのは不思議だ。(騙されているかもしれないが)
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【西尾維新との出会い】
まずは、
私が西尾維新と出会ったきっかけ
からお話していきたいと思います。
私が読書が好きになり、
本を読むようになった頃に
友人からオススメされたのが
『物語』シリーズだったという訳です。
その友人の影響で『物語』シリーズの全巻と
アニメを読破してしまったぐらいにはハマりました。
その友人はもちろん『刀語』、
『戯言』シリーズも読んでいるような
西尾維新の熱狂的ファンなのですが、
私は読書スピードがそれ程速くないのと、
他の作品も同時に読んでいると
いうことからまだ全作品を読めてはいません。
ですが、今回紹介する『最強』シリーズの
主人公・哀川潤は
『最強』シリーズ以外にも『戯言』シリーズと
『人間』シリーズにも
出ているので知っていました。
更には劇場版『傷物語』での
入場特典小冊子『混物語』という、
『物語』シリーズのキャラクターに
他の西尾維新キャラクターが
ゲストとして登場するというものがありました。
そこで『じゅんビルド』という
タイトルでキャラ同士の絡みもあります。
『混物語』は全部まとめて
一冊の本としても出ているので、
西尾維新の他作品も知っていて
是非読みたいという方におすすめです。
【西尾維新の数あるシリーズを渡り歩いてきた】
『戯言』シリーズとは、
第23回メフィスト賞受賞の
『クビキリサイクル』で
西尾維新さんがデビュー作から
シリーズ化された作品になります。
ミステリー作品ですが、
割とミステリー感がない作品になっています。
天才たちが孤島に集められて事件を
解決するという作品です。
キャラクターはかなり癖のある
ねじ曲がったキャラクター達ばかりが出てきます。
デビュー作であり、
西尾維新らしい言葉遊びが使われている作品です。
『人間』シリーズとは、
『戯言』シリーズ中の登場人物で
零崎人識が率いる
“殺し名”第三位《零崎一賊》
の戦いの歴史が語られるシリーズです。
その両方に登場して、
主要キャラでもあるのが
哀川潤という訳です。
【最強シリーズ】
最強シリーズの主人公である哀川潤は
最強の請負人です。
西尾維新作品の『戯言』シリーズの
主要メンバーとして登場し、
『人間』シリーズを経て、
『最強』シリーズで主人公として
登場しました。
なかなか複雑な経緯を持っている
キャラクターと言えます。
そんな『最強』シリーズの最新作が
今回ご紹介する『人類最強のヴェネツィア』
という本です。
作者らしい言葉遊びと
謎かけが巧みに絡み合って
物語はとても面白いです。
余談なのですが、
この『最強』シリーズは
前巻の『人類最強のsweet heart』
という作品で完結しているはず��のですが、
また『人類最強のヴェネチア』が
新作として出ました。
一応、なんとなく『最強』シリーズとは
別なのかなと読んで思いましたし、
これまでの短編ではなく
長編になっているというところもあるので
一括りにくくれないのかなと思います。
それと、前作の『人類最強のsweetheart』
で完結って言ってたんですよね。
今後が楽しみです。
是非お読みください!
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ヴェネチアとケーニヒスベルクの橋を軸にしたすったもんだ。哀川潤さんが主役を張っていると、安心して読んでいられる。班田玲さんの久々の登場、と言っても『クビキリサイクル』覚えていないので、10年以上ぶりに再読してみようかなと思っている次第。表紙の潤さんの目ぢからに対して、裏表紙の目を閉じているみよりちゃんと玲さんの対比が印象的。
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人類最強の請負人・哀川潤。彼女が訪れたヴェネチアで起こる溺殺魔・アクアクアによる連続殺人。ケーニヒスベルクの橋の理論の検証という目的もあるにはあるけれど案外お気楽な観光旅行のように気軽に読める一作です。
戯言シリーズは読んだけれど人類最強シリーズはまだ読んでいなかったな……哀川潤、そんなにいろいろぶっ飛んだことをやっていたのか! まあただものじゃないのは知っていたけれど、どこまで凄いんだこの人は。そしてあいかわらずの軽妙な会話も楽しいです。連続殺人はかなり酸鼻なものだし、彼女たちに訪れる危機も笑い事では済まないはずなのだけれど。なんだろう、やたらとシュールで(良い意味で)緊迫感がまったくありません。むしろこんな人たちに出会ってしまったアクアクアが気の毒かも?
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西尾維新、妊婦の話(デリバリールーム)のあとに
そんな話?と冒頭読みながら思いました。
人類最強はもう地上では見られないかと思ってましたが
そんなことなくて良かったです(笑)
相変わらず規格外ではありますが。
シリーズ化目指してるようで、続刊が楽しみです。
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過去のシリーズ覚えてたら、もっと楽しめたんだろうなぁ…再登場したのは嬉しいけど、ちゃんと覚えてなくて悔しい(ーー;)
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旅行先で待っていたものは。
殺された皆が普通ではない死に方をしていたが、冷静に対応している辺り流石だよな…。
拷問後の死体もあったが、誰にもバレずにするとなると準備が大変そうだ。
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9/26〜9/27読了。
なんと気無しに図書館に行き、なんと気無しに西尾維新の棚を見たら状態の良い本作を発見。
最強シリーズは初恋を遥か昔に積んでから一頁も読んでない。
その為、初恋を読むモチベが上がればと思い数ページ読んだら、引き込まれるものがあり借りてしまう。
導入が羊水で溺ぼれるのか?みたいなことを真面目に考える殺人鬼が登場して引かれてしまう。
正直、哀川潤の語り部は臭いものがあり読んでて苦しいモノが結構あった。
メイドとみよりちゃんの会話自体は、そこまでキツすぎるというほどではなかった。
めだかボックスの時も思ったけどノーキンが主人公になると、主人公視点結構キツいかもしれない。
西尾維新の語り部はキモいほどに思考しまくるのが良いが、ノーキンだからあんま思考しないのがだだ文字羅列してるだけじゃん。と思ったり。
しかし、犯人視点はかなり良かった。やはりサイコキャラの心理描写が上手過ぎるのかもしれない。
あと普通にサイコ犯人の殺害手法も斬新すぎて面白かった。
ただ、最後の最後のタネあかしは流石においおいおい。となったけど、まあでも解決パートが無理くりなのは今始まったことじゃないから良いかと開き直ることに。
海外舞台の西尾維新作品は初めて読んだと思うが、結構面白かった。
全世界の知識をお持ちならば、最早海外シリーズみたいなので別キャラで独立させて欲しいと思ったりも。
最強シリーズを他にもしっかり読もう!とは思わなかったけど、読みかけてる戯言シリーズを読了しよう!という気持ちぐらいは湧くそんな一冊。
多分番外編みたいな位置付けなんだろうけど普通に楽しめる1冊でした。評価3は語り部ととんでもタネあかしでマイナス。
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図書館で戯言シリーズの人類最強の表紙を見て手に取ってみた。
犯人の語り部がサイコパスすぎてちょっと引いてしまった。ある意味良くも悪くも気持ち悪かった。
物語に没入するにはやや内容的に小難しく感じてイマイチだった。あともっと哀川潤には無双して欲しかったので残念。
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とにかく読むのが辛かった。好きな哀川潤関連でこれだと、年齢的にもう彼の著作を読むのは無理なんだろうな。買ってしまった分を読んだらやめます。
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――
10余年振りに帰った実家で黒死館殺人事件の初版を見付けました。引くぜ。
京都に行くなら西尾維新だろう、というわけで。紀行モノというところも重なるしね! それなら水の都つながりで大阪まで行ってしまいたいところだけれどそこは自制しました。なんとか。
赤いシリーズ相変わらずの疾走感だけれど、今回は特にミステリ色が強め。強烈な、殺人事件モノである。
それはもう現実味に欠ける主人公側(人類最強と天才とメイド長)に対して、殺人鬼側の薄膜のように丁寧に丁寧に重ねられた狂気のほうが、かえって現実味を帯びてきていて怖くなる。仄暗い水の底から、その狂気が暴かれる様よ。
ああ、なんて鮮烈な赤。
なるほど、最強シリーズとは少し趣を異にするのかな? これはこれでシリーズになりゃしないか。哀川潤トラベルミステリー。
☆3.7