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これを読んで…卑屈だなぁとか、
偏屈だなぁって思ってしまうので
もうナオコーラさんの本読むの引退しようかな。
合わないとおもいつつ読み続けていたのですが、
こんな人が身近にいたら面倒くさいなって
著者のエッセイや小説込みで毎度思う。
ジェンダーを笑うなとあるけど、
本当にこの人LBGT理解してるのかな。
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ジェンダーについての議論が世の中で発信しやすくなった今(まだまだ批判や語弊も多いですが)、極端な伝え方ではあるけれど、今までの“当たり前”を考え直す時期にきたことを考えさせられる作品。
性別だけで区切られる“らしさ”に沿って生きるのはもうこの世代で終わりにしたいですね。
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著者の主張をそのまま登場人物のセリフに乗せているだけ。状況説明的なセリフが多い映画のように味気なかった。
主張そのものは大半が賛同できるものだが、こういう形で提示されると作品としてもつまらないし説教くさくて逆効果なのではと感じてしまった。
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笑うな、トピックを変えて出ましたな。トピックはおもしろかったけど、いつの頃からかなんとなくこの方の作品に妙な気の強さを感じるようになってしまってる。それでも一応読んでるんだけどね。自分も年齢を重ねていて(無論著者も)感じ方も変わっているのでしょう。初期作品、また読んでみるかな。
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ジェンダーがテーマの本。面白かった。
ヘンテコな世界に見えて笑ってしまったけど、実は今の日本はこれとそう遠くないのでは?と思ったら少し怖くなった。
わたしはフェミニストではないし、ジェンダーに過敏すぎる人は苦手だけど、生きていく上でジェンダーの問題とは戦っていかなくてはいけないのだなぁと思う。
自分も、無意識で性別に関することで人を傷つけたくない。もしこの先子どもが出来たら、慎重に見極めたいと思った。本当はジェンダーなんて、大きな差ではないのだから。
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これ、苦しい結末におわったらどうしよう、と、ドキドキしながら読んだ。
真っ向勝負なジェンダー問題提起小説。
内田樹の『ローカリズム宣言』の直後に読んだら、なんとも意外に、頭の中でリンクする。
『役割分担は、もう時代に合わないんだろうね。必要とされていなくても、生きていかなくちゃいけないんだ。他の人でもできることを自分でやっていいんだね。たぶんさ、相手にできないことを自分でやるという仕事でしか自分のそんな価値を確認できないと思い込んでいるから、『できない人』を捻出しようとしちゃうんじゃない?自分にしかできないことをやるんじゃなくて、相手にもできることを自分がやるんだね。』
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男女の肉体の差や精神的な部分で考えさせられた一冊。性別を超えての内容に近未来的な感覚になりますが、でも実際は未来になっても男女の肉体の差はあるんですよね。この小説のようにはならないと解りつつも、肉体の差が無くなっても良いのでは、と思ってしまいました。
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p102「ああ、そうなのかもしれない。誰が楽しんでいるのかなんて、どうでもいいのかもしれない。楽しい出来事が起こっているのなら、それだけでいい。主体なんてどうでもいいのかもしれないね」
父乳の夢、笑顔と筋肉ロボット、キラキラPMS(または、波乗り太郎)、顔が財布
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初期の作品を幾つか読んで色んな意味でするすると流れていく感じの作風の印象だったのでここの短編集は男性の女性への無理解を啓蒙されていく感が強過ぎて、可読性と状況の間に色々な無茶感を感じてしまった。「SF作家は車の発明の予想ではなくて車の発明によって渋滞という現象を予測できないといけない」とどこかで読んだが、最近のこの手の小説は世の中は、古い価値観を「アップデート」せねばという強迫観念に似たものが根底にあって、渋滞予測の視点が欠けてる気がする。いやこれはSFじゃない純文学だからってのはさすがに…。
それが処女作タイトルに引き継いでの「笑うな」って事なんだろうが。
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母乳、体格差、生理をジェンダーを超えてSFのように描く傑作。とにかく全部読んで思ったのは世の中に向き合うこと。
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やっぱり好きなナオコーラさん
これって男性に多く読んでほしいな
性別を理由にすることがなくなることなんてないんだろうけど。
これから世の中がどんな風に変わっていくのかな
まさに今、PMSでつらいよー
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中編のものが4つあって、それぞれタイトル通り肉体=性別と位置付けて物語を展開させていくのだけれど....。うーん、どれも題材は良いのだけれど、少し浅かったかなあという印象。しかし考えるきっかけはなるし、1時間足らずで読了出来るので、誰かと読みあってフィードバックするのが良いのかもしれない。
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ジェンダー平等に関して、純文学4作品で綴る本作品には不思議な魅力があります。第1作目の「父乳の夢」は、医療の進歩によって父の胸からも乳を出すことが可能になったらとした日常。母乳神話、出産後の母親の苦労や育児について、父親の育児参加について会話形式で自問自答します。第2作目の「笑顔と筋肉ロボット」では、女性が筋肉ロボットを装着して男性以上の力を持った生活描きます。第3作目は、PMS(月経前症候群)の月単位の感情や気分の波を、フラットな生活や感情の描写と対比し、最後は波乗りサーフィンという感情や気分の波の大切さについても理解を深めます。第4作は、単純な顔の美醜について、顔認証システムの中で、個性を大切にすることを訴えます。多様性を重視した本作品は、コロナ禍だからこそ心のオアシスとしてお薦めしたい。
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性別を特定したり、性別で分類したり定義したり、そういうのにとにかく抗おう、抗いたい、抗ってやる、そんな心意気というかもう意地のようなものをひしひし感じた。
育児や母乳に対する考え方はおおむね賛同できたし、これもっと広まれと思う描写がたくさんあった。上の子を産む前にこういう価値観に触れたかった。
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“「出産や授乳で絆を作ろうなんて、そんな甘いことを考えちゃだめだったね。他のことで絆を……、いや、絆なんていらないんだ。毎日おむつを替えて、一緒に出かけて、周りに挨拶しようとして、うまく挨拶できなくて一緒に泣いて、転んで怪我して、起き上がるのを待って、病気になって、病院に付き添って、人間関係でつまずいて、学校休んで、失敗したところに寄り添って、みんなに置いていかれても信じて、待って、じっくり話を聞いて、なんとなく親になっていくのかもしれない」”(p.113)
“「なんでそんなにイライラと性別を繋げたがるの?イライラと性別を繋げたら安心できるの?」”(p.198)
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おもしろかった…
びっくりした…なんか、すごく衝撃を受ける短編集だった…へんちくりんなものをいろんな角度から見て、中を開けてみたり、ぐるぐるまわしてみたり、する小生だった。きもちがよかった。