電子書籍
人、神、鬼
2020/11/15 20:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐぅちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が鬼を創り出す。救うのもまた人。
カッコいい曳屋シーンは描かれないけど、コーイチが活躍してたから良しとするか。賢く優しく強いコーイチはホント素敵。
仙龍さんは相変わらずのイケメン振りで、春菜の心が成長してる。
見守るみんなが優しくて、羨ましいなぁ。
隠温羅流の因は果たして!?次回作が待ち遠しい。
電子書籍
面白かったです
2023/07/07 15:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
体の不調により溜め本になっていた本を一気読み
流し読みではなくじっくり読みたかった本なので時間はかかってますが
少しずつ消費中
期待通り面白かったです
投稿元:
レビューを見る
今回は吉備津の釜のような物語(ほぼママかな)
くずのような人間というのはいるもので、先日まで「誓願」を読んでいた私には笑えないなぁと。
でも、いつも通り面白いですよね。しっかりと資料も当たっている作品は読んでいて楽しい。
続きが楽しみだなぁ。
投稿元:
レビューを見る
話はどんどん佳境に入り、考察が楽しいですね。
今回の因縁を持ってきたのは パグ男じゃなかったのは残念でしたが こういった認めない系、自分勝手な人はいるよなぁ。
味方の中に 敵がいるので ハラハラドキドキさせてもらいました。
陽のパワー全開で、頑張れ!春菜(ハナ)さん!
投稿元:
レビューを見る
今回からいよいよこのシリーズの核心にふれていく
少しずつ進む2人が良い
それと並行して今回はイソラと言うことで吉備津の釜の話
春菜が上司でもある酷い男にタンカ切るのは清々しい
人を呪わば穴二つ
呪った女を救うために奮闘するってのも良い
投稿元:
レビューを見る
髪の毛ってなんであんなに怖いんだろう。大量にあれば気持ち悪いし恐ろしい…。今回は春菜の勤める会社で、連日絡まった黒髪が見つかり白い人影が見えたことから始まる。こうなった原因はある男の非情な行いからはじまっているのだが、この男の最低さ加減と言ったらあのパグ男でさえかわいく見えるほどなのだ。ああ腹立たしい!でもやっぱりラストはさすがの知識と行動力、団結力に感嘆する。そして巻を追うごとに力強くなっていく春菜の覚悟と行動力が眩しい。シリーズ8作目、物語もラストスパート。きっと春菜が何か見つけてくれると信じている。
投稿元:
レビューを見る
パグ男より酷い奴、参上。生臭坊主が奴を指して「遊び人の風上にも置けぬド素人」と評するのに笑った。なにしろパグ男が一瞬恋しくなるぐらいの酷さだから、こんな奴、せいぜい祟られたらええやんと思うのですけれど、見殺しにはしない春菜ちゃん偉い。
序盤の仙龍と春菜のやりとりにはこっちが照れる。何その高校生みたいなやりとりは。これ読んでニヤけてる自分にまた照れる。
昔の因縁ではなく、今まさに生じた因縁である点が本シリーズとしては新鮮。面白半分で近寄っては駄目な場所がどこにでもあるということを肝に銘じます。浄化は近いのかな。
映像化するとしたら、コーイチには菅田将暉がぴったりだと思うのですが、そんなことないですか。
投稿元:
レビューを見る
前回、クライマックスに突入しそうだなーと思ってたのに、結構肩透かしでした。でも、常務の話は面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
髪の毛が怖い。
今回も夜中に読んでいて、ふと耳に入る家の中の物音が怖い作品だった。
正統なホラー感のある導入部から始まるが、隠温羅流の起源に迫る探索と本編の怪異譚が同時に進むので、本題の怪異にはなかなか対峙しない状況が中盤まで続く。
また、本書の主題の怪異(= 雪女、畏修羅、カヤ)と、別系統の怪異が入り交じり、怪異の発生時にはすぐに見分けがつかず、ミスリードされたような状況(ex. ハナの部屋に現れた鬼はカヤかと思ったし、かなり強力で脅威だと思った。出雲大社境内での厄を背負った女は「カヤが出雲まで憑いてきたのか!」という危機感と出雲大社周辺の安らか(安全)な雰囲気とのギャップで緊迫した)になった。
個人の個人に対する呪い(建物が介在しない)は隠温羅流では対応できないのではないか?と思ったが、箱を作って回すのかと感心した。
鶴竜建設の材が手元に大量にあるのは前作からの複線であったが、それでもご都合主義的になる部分を、シリーズを通しての"運命(= 流れ)"で解決しているのはうまいと思った。
これまでは敵も味方もバックグラウンド(人間味があり、哀しいものも多い)があり、怨毒草紙でさえ同情の余地はあったし、完全に滅するべき敵は堕天使堂の悪魔くらいだった。
本作では「守るべき対象が全く同情の余地がなく、敵に感情移入してしまう」という珍しいながら現実でもありえそうな設定で、
その物語として扱いにくそうな矛盾を「敵を鬼にしない、永劫の苦しみを味わわせないため」に祓うと持っていったのはなるほどと思わされた。
余談だが、雨月物語を読み終わったばかり(;先入観を持たないためにどの本も概要を読まないので、買ったときも読み始めたときも関係するとは思っていなかった)だったので、「吉備津の釜」は以前からの伏線でもあるが、実にタイムリーで自分の"流れ"を感じた。
投稿元:
レビューを見る
何だかいつもと趣向が変わった気がする。
春菜の会社の相談役として来た胸糞悪いオッサンの愛人が己の髪を毟りながら呪いを掛け自殺した。その呪いで妻ともう1人の愛人が死んだ。彼女はあまりの怨念で鬼と化してしまうのだろうか。
今までで1番怖い女の怨念だった気がする。
そして仙龍の因縁も謎のままだし。
投稿元:
レビューを見る
2021/3/20
仙龍の告白!告白へのアンサーか。
いやあもうすごいな。何と言うか正しいな。
照れたり意地張ったり憎まれ口叩いたりしないよ。濁しもしないよ。
ストレートにそのまま表現するよ。なんか新鮮!
まあもう仙龍カッコいいんで。もうそうとしか言いようがないんで。
コーイチや他の職人にもバレバレやったんは意外。
だーれもからかったりしないのね。カリスマの成せる業かしら。
でももうちょっと素が見たい。
今回のデレポイントは春菜をバックハグして肩に顎を乗せるぐらいだもの。
バックハグも危ないから支えてるんやし、厳密には肩に顎を乗せたとこだけやな。
なんと身持ちの固い。
いつか仙龍が上手に隠している心の内を見せて欲しい。
きっと萌える。
そしてずっと気になってた仙龍の年も判明。34歳、結構若い!
投稿元:
レビューを見る
怖かったー!このシリーズ読んでて、初めて怖かったかも(笑)いつもラブ的要素で読んでいたから、怖い方の思い出があまり残ってない。仙龍の好きだって言葉だけでキュンキュンでした(*´∀`)まわりの人たちは、仙龍の恋心にみんな気づいてたんだ!って思ったら、ニヤニヤが止まらないです。
東京の幽霊屋敷になった廃院は、藤堂比奈子に出てきたやつなのかな?気になる〜〜〜。
投稿元:
レビューを見る
むむむ…まさか、ホラーを読んで涙するとは!!
自分の能力を超えてまでも、頑張る女の子は大好きです❤︎
投稿元:
レビューを見る
建物の因縁じゃなかったのが物足りないが、髪の毛は怖い。なんであんなのに引っ掛かったのだろう…。今回もコーイチが良かった。仙龍のことをそんなにしゃべっちゃって大丈夫か?ま、本人たちの進展がないから仕方ないか。
投稿元:
レビューを見る
気づけば今月だけで同シリーズ4冊を読了、本作がシリーズ第8弾です。
本作は建物に憑く怨念を曳くのではありません。
人の怨み、その思いの強さは人を鬼と化す。
怨みを抱えたまま自らの命をたった佐藤伽耶、成仏することも出来ず彼女はただ自分を裏切った手島への復讐とし共に未来永劫地獄の業火に焼かれようとする。
前作で春菜が仙龍を救うべく隠温羅流の過去を調べることを決意し、本作もその為にコーイチと共に出雲大社を訪れる姿が描かれますが、そこからは一気に伽耶を救うべく伽耶と対峙するストーリーへと流れていく。
人の思い、怨み、その強さは時に死してなお本人をも苦しめ続ける。
しかし、そんなストーリーの中でも少しずつ隠温羅流のルーツが解き明かされていく気配を残す。
そして春菜の胸に現れた痣。
どんどんクライマックスへ近づいていく感が寂しさを増しますが、積読は本作で終わってしまいました。
シリーズ最新作となる「蠱峯神」、近日中に手にすることになると思いますが、それまでの間は違う積読を読むとします。
説明
内容紹介
恨みに変ぜし雪女の恋心が怨神を呼び覚ます。
祓い師・仙龍と想いの通じた春菜は、霊場・出雲へと向かう。
建物にまつわる怪異譚10万部突破!
☆☆☆
葬儀に訪いし白装束の女は、にたりと笑って掻き消えたそうだ。
春菜が勤めるアーキテクツに異変。
連日見つかる絡まった黒髪や不気味な人影の怪は、連続不審死事件に発展する。
色男だが高慢なエリート・手島を守るため、仙龍は奇怪な”匣”を用意する。
一方、刻々と迫る仙龍の死を止めたい春菜は隠温羅流の深淵に迫る。
手がかり潜む出雲で異形の瘴気を背負った女と出会うが――。
内容(「BOOK」データベースより)
葬儀に訪いし白装束の女は、にたりと笑って掻き消えたそうだ。春菜が勤めるアーキテクツに異変。連日見つかる絡まった黒髪や不気味な人影の怪は、連続不審死事件に発展する。色男だが高慢なエリート・手島を守るため、仙龍は奇怪な“匣”を用意する。一方、刻々と迫る仙龍の死を止めたい春菜は隠温羅流の深淵に迫る。手がかり潜む出雲で、異形の瘴気を背負った女と出会うが―。
著者について
内藤 了
長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー.。同作からはじまる「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズは、猟奇的な殺人事件に挑む親しみやすい女刑事の造形がホラー小説ファン以外にも支持を集めヒット作となり、2016年にテレビドラマ化。近著に『PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』(角川ホラー文庫)、『スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁』(祥伝社文庫)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
内藤/了
長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていた��のです)