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ダイヤモンドプリンセス号で名を馳せた岩田先生のコロナ本。丁寧というにはライトタッチすぎるけど、読みやすいし事実が伝わるという意味ではよい本。
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常日頃からブログやTwitterをチェックしているから、コロナに関するスタンスについての本作も、特に目新しく感じられる部分はほぼ皆無。でもそれが、すなわち無駄な読書かというと全くそんなことはない。タイトルの通り、丁寧に考えるのが本書の目的。必然的に、同じようなことを繰り返し反芻し、確実に自分の腑に落とすことが狙いになる。そしてその狙いは、かなりの高次元で達成されているものと考える次第。
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現状のコロナへの理解がすすんだ。
日本もいいジャーナリズムが欲しいなぁ
とつらつら思ってしまいました
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岩田先生の本、初めて拝読しました。
読みやすかったです。
「わかること」についての説明が、私にとって納得のいく説明で、読めてよかったです。
数理モデルについて、興味が湧きましたが、今の時点では、私にとっては難解で、わかるようになれる気がしません。汗
メインである新型コロナウイルスの感染予防策については、わかったような、わからないような感覚でいましたが、わからなさを抱きつつ、わかろうとする姿勢をこれからも大切にしていこうと思いました。
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タイトルの通り、「丁寧に」考えを示してくれます。普段受け取る情報が、いかに断片的なものかを改めて痛感。
複雑な事象を読み解くにも、シンプルな原理原則が大事ですね。
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感染の国ごとの違い、検査、マスク、緊急事態宣言、治療など新型コロナウィルスの諸問題について丁重に解説、西浦先生と違って歯に衣着せない筆致はある意味痛快だったりします。国ごと違いについては、BCGや血栓と人種の関係などにも触れてますが、中国との近さによって東アジアやオセアニアは初動が早かったからではないかと結論付けています。もしこれが要因なら日本もいつ欧米並みになってもおかしくないということになりますね。くわばらくわばら。
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最新のデータでないため考え方が参考になる。
基礎を再勉強できる内容が多かった。
・うまくいっているかどうかは人口あたりの死亡者数
・マスクは感染者が感染を広げるのを防ぐことであり非感染者が感染しない効果はほとんどない
・SARS-CoV-2はウイルス名、covid 19は病名
・遺伝子を検出するPCRか粒子の一部を検出する抗原
・PPEの着脱そのものが感染リスク
・感度は陽性数/感染者数なので感染者を集めて何%が陽性になるか、陽性者数のうちの真の陽性者ではない
(特異度も検査陰性者数が分母ではない)
・重要なのは事前確率
・事前確率、検査の感度特異度、検査結果で疾患の可能性がわかる
・マスクよりもソーシャルディスタンスが優先、電車は要注意
・実効再生産数Rtは1以下でも毎日増減するもの
・治療薬の効果は統計学的有意差があるか(まぐれじゃないか)だけでなく臨床的な差があるか(何点差で勝ったか)
・アビガンは元々インフルエンザ治療薬、レムデシビルは元々エボラ出血熱の治療薬
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岩田健太郎「丁寧に考える新型コロナ」、2020.10発行。分かるとは分かると分からないの境界線がちゃんと引けるということ。(ソクラテスの言う、無知の知)まず、理屈っぽいなと思います。半分までしか読んでないですが、読みにくいのと分かりにくいのと。結論が遅いといいますか、ないといいますか。政府や役人への批判が多く、読んでてどうかなと感じました。批判が対案とか改善案につながっていけばいいのですが。半分ぐらい読んで失速しました。相性も悪い感じです。失礼しました。
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新型コロナ流行前には、完全に戻れなそう。
大人数で大宴会とか、10年後には昔話のネタになるのかな。
ワクチンの有効性、PCR検査の精度、コロナウイルスがもつリスク。
全てがグラデーションで、分かっていること、分かっていないことをしっかり知識としてアップデートしていかないと、偏った考えに盲信してしまいがち。
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続編も希望です!
情報量も多く、かつ読みやすい。
「8割おじさん」こと西浦先生との対談もたっぷり入っていて、読みごたえがあります。
岩田先生が、自分の予測ミスなども隠さず書いておられるので、信頼できます。
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言葉ってあくまで後から当てはめたものであって、同じ言葉でも使う所によって意味が変わったり、人によって解釈が違ったりする。
それを理解せず、自分の知っている言葉の中だけで考え、誰かを間違っていると考える姿というのは本当に多いと思うが、医学界も例に漏れずなんだなと思いました。
形式もまた然り。
マスクしようとの関連を示すフォレストプロットを見ただけじゃ、どんなマスクを使っていたか(素材や質)やどのようなつけ方をしていたか(口だけにしているとか)がわからず、すべてをひとまとめにマスクをしているとしているのだとしたら、そのデータってマスクの有効度に対して正確な参考になるのか?と素人目には疑問に思ってしまう。
親御さんって水泳する姿見るものなの?送り迎えすらしてもらったことないや。
この本を読んで、私は濃厚接触などの定義がわからないんだ!と気がつきました。
どのくらいが狭いの?何㎡?何分?何時間?何日?同じタオルを使うのは?同じ皿から取るのは?
どのくらいから換気してると言えるのか?どのくらい滞留するものなのか?
エアロゾルのイメージはずいぶん変わりました。
わからない話について無抵抗に受け入れてるんじゃなくて、自分の中での優先度の違いで、そういう話があると頭に留めるという世界線はあるのではないか…?
人は一生の間ですべてを学べはしない。少なくとも私はそうだ。
わかりやすく噛み砕いた教材の用意は大事なのについては同意見。
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流行病の初期の分析です。題にもあるように、丁寧な分析とわかりやすい説明で、岩田先生のお人柄が十分表われています。マスコミの切り取り報道では理解できない、流行の本質と状況が理解できました。その後の続編が望まれます。
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コロナ初期に書かれた本なので今は状況が変わっていることがあると思うが、少なくともこの方は「にわか」ではなく本当に感染症のプロなのだな、と感じさせられた。分かりやすく書かれており、コロナに冷静に向き合う手助けになると思う。