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世界がどんなに不安定な状態でも、毎朝飲める一杯の美味しいコーヒーがあれば幸せを感じられる?
ってことかな ムムム
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緊急事態宣言で古巣の顧問契約もうやむやになっていた所へ、その古巣からの呼び出しがあり、現地に向かうしのぶとスモモ。
今回のターゲットは東京に居ると解り…
コロナの所為で只でさえ思うように動けないのに、しのぶの事務所へ転がり込んでくるデラさん親子、バイトの透。三密はどこへやらな感じでしたが、しのぶの元へ集まるのは仕方ないのかな。あれだけ頼りになる人なら。
敵であるダーマに寝返ったスモモが心配でしたが、しのぶと敵対関係にならなくて良かったです。そして、ヤキモキしてたデラさんとの関係も前進してニンマリ。また次のシリーズへ続くのを期待してます。
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点が甘いのは、同志筏の活躍に免じて、ということで。
このシリーズは三部作完結にはして欲しくないね。
その意味では、3作目が文庫書き下ろしになったのが残念かな。
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シリーズ3作目。
1作目は単行本で出ていたが、文庫として、3ヶ月連続の刊行だったらしい。
前作では「キボウ」と言う謎のコンピュータウィルスの話だったが、今作ではコロナの緊急事態宣言下に起きた世界的なハッキング事件を描く。
半年以上が過ぎ、全国の感染者が1日2,000人を超える日が続いても、麻痺してしまったのか、緊張感のない現在の日本とは違い、まだ誰もが疑心暗鬼だった頃の心理状態も巧妙に描いている力作。
新型ウィルスの脅威とハッキングによる世界滅亡の危機への不安…久々に福田和代の面白さを感じる内容だったが、個人的にはこの軽いタッチのシリーズではなく、単体の作品として読みたかった。
EMP攻撃も近著「侵略者」の中でも使っているし、登場人物の軽いノリも微妙で、面白いのだけど、何だか設定と内容がチグハグなので、評価は控えめで。
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新型ウイルス感染が拡大する中、起きる事件。
2人の探偵と人類を7分の1にしようとする【ダーマ】との戦い。
【ダーマ】の正体に迫る展開が気になる本でした。
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図書館で。
新形ウイルス感染拡大中に、発生した独裁国家への攻撃。政府機関や企業へのハッキングなど今の世界の状況を反映したようなお話。
シリーズものの再新作みたい。前の作品も読んでみようかなぁ。
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出原しのぶ&スモモ探偵所第3弾。
あらすじ
新型ウイルスの感染が広がっている世の中。防衛省の明神、しのぶの元同僚に呼ばれる。世界中で、政府機関や企業の機密情報がハッキングされていて、調査を依頼するものだった。《ダーマ》なる人物?組織?AI?は中国政府になりすまし、他国にミサイルを発射しようとする。
一方、登場人物もそれぞれ考えることが多い。仕事がなくなり、環境を見直す機会になったのか。
しのぶはすももの将来を心配しつつ、階下のマスター小寺のことが気にかかる。小寺は長年誘拐されていた娘和音との関係がまだ上手くいかない。
ウイルスの拡大によって家に帰していた、受験生透も無理矢理戻ってきて、食事をサポートしてくれる。しのぶたちとの腐れ縁、ラフト工学研究所長、変人筏もなんだかんだで助けてくれた(猫グッズの準備も)。
そんな時、スモモが突然姿を消す。おそらく《ダーマ》側の勧誘にわざと乗ったか、しのぶ達の安全と引き換えについていくことにしたのだろう・・・。
コロナ感染拡大中の、社会の不安を上手く題材にした作品。あの頃は色んな情報が出回って、どれが本当か見分けるのも難しかった。
そんな世界中が危機に瀕している時に、むしろその混乱に乗じて、さらにコンピューターで混乱を起こそうとする《ダーマ》。しのぶたちは日本人いる《ダーマ》の一員を探そうとする。しのぶは凄腕ハッカーだし、すももも筏も天才なのでサクサク捜査は進む。物語の主軸はそれぞれの成長だな。すももはこれからもしのぶと仕事を続けながらも少しは自立しようという意志を見せる。透は穏やかながらも自分の意見を年上のしのぶにも言えるようになってきた。しのぶは小寺との関係を進めようとしている。
コロナ禍での終わりの見えなかった毎日の中で、自分が大切にしたいものは何か、ということを登場人物たちが気づいた作品だなと思った。