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亡くなった自分の父の姿と重なり、涙が溢れた。
食が細くなった中でも、好きな物をいっぱい食べさせてあげたかったなぁ。
その話またか、なんて思わずにいろいろインタビューすればよかったなぁ。
老いていくお父さんを受け入れ、そっと寄り添う筆者の優しさに、心が温かくなった。
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やっぱり益田ミリさんだなあ、と思うエッセイ。優しさが自然とにじみ出ている感じ。
その感性をはぐくんだであろうお母さんのエピソードがいい。
京都で人力車に乗ったとき、のぼり坂で車夫さんに「重いやろ?降りて一緒に押そか?」と言う話と、雨の日に「ピザでも取ろうか?」に対し「(ピザ屋のお兄さんが)怪我でもしたらかわいそうじゃないの」と反対する話。
主に亡くなったお父さんのことが綴られているのに、なぜかお母さんの方の話ばかり心に残ってしまった。
さらに「わたしの子供」という記述も斬新。
自分に娘がいたら、こんなふうに書いてもらいたいという一節だが、そういう発想自体が面白すぎ。
私には息子たちしかいないけれど、私がいなくなった後に彼らから・・・ということを考えたことがない。
逆に、私は三年前に亡くなった母のことを、折あるごとに書いている!と今気づいた。
母と娘、母と息子では、同じ親子でも距離感が違うのかもしれない。
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亡くなった父を思い出しながら涙が止まらず、一気に読んだ。
父が亡くなって3年たつが、ときどきふと「お父さん、今ごろどこにいるのかなあ。」と思ってしまう。「永遠のおでかけ」というタイトルはその通りだなと思う。
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今はいなくなってしまった人との思い出の本。近しい人が亡くなる、ということを身近な感覚で書いてくれた。
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いつ来るかわからない大切な人との別れ。
最近想像しただけで泣いてしまうけれど、この本を読んで改めて寂しくなった。
後悔のないように、会える時にあって聞きたいことは全て聞いておこう。
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益田さんは、私と同世代で、お父様もうちの父親と同世代。なんかめちゃくちゃ親近感わきながら、読ませていただきました。
ほんわか温かい気持ちになれました。
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ミリさんのお父様が病気に煩われてから他界されるまでの日々が綴られたエッセイ集。ミリさんとお父様のやり取りが自分の事のように読めてしまって泣けました。娘としてできることをできる範囲で父にできればええな、と思えた
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大切な人とのお別れを書いた本。悲しいけど誰もが通る道。
ハード本を元々持っていて、祖父2人とのお別れの時にとても助けて貰った。祖母の訃報を受け、文庫本を購入して再読。気に留まったフレーズが少し変わってた。
心にぽっかり空いた穴を埋めてくれる切なく優しい言葉が一杯。
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歳を重ねていくにつれて増えてくる大切な人との別れ
昔以上に考えることが多くなってきました
自分にはない思い出なのに、色々重ね合わせることがあった
2021-6-9 ☆4.2
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父親を亡くされたミリさん。
お父様とのほのぼのとした思い出や後悔していることなどが
とても素直な表現で書かれています。
いくらでも泣ける場面でも敢えて(たぶん)淡々と書かれているので、余計にしみじみと悲しみが伝わってくるのでした。
お父様、幸せな人生でしたね。
ミリさん親孝行な娘さんだわ。
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両親に会って、自分が子供の時の当たり前を再現したいなと思えた本でした。益田ミリさんのマンガばかり読んでいてエッセイを読むのはこれが初めてでしたが、マンガもエッセイも読み終わった後とてもゆったりとした気持ちになれます。他の作品も読んでみたいです。
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毎日家から学校通ったりバイト行ったりして行ってきます、ただいまが言えるのって幸せなことだな〜と思った。親が死んでから、そういえばこんなこと言ってたね、今頃文句言ってるよってたくさん思い出話ができるように、毎日毎日大切にしたい。
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大切な人の死。
亡くなる前、亡くなった後、あの時こうしていればと思うことはよくある。それも些細なことが多い。
別れを悲しいと思いつつも、気を紛らわせるというでもなく、美味しいものを食べたり、買い物したり自分の日常をこれまでどおり過ごす面もある。
こういった大切な人の死にまつわるエピソードで、共感する部分がとても多かった。
でもしんみりし過ぎず、ユーモアもまぶせてくれているのが益田ミリさんらしくて好きだ。
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大切な人との別れは必ずいつかやってきます。
それは突然かもしれないし、ある程度覚悟のできている場合もあるかもしれません。
作者は、叔父さんとお父さんとの実際の別れについて、その時々の気持ちのありようなどを綴られています。
永遠におでかけする人も、お出かけされてしまった人も、何一つ後悔がない、という人はいないと思います。
その後悔ですらもいつしか懐かしくしみじみと思い出になっていくような、そういう風になっていったらいいなぁ。
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身近な人が亡くなることが、日常の様々な場面の一部に切り取られて描かれている。リアルな感情が想像でき、物寂しく、しかし温かかった。