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この本は、予備校の講師が書いた本とは、まったく異なっている。医学博士が、科学的根拠を示しながら、勉強法を紹介しているのだ。本書のとおりに勉強すれば、偏差値が短期間でアップするはず。
たとえば、以下のような勉強法が挙げられている。
●暗記科目を覚えれば覚えるほど、海馬(=記憶の細胞)が増える。
●勉強を楽しいと思うと、βエンドルフィンが分泌して、海馬の記憶力がアップ。
●勉強が嫌いだと思うと、ノルアドレナリンが分泌して、海馬の記憶力がダウン。
●βエンドルフィンがA10神経を活性化して、勉強のヤル気や達成感を感じる。
●右脳の記憶力は左脳の10倍ある。資料集やマンガ参考書を使って、右脳で暗記。
●聴覚記憶は視覚記憶よりも効果が高い。暗記科目はスマホに録音して暗記する。
●感情(=扁桃核の働き)を伴った記憶は長く続く。勉強の時は、感情移入する。
●ゆっくり腹式呼吸をして、脳波がアルファ波になると、記憶力がアップする。
●ゴロ合わせが覚えやすいのは、精緻化(せいちか)というメカニズムによる。
●歩き回りながら暗記すると、記憶に定着しやすい。(=脳幹網様体の働き)