紙の本
見える化と人への思いやり
2021/05/28 12:37
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投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
野菜を育てるのがほんと好きなんだなと思いました。自然と向き合いながら、仲間と苦労の連続で農業をしているけど、色々な人に話を聞きながら、土作りなどの工夫を分からない人でもできるように数値かして見えるようにしてみたり、仕事の仕方にお互いの不満がたまったときに、苦労しながら、相手の意見を引き出す工夫するなど、普通の職場でも通じるものがありました。
不満がたまって、相手を怒りそうになったときに、自分の中で不満を分析してみてから、聞いてみるという考え方は、試してみたいと思いました。
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春菊はお好きだろうか?
私はこちらの農場の春菊が大好きだ。食べやすいのに香りなどの春菊らしさはちゃんとある。
そんなおいしい野菜を作り出す、農場経営の本。
苦労もたくさんあっただろうが、決して人を否定しない。人柄がよくわかる。技術や知識の工夫と学習はもちろんだが、それを使うのは人であり、人を大事にして、縁や繋がりを大切にする。
「せめてを積み重ねる」など働くうえで見習っていきたいところが多いと思った。
やさしい語り口で、押しつけがましくもなく読みやすかった。
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【印象に残った話】
・チームが成長するために必要なのは、暗黙知→形式知→集合知のステップで知識を共有することだ
・暗黙知とは、ベテランの体に染みついたスゴ技や知恵を指す
・形式知とは、土壌分析の数値をファイル化したり、肥料の特性がわかる資料や栽培の計画表、出荷の計画表などを作ったりして、誰が見てもわかるようにすることを指す
・集合知とは、害虫対策や作物の病気の対策など、スタッフから次々とアイデアが出てくるようになることを指す
【考えたこと】
・暗黙知は、人に説明できない状態なので、自分でやるしかなくなってしまう
・少しでも形式知化する時間を作って、チームに共有していくことが大切
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徳島のオーガニックエコフェスタでお聴きした萩原さん講演が、僕にとって「ああ、こういうことがしたいな」という目からうろこのアハ体験だったのだが、期待にそぐわず良い本。
農業技術と人間性、どっちも大事。でなければ、そこに経済性は生まれない。中山間地における中量多品目生産、目指すべき経営規模としては本当に理想的だ。
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とても前向きになれる優しい内容だった。一番良かったのは「どうせ、ではなく、せめて」。どうせ自分には・・・できない、の発想ではなく「自分には・・・ができない、ならせめて」という考え方は素敵だと思う。あとは助けあい、集合知、の精神。人が集まると、それぞれが実は意外な強みを持っているし、それを尊重し合えるコミュニティーは前に進んでいける。そしてできることを掛け算していくと、特別な存在になれる、という考え方も素晴らしい。横に立つミュニュケーション、も。自分に厳しく人にも厳しく、では楽しく生きていけない。
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スローライフとは異なる農業のリアル、ベンチャー的ビジネス志向が面白く、するする読めた。「せめて〜はやろう」というマインドセット、ご機嫌で仕事すること、どんな仕事にも通じると思いました。