電子書籍
カレー
2022/06/11 03:33
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も好きですが、日本人って、皆、カレー好きですよね……それで、そのカレーが好きすぎる、やや不幸な、女性のお話なんですけど。ちょっと、主人公の性格なのか、ナゼすぐにカレーをあきらめるのかしら。
電子書籍
物足りない
2021/07/12 15:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
本気で人にカレーを食べてもらいたいと思うなら、
なんで自分でお店やろうとしないの?
時間借りでも、間借りでも、キッチンカーでも。
そういう努力しないで、簡単にできるところがなくなったらやめちゃうって。
自分の苦手な部分だって、取り組まないと。
人の力を借りて安易にやろうとしてるところが嫌。
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豪華絢爛なカレーカレーカレー私も大好きなカレーがこんなにも出てくる小説は初めてです。主人公成美の波瀾万丈の物語スパイスが匂い立つ美味しいカレーが読んでいて食べている気分になってしまいました。感涙間違いなしの物語をあなたもご賞味下さい。
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非業の人生を送ってきた女性のカレーにかける思い。
第2回日本おいしい小説大賞受賞作品。
1.先生のカレーライス
2.ハングリーな部屋でスパイスを学ぶ
3.面と向かって、カレー臭いと言われれば
4.謎めいた店名と猫との関係性
5.カレー屋の企業秘密
6.カヲタって、ご存じですか?
7.俺の昼メシ
8.私にはカレーしかありません
9.カツカレーを愛する、すべての者たちに告ぐ
10.私が恋に落ちたカレー
11.仕事をしてはいけないんですか
12.トロ子の手紙
13.まかないに悩んだ結果
14.この店は禁煙です
15.ゾンビ食堂
16.カラスのご馳走
17.私のカレーを食べてください。
両親の離婚から祖母に育てられ、祖母の急逝から児童養護施設で育った成美。
小学校時代の先生のお家で食べた本格的なカレーで料理に目覚め、施設の給仕係の宮さんに料理に向き合う姿勢を叩きこまれた。
18歳で施設を卒業した成美は、調理師専門学校に通いながら自分の将来を模索していたが、自分にはカレーしかないと決め、カレー屋・麝香猫と出会う。
麝香猫でカレーの神髄を究めながら、店を経営していく難しさ、辛酸もなめながら働くが、アクシデントが。
カレーから離れていく成美だったが、やっぱり食べる人を笑顔にさせたいと再び奮起する。
「料理をするときに優しい手を作る」というフレーズに感動しました。
次作に期待。
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書店の棚で見た、黄色い表紙とこの表題にとてもインパクトがありました。
自身の読む前からの感想は、絶対カレーを食べたくなるんだろうな。ある意味危険な香りを感じました。
実際読み進めると、スパイスカレーの完成までの描写が詳しく書いてあるのでイメージしやすく、カレーが食べたい!特に丁寧に作られたカレーをと強く思いました。
ただ、登場人物の描写も詳しく書いてはいるものの、最後はどうなったかと言う事もなく、モヤモヤした物が残りスッキリしなかった。
一気に読み進められるスピードがあるのに、とても私の中では残念でした。
もし続きがあれば、彼女の成長と他の人達のその後を見届けたいです!
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いやぁ、これは反則ですよ、もうね、読み終わた後のこのカレーのクチをどうしてくれるんですか!
ってことで読み終わった日、夕食のメニューを変更。
もちろんカレー。そして今まであまり使ったことのないスパイスもあれこれ入れたりして。
もう、ホント「日本おいしい小説大賞」の名に恥じないおいしすぎる小説。
そして、これはカレーを食べたくなるのはもちろんなのだけど、これを読むと「正しい逃げ方」って言うのを感じる。
あきらめる強さと逃げる勇気。本当にとても大切なこと。
(巻末の印度カリー子のカレーレシピもうれしい)
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色々なカレーが出てきたけど、麝香猫のチキンカレーが食べたい。
家庭に恵まれず、ずっと苦労してきた主人公が一杯のカレーに出会ってカレーのトリコに。
東京を出てからは灰色の毎日だったけど、やっぱりカレーに救われて。
ハッピーエンドで⤴
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人は好きなこと、夢中になれること
他の誰かより少しだけ頑張れることが
何かひとつでもあれば
ちゃんと生きていけるものなんだなー
と強い気持ちになれる。
そして、そのひとつのことに対して
真面目にまっすぐに正直に
向かい合ってさえいれば
自然と誰かが寄り添い、励まし
守ってくれるものなのかもしれない。
読み終わってからも
カレーの美味しそうな匂いとともに
爽快感がいつまでも残る。
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日本おいしい小説大賞という賞を受賞した
作品だそうです。
本当にカレーが食べたくなります。
題名の通り、おいしいカレーを作ることに
情熱を燃やす少女の成長物語です。
前半は自分が追い求めるカレーに徐々に近
づいていく様子が描かれ、グルメ小説的テ
イストですが、後半は少し趣が変わります。
それは、カレーという食材を通して、他者
に対してどんな貢献ができるか、どんな満
足を与えられるか、という働くことの基本
とも言える姿勢を説いた小説となっている
ところです。
おいしくも背筋が伸びる一冊です。
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読めば読むほどカレーが食べたくなる。
おいしい大賞を受賞した作品だそうです。
カレーに対する描写が細かく書いてあり、永遠カレーを食べたい気持ちにさせてくれます。
何か一つでも自分に武器があれば、そこから広がる可能性は無限大で、道に迷っても目印になるのだなと感じた。
終わり付近の話の進め方が、結末を想定して書いているような気がして、無理矢理ハンドルをきっているような印象を受けた。強引に収めた感じがした。
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本格的なスパイスカレーを出す店「麝香猫」で
働く成美。天涯孤独の身である彼女の運命を
変えたのは、小学校の先生が作ってくれた一杯の
カレーライス。その味を自分でも作りたいと
調理を始め、きっかけを掴みはじめていたが…。
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これほど美味そうに書かれたカレーはどこの本にも無いのではないか。
スパイスカレーは面倒だが作ってみたくなった。巻末付録にそそのかされる。
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第2回日本おいしい小説大賞受賞作。
おいしい食べ物が出てくる小説は読んでいて幸せな気持ちになれるので大好きです。
バリエーション豊かな美味しそうなカレーがたくさん登場し、巻末には作中に出てきたカレーのレシピ付き。まさに「おいしい小説」でした。
どんな困難に遭ってもめげず、美味しいカレーを作ることだけに情熱を注ぐ主人公はすごい。
テンポよくポンポンとお話が進み、あっという間に読んでしまいました。
ただ、終盤、主人公が東京を出てからの展開が若干バタバタしているように感じました。「麝香猫」がなくなってしまったのも悲しかった…。
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ああ、おもしろかった。一気読み。
読んでる間中、脳内はカレー一色に。
「日本おいしい小説大賞」受賞作です。
こんなお話が、私は大好き。
誰か、ドラマにしてくれないかな。
たくさんの人に知ってもらいたいお話です。
中に出てくるトヨエツさんは、もちろん豊川悦司さんで。
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カレーが好き。その一念、熱がすごいなと思いました。そして、担任の先生や周りの人たちの素晴らしさ。「成美さんの人生は本当に始まったばかりなんです。」という言葉に本当にそうだと思いました。二人の今後も読めたらいいなとも思ったり。
ところで、婚活食堂3を読んだときに、「施設出身の子は介護や看護の職業につくことが多い。それはそういう大人としか接しないからだ」というのを読んで、腑に落ちない思いをしていたのですが、この本に「食いっぱぐれがないように資格をとることを勧める」と書いてあって、あ、親心だなと得心しました。