投稿元:
レビューを見る
くっつくまでにもっとかかると思っていたので、あっという間にくっついてちょっとびっくりした。いや、それはそれでいいんだけど。もだもだするなら、くっつきそうでくっつかない時の方が読んでいて楽しいので、続きが出るならそういう終わり方の方がよかったなーというだけの話。
投稿元:
レビューを見る
死神の設定が独特で、一般的に想像される(この世界の人たちも同じ感覚のようだが)死をもたらす不吉な存在ではなく、お役所の人間みたいな印象を受けた。
自死しようが事故死しようが寿命は予め決められていて、寿命尽きる人の前に現れて役目を果たすのが死神。
ただ彼らの仕事を人間たちは真に理解していないため、心無い言葉を浴びせられることもあり、死神の彼の心は凍っていた。
そんなところに、彼のことを理解しようとする女性が現れたら、それは恋にも落ちようと言うもの。
自覚は遅かったが。
死神見習いに親から虐待を受けていた子供、そして死神のところへ生贄として差し出された花嫁。
死神の家族はなかなかに複雑なことになっている。
癒し担当でもあった子供の彼に関しては、作中にエピソードがあったので、色々掘り下げられていたが、死神見習いの彼の掘り下げエピソードがなかったのが少し残念。
何となくにおわす程度で終わった気がする。
気になったのは、花嫁である主人公の性格が些か聖人君主すぎないか?というのと(聖母様かなという勢い)彼女に丸め込まれる展開ばかりだった点。
彼女の一言が鶴の一声な感じで、とんとん拍子に話が進むのが若干気になった。
彼女を虐めてきた人が、彼女のビンタ一発で人格矯正されたこととか特に……
そんなに世の中上手くいかないだろうという状態が、彼女にかかれば上手くいってしまう不思議。
寿命と言う逃れられない運命への理不尽さとの対比で彼女の周りは甘くしているのかもしれないが、死と言うシビアな世界を描くのならば、ご都合主義的展開は避けていた方がよかった気がする。
彼女の発言が綺麗ごとで説教しているように聞こえてしまって、勿体なかったなと。
あくまで個人的な感覚ですが、どうにも気になったので。
投稿元:
レビューを見る
表紙キレイだなぁ。表紙の善し悪しで中身が変わるわけではないけど、やっぱり手に取ってみるかどうかは変わっちゃう。でも、朝比奈さんのお話の中でも、中身も特に好きだったかな。千鶴が誇り高くて優しくて素敵な女性。
投稿元:
レビューを見る
旧華族としての誇りが凄い
今時そんな誇れる思いがある人なんてなかなかいないよ
なじられても人の為、弟の為自分を犠牲にするなんて
でも心優しい人死神様と朝彦、一之助と幸せに過ごしてほしいなぁ〜
投稿元:
レビューを見る
unlimited。優しい死神とのシンデレラストーリー。さらりと読めてよかった。
よかったんだけれど、母への誹りはやりすぎじゃないか?って気持ちを拭えない…。母が息子にしたことは許されることではないのは確かだけれど、しかしその母がしたことももとを辿れば父が原因で、この父よりも母のほうが罪は重いような描きかた納得がいかなかった。それを踏まえて思い返すとところどころ説教くさいというか、いいことを言おうとしてる感じが個人的に鼻についたかな。
しかしヒロインがいままで自分を虐げてきた子にきっぱりと意見を言うところや、死神の優しいところが好き。
投稿元:
レビューを見る
小石川での疫病の流行をおさめる目的で死神に嫁いだ千鶴。死神は悪の存在でなく、役目を守っていただけで、千鶴は役に立ちたいと動き始めた。
いじらしい千鶴を応援したくなりました。
投稿元:
レビューを見る
没落した華族令嬢が奉孝先で虐げられてもめげずに頑張っていたのに、死神への人身御供に差し出されたけど、当の死神様に愛されてハッピーエンド。って感じの王道展開。けれど、まさか最後に結ばれてしまうとは思わなかった。
死神が主人公を好きになった経緯がわからないこと、話の展開がご都合主義的なこと、登場人物が現代人の常識や感覚に近いことなどが違和感として積み上がっていまいち入り込めない。ご都合主義は大いに結構なんだけど、それを感じさせない説得力が足りないと上滑りしてしまう。あとなんだか主人公の言動が鼻につく。
結末が、二人は恋愛感情を持ち始めました。くらいならまだ納得できたかも。