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想定通りのつらい展開なのですが、さすがに読ませる。当面は今までヒロインに隠れていた人たちが活躍しそうで楽しみ。
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最終章突入となっており登場人物それぞれの結末に向かって動き出したという感じのお話でした。
一巻である程度話がまとまってる事が多い本作ですが、今回は最終章の導入といった感じなので、かなり半端な状態で終わります。
まとまるのは最終章全体を通しての話になると思うので仕方ないと思いますが、終盤悲しい展開が続くので楽しい気分にはなれませんでした。
今後の逆転劇に期待しています。
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ドラマCD付特装版を購入。検索ででてこないので通常版で登録。
面白かった。13巻を読んでいないとどうにもならん内容。引き続き中心は銀子、あいと天衣にも動きがある。13巻で銀子が八一独占かと思いきや、よもやよもやの全員参戦か?第5譜、エピローグ、感想線とぐいぐいくる。竜王戦というよりも、八一争奪戦の側面も出てきて、ラノベらしいハーレム状態(本人無意識)という、王道具合もとても良い。最終章開幕という帯にもあるように、本筋が始まる前のマクラ的な材料並べな感じではあるが、あっさりと軽くて楽しかった。
きっちりと完結してくれることを祈るばかり。銀子は推しではないが、銀子殺したら許さない(笑)。そして、盤外では銀子圧勝でいいので、あいには奨励会に入ってもらって、八一から竜王を簒奪してほしい(願望)。現実味の無い超ハッピーエンドになりますように。
ドラマCDは八一が女子小学生になってしまうという、異世界ラノベのような、そうでもないような、ごちゃごちゃしていて面白かった。14巻は3種類、通常盤、CD付、CD&銀子枕カバーと出たが、CD付の装丁が一番良いと思う。天衣の八一ジャケット姿が可愛い。
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熱く感動的な話
これから最終章がどこに進んで行くのか
気になって仕方ない
展開的に無理なのは分かっているけど、
全ての人に幸せになって欲しい
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最終章の導入として登場人物の動きが大きい巻だった。
熱い将棋の戦いを描いており、登場人物の覚悟や想いが詰まった話だった。
銀子・あいに関しては、八一との関係が一区切り付いた形になったので、次巻からはその他のヒロイン達がどう動くのか気になった。
相変わらず引きがいいところで終わるので、次巻が楽しみ。
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将棋よりも人間関係がメインのような感じだけど、1度やったような話の筋だけに新鮮味がないのが気になる。
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もはや「ラノベ」であることが辛い。
これがオッサンや生意気なクソガキがバチバチぶつかり合う純小説であったなら…。
あえて、「ラノベ」の定義が「可愛い女の子がたくさん出てきてキャッキャウフフの俺様つえー」という作品だとして(そうじゃない作品がたくさんある事も知ってますとも、えぇ)。
本作品はまさしくラノベなのです。
微妙にうだつが上がらない主人公が異様にクオリティの高い(酷い言い草ですが)美少女達に囲まれ、更には好意を向けられ、ロリコンだのハーレムだのとうらやまけしからん状況を続けて早14巻。軽妙な言い回しとテンポの良さで、本来地味なはずの将棋という題材を扱いながら、面白おかしく読者を引き込んできたのです。
が。
…が。
気が付けば、ページをめくるたびに広がるのは、登場人物の誰もが傷つき血を吐きのたうち回りながら、たった一つの望みを掴むために屍山血河を這い進む地獄絵図。
たまに差し込まれるラブコメ展開や心和む一時が、煮えたぎる油に落とされる一滴の冷水に思えるほど、熱さと痛みに満ち満ちています。
特にキツいのが、血の涙を流すのは主人公の八一ではなく、少女達であるという点。
八一は八一なりに大変な思いをしているのですが、客観的に見れば彼は棋士としての閾値を突破し「魔王」と化してしまいました。すでに人(普通の棋士)としての苦しみを感じません。
苦しまない者は(少なくとも本作では)物語の主役足りえませんので、今巻の八一はどちらかと言えば蚊帳の外です(もちろん、魔王としての地獄に堕ちるわけですが)。
代わりに、八一に惹かれる少女達が軒並み修羅道堕ち。
…そうなんですよねぇ。堕ちちゃうんですよ。踏みとどまれば、引き返せばいいのに、立ち止まれない。滂沱の涙を流しながら、一歩一歩追いかけずにはいられない、一途さ。
健気と思いますが、むしろ狂気からくる寒気を感じずにはいられません。
誰か一人ではなく、誰も彼もが堕ちていく奈落。八一の、将棋の持つ魔性が少女達を狂わせていくように思えて、なるほど、これは「魔王」の所業だなと独り言ちるのです。
更に恐ろしい事には、彼女達にはそれぞれ彼女達なりの「愛し方」があるというところ。誰もが自分だけの思いを胸にその身を焼いている…それがなんともいじらしい。
一心不乱に思いを貫き通せるというのは、まさに若さであり強さなのかもしれません。
リアクションに惑わされてしまいますが、雷だってそうなのでしょう。
…しかも、最後の最後にあの人まで牙を剥いたので、恐ろしいやら何というやら。
この作品、というかこの巻、ホントに面白いというか、胸を打つのは間違いないんですが…兎に角ツライ、っていう感想になってしまいます。
もう皆が泣いてしまって、そしてその全ての涙がぐっとくる…そしてツライ。
どのシーンが、じゃなくてどのシーンもぐっときて、ツライ。
現状、「将棋は人を幸せにしない」とすら思えてしまっているので、どうにかしてほしいとこですねぇ。
きっと、孤独な魔王を救うのは―
余談。
この物語はホントに稀有なほど「熱い」物語だと思っています。
しかし冷静に見てみれば、所詮は一つのゲームの中で繰り広げられる勝負に過ぎず、そこに人の生き死にがかかってるわけではない、もちろん世界の命運もかかっていないのです。
なのにその一つの勝負、いや、一つの駒の動き、一瞬の閃きにすら心臓が沸き立つのを感じ、登場人物の何分の一かでも「熱く」なっているのを感じるのは何故なんだろう。
もちろん、文字として「熱い」と書かれているし、駆け引きの妙も描かれているのですが…果たしてそれだけで人は、というか私自身はここまで熱くなるものなのだろうか。
余りの熱量に、「りゅうおうのおしごと!」の本質的な熱源って何なんだろう、と思ってしまうのでした。
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目の前の勝負に勝ちたい、
この将棋に強くなりたい、
将棋の道を極めたい、
この人と戦いたい、
この人に私のことを見ていてほしい、
願わくば、この人が私に魅せられて欲しい。
もしも将棋がなかったら、
出会わなかった、
今のような関係も築けなかった、
将棋があったからこそ、今の思いがあるのだし
この先にも思いがつながっていく。
一緒にいることが全てではなく、
同じ方向を見ていくために、
今できることを選んで進んでいく。
一人では戦えないから、
どうしても相手が必要な勝負だから、
どうやって行きたいのか? 何が大切なのか?
純粋に極めて、見つめて、選んで。
相談したかったし、
今のままただ温くあることも良かったのかもしれないけど、
将棋に魅せられてしまったら、
そうはあれない、
決着がついてしまうから、
格付けされたような気持ちになってしまうから。
最終章が動き出しました。
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【誰よりも頂点で輝き続ければ、きっと彼女達も帰って来てくれる】
女流名跡に挑むあいとプロ棋士の夢を叶えた銀子。彼女達は更なる飛躍を求めて八一の元から巣立つ物語。
艱難辛苦を乗り越え、ようやくプロ棋士になれた銀子。
天から授けられた才能では無く、血の滲む努力を積み重ねてきた証。
そんな銀子に婚約を誓う八一。
幸福の絶頂だった彼女を蝕む大きな病。
一方で、あいも更なる強さを手にいれる為に八一の元から巣立つ。
彼女達は将棋から逃げるので無く、戦い続ける為の最善手を選んだ。
八一は彼女達の想いを胸に、頂点で輝く棋士を目指すのだ。