投稿元:
レビューを見る
ずっと働きもせず親のスネをかじって生きていた男が
、お年寄りやその周りの人達から大切な事に気付かせられるお話。
読みやすくて一気に読んでしまった。
今回は音楽も題材になってて、出てくる坂本九さんの歌なども聴きながら読んだら、グンと本の世界に引き込まれて良かったです。
投稿元:
レビューを見る
主人公の宮路と老人達が憎まれ口を叩きながらも
心を通わせるようになるのが
愉快でありながら、とても感動的です。
老人達の買い物のために使いっ走りにされたり、
ウクレレを教える羽目になったり、文句を言いながらも宮路は老人達とすっかり仲良くなります。
でも
彼らは遠くない将来確実に死を迎える…
寂しいとか悲しいだけではない感情が宮路の心に生まれます。
自分に引け目を感じて生きてきた彼がしっかり生きると決心する。
それがとても印象的でした。
前向きで強い意志を感じられる本です。
投稿元:
レビューを見る
29歳 無職。自称ミュージシャン。老人ホームに通い入所者や介護士 渡部らに心を動かされ段々と変わっていく。読んでいて変わっていく宮路や、渡部、入所者の水木さんに涙した。瀬尾まいこさんらしいストーリー。
投稿元:
レビューを見る
「ウェイクミーアップホウェンセプテンバーエンズ」
無職の(親から毎月20万仕送りして貰ってる)男が施設に通って改心する話。サックスの神様、渡部さんの話もっと深掘りして欲しかった、、、
投稿元:
レビューを見る
渡部君のサックスは、自分ではなく、目の前にいる人に向けられている。
たくさんの人と交わり自分の内面にある濁りや汚れが削られてきたからこそ、彼の出す音は澄んでいる。
人はいつか死ぬ。
俺だけが真ん中にいた世界は、もう終わった。
水木さんが、渡部君が気づかせてくれた。
ぼんくらを卒業した宮路くん。
頑張ってほしい。
渡部君と宮路くんの友情がきらきらしている。
「あと少し、もう少し」に登場した中学生だった渡部君が、大人になって再登場。
↑忘れているので再読したい。
投稿元:
レビューを見る
私の母は認知症で、ショートステイを利用している。でも毎回、登園を渋る幼稚園児のように「行かない、行きたくない」と拒否する。行かない理由を無理やり並べ立てる。それでも、暖かい場所で大きなお風呂に入って、軽い運動でもして、バランスの取れた食事をしてきて欲しいと送り出す。家族には出来ないこともあるし、家族だから全力で寄りかかられることが辛い日もある。
このお話に出てくる老人ホームの利用者は、他人である主人公に遠慮なく細かい買い物のリクエストを出す。言いたいことを言う。「家族には頼みにくいことも他人になら言いやすい」と言っている。うーん、うちとは逆だな、なんて思いながら読んだ。
今の時代、満たされているからか、大人になるのが遅くなっていると感じる。大人になり切れない人も多い。これは主人公が30手前でやっと自分で歩き出すまでのお話。人生のターニングポイントもきっかけも人それぞれ。気づくチャンスが与えられ、それをモノにできる人は幸運かもしれない。
投稿元:
レビューを見る
瀬尾さんの本、最後まで泣かずに読めたことあったっけ。
たぶんない。
去年おばあちゃんが施設に入ったとこで、コロナで会いにも行けないから、ちょっとなんとも言えない気持ちに。
それにしてもラストスパートがいつも強力。
嗚咽しながら読んだと言っても過言ではない。
音が聴きたくなる本。
投稿元:
レビューを見る
夢を諦めきれない青年とサックスの天才介護士との青春物語。
老人ホームにギター演奏に行った宮路は、親の仕送りをもらいながら、ミュージシャンになることを諦めきれない29歳。
そこで出会った介護士の渡部君の天才的サックスを聞いた宮路は、バンドを組むことを提案し、老人ホームに通うようになる。
お年寄りと交わること、渡部君の音楽と仕事に向き合う姿勢に触れあうことで、音楽が大事なんじゃなくて、音楽がきっかけに広がる人との交流に飢えていることを悟り、新たねを踏み出そうとする。
渡部君は瀬尾さんには無いキャラ設定だなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
無職の主人公が成長していく物語。親がお金くれるし困らないからって言い訳して、ミュージシャンになる以外人生はないって思い込んでっていう主人公。老人ホームで全く反対の介護士さんやおじいちゃんおばあちゃんとの出会いによって変わっていく。
投稿元:
レビューを見る
読み進めて行くうちに、アレ?もしや?
、、、やっぱり!!
「あと少し、もう少し」に出てきた渡部くんが、立派に成長した青年になって登場してくれました。
情報なしで読み始めたので、なんて素敵なサプライズ!!ただただ嬉しい!襷は繋がれていくよ。
背中をそっと押してくれる言葉、今回もたくさん頂きました。
投稿元:
レビューを見る
無職でただギター好きな29歳の 宮路が、老人ホームで働く渡部のサックスに心動かされた事から始まる物語。宮路は渡部が言うように、考え方が幼児のように無垢なままなんだろう。ちょっと、いやかなり甘いヤツだが憎めないキャラ。本庄さんや水木さん、渡部くんから、ちゃんと学んで成長した姿を見せてほしい。「君が夏を走らせる」を読んだばかりだから、お?今度はあの?ってなってテンション上がった。
投稿元:
レビューを見る
とても良かった。
なんだろう。涙が出た。
小学生から、成長していくのが嬉しかった。
自分のをしっかり見ていてくれてることにきづけてよかったね!
投稿元:
レビューを見る
ボンクラ青年とドライな若者、容赦ないじいさんばあさんとの掛け合いやふれあいは軽快で、読み進めるのが楽しい。
普通から少し逸れた人々のありふれた毎日が、少しずつ前向きに動き出していく感じが好きだ。
どんな1日を過ごしても、日常は日々1日ずつ減っていく。大人になって随分経つが、この事実にハッとさせられる。
ありふれた日常はいつか終わるものなんだと、ちゃんと気づける事は意外に難しいな。
投稿元:
レビューを見る
何故かわからないけど、一気読み。いつになく掴み所のない主人公の宮地にちょっとイライラする。それでも、読むのが止まらない…なんでだろう?瀬尾マジック。人生の終盤、どんな心境になるんだろう、想像出来ないけどみんなが通る道。怖いなぁ…。サックスの渡部くんが何に出てきた渡部くんか気付くと、あと少し、また読みたくなる。
投稿元:
レビューを見る
老人ホームを訪れるプー太郎のぼんくら。
音楽で老人と関わり、自分の生き方にも変化が。
最後はちょっとホロリとするも温かい気持ちの残る、瀬尾さんらしいstory。