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暮らしを軸に、様々な媒体から集められた一冊。
家具とかインテリアとか間取りとか大きくとっかかりやすいものより、
自分の暮らしに根付いている、好きなこと、大切に思っていること(伝統・古き良きものなど)に重きを置き、迷いながらも、ポリシーを確立させていきながら暮らしている雰囲気から、すごく芯の通った人だろうな…ということが想像できる。
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整える、手入れする、愛情を注ぐ。
ものが捨てられないのは、それに付随した思い出を手放すのがこわいから。
というところには大いに共感。
写真を撮ってからお別れする、自分より大事にしてくれる人に譲る、なるほど今度実践してみようかな…
ミニマルな暮らしも流行っているけれど、かわいいもの好きなものを少しずつ手元に集めてはそれを愛でて生きていくのにも憧れます。
これから30代、40代と経ていくにつれ、自分なりの「好き」を大切にしながら、本当のお気に入りだけに囲まれている自分を想像すれば、歳をとるのを悪くないかも、むしろかなり楽しみかも…と感じられる1冊でした。
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著者はものが好きな人で、身の回りをきっと好きなもので満たしていて、わたしも少し前はそうだったから気持ちがよくわかる。
大切にしてくれそうな人に譲ったり、お土産の選び方だったり、いいなと思う考え方がたくさんあった。
ただ、「友人」だったり「友達」だったりといった統一の取れてなさ、誤植が目立ってもったいない。もうちょっとちゃんと編集して……
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普段の暮らしの中にこそ、輝くものがある…。他愛ない日々が愛おしくなる、暮らしの愉しみを綴った55の物語。文筆家・甲斐みのりによる、毎日の暮らしを慈しむ愉しみを紡いだ、心が柔らかくなる優しく温かい随筆集です。
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物との向き合い方について
考えるきっかけになった。
必要な時にパッと取り出せる
管理できるだけの量のものを
所有する。
自分以上にそのものを役立ててくれる人には惜しみなく譲る。
素敵な考え方だと思った。
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甲斐みのりさんという人がきになって初めて手にとった作品。
のめりこむほどではないけど、ときどき刺さる言葉がある。
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甲斐みのりさんつながり。その3冊目。
好きなものが被るな、と思う方がいらっしゃる。早川茉莉さんであったり、群ようこさんであったり、甲斐みのりさんであったり。その中で甲斐さんは、おそらく触れてきたものや好きなものが、相当数被る。近い感じを受けている。テレビ東京のドキュメンタリ風ドラマ『名建築で昼食を』に惹かれて、甲斐さんのご著書を読んで見る気になった。かなりハードルを上げたというか、わくわくしてページを捲った。
好きな作家や、好きな行動。やっぱり被る。竹久夢二、千代紙。向田邦子、白洲正子。愛らしい箱や好きな手帳に言葉や雑貨を蓄えること。読書。フランス映画に雑誌のOlive。あれやこれや。似ている。でも。
群ようこさんの文章が、どうにも肌合いが合わなくて、下手でも上手くもなく、淡々とした友人のおしゃべりに付き合っているようでつまらなかった。あの、白いページをただめくるような感じにとらわれた。彼女の感じる閉塞感が私と近いからか。ハートが高鳴る何かが来ない。いっそ自分で駄文でもひねるほうが、同じ世界観を語るなら下手でも楽しいからなのか。期待しすぎちゃったなあ、と感じた。嫌な感じのする文章ではない。丁寧で嫌味のない、読む人を選ばない、穏やかな文章だ。日常の細々した思いを綴っている目線も、共感は呼びやすいと思う。それなのに。『同好の士、ここに得たり』となることを、多分に期待していた私は、ちょっぴり肩透かしを食った。
けれど、これ一冊で、甲斐みのりさんから離れるのは惜しい。写真や図版の入ったご本だと、また違った感想を受けるかもしれないからだ。もう一冊。うん。読もう。
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「丁寧な暮らしは難しくて・・・」みたいなニュアンスで書き始められるけれど、結構丁寧な生活してると思う(笑)
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甲斐みのりさんの幼少期の話を読みながら、自分の幼少期を思い出し、同じように好きだったことや大切にしてたことはなんだろうと思いを巡らせる事ができ、自分にも大切にしてる事がたくさんあるんだと気づかせてくれる本でした。
そして、甲斐みのりさんが大事にしている考え方をしることで新たに自分も大事にしてみたいなと思えたりして、読む度に自分の暮らしに楽しみがふえているように思えます。図書館で借りたけど、ずっと自分の本棚に置いて置きたい本です。