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なんとなく当たり前と思っていたことが、日本固有のものだとわかり、伝えていかなければならないと思う。のだけれど、「手を抜くのではなく力を抜く」というのはなかなか難しい。「整える」というのも苦手な分野だ。
だからこそ憧れるところでもあるのだけど…
整えられた食卓は美しい。
でも苦手。でもそうなりたい。の繰り返し。
「料理するとは、自分を大切にすることであり、それが、生きていく自信になり、自立することにつながる」
本当にそのとおりだなあと思う。
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土井善晴さんの料理哲学。レシピとかは一切なし。豊富な知識に裏付けられた簡潔な文章で、大学の一般教養科目に出てきそうな気がした。料理本と思って読むのではなく、料理基礎学のテキストとして読むのが正解かな。
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面白かった。本当に面白かった。
土井善晴さんという、名前は聴いたことのある料理家さん。そしてNHK出版という気軽に読めそうな感じ。
軽そうだし、試しに読んでみるか。そんな事前の期待を、大きく上回るような読書体験だった。
これは料理の本なのだけど、食材やレシピの話は出てこない。さらに1段高いところにある、料理と生活、文化と言った内容。
この本を読むと、自分の中のナショナリズムというか、日本人の心がくすぐられる。もっと和食を作りたくなる。自然を愛したくなる。
料理の場をサッと清める。食卓を、キッチンを、綺麗にする。これは今日から毎日実践しようと思う。
面白かった。熟練の料理家さんはこのような文章を書くのかと、新しい発見。簡潔なんだけど味がある。金言が散りばめられている。
生活を愛したいすべての人に、万人にオススメしたい良書。
(書評ブログもよろしくお願いします)
https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2022/02/03/%E3%80%90%E6%96%99%E7%90%86%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E6%80%A7%E3%82%92%E9%AB%98%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%91
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耳読書。
普段の料理ってシンプルでいいんだ。
品数を増やして手の込んだ料理じゃないと家庭に貢献していないような気がして罪悪感を覚えていたけれど、そうじゃない、シンプルに素材に丁寧に手を加えることが、おいしい。
ハレとケ。
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料理するとき、何品か作らなきゃという義務感あったが、一汁一菜でよいという考えに少し気が楽になった。がんばりすぎて料理することが苦痛なことにならないよう、シンプルに考えていきたい。あと、きれいにすること、心がけたい。
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料理について、成り立ちや歴史、文化圏による違い、土井先生の考えなどがぎゅっと詰まった一冊。
ある種土井先生の祈りのような本でした。
料理は私が思うよりかんたんで、それでいて深く大切な営み。なくしてはならないと土井先生が考えていること。
日常と非日常、ハレとケ。
作り食べる、その重なり。
料理をするというだけで、だれかのためであること。
料理のハードルを下げてくれつつも、いかに料理という行為が尊く重要なことなのか、自分や家族だけでなく地球ともつながっているということを伝えてくれます。
これぞ!というポイントがある即効薬というよりは、ときおり読み返しながらじわじわと効いていくお守りのような本だと思います。
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″料理とは、食べられないものを、食べられるようにすることです。ですので、料理は、おいしさよりも、食べられることを優先します。もちろんおいしい方がいいと思います。でもまず大切なのは、食べられるものと食べられないものを区別し、その状況によって、どうすれば食べられるかを学び、食べられないものを、食べられるようにすることです。おいしさや楽しさを求める工夫は、その次にあることです。″
料理について、勝手に自分でハードルを上げているのかもしれないなー、と思わされた。
肩の力を抜いて、「家庭料理」をやっていきたい。
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料理を負担にしてはいけない。でも力は抜いても手は抜くな、というメッセージを受け取って、早速一汁一菜を試してみた。
これまでおかずを3~5種類出していたが、メインディッシュはもちろん他のおかずも作らないというのは意外と勇気が必要だった。これまで品数を多く用意するのに手一杯で、器の選び方、盛り付け方などあまり意識できていなかったと気がついた。
ご飯と味噌汁とお漬物しかないと、もう少しきちんとご飯を炊いてみたいと思うようになった。
土鍋を買って炊いてみようかな。
◉ハレの日の料理はお祝いの日を前にしてみんなが集まり一緒に準備したものである。手間と時間をかけて料理することに意味があり、そこに喜びを感じていた。
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料理とは何なのか。料理のルーツから、和食のあり方など日本人が料理をどのように扱ってきたか、これからどのように考えると良いかという提案がサクッと読める分量•文体で書かれた一冊。
一汁一菜を押し付けられるのでは、という先入観があったけれど、「一汁一菜をベースに考える」という提案なのが良かった。プラスすることが悪いわけではないというのは取り入れやすい考え方。どうしても主食を中心に献立を考えることに毎日大変さ面倒臭さを感じていたけれど、ご飯と汁物をベースにして考えるととてもやりやすい。分かってたようで目から鱗だった。
毎日毎日やってくる料理時間を大切に考えられるようになる思想書という感じ。サクッと読める分端折られているようにも感じたので、物足りなければ著者の他の本も目を通すのが良さそう。
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料理哲学を述べた本
料理を負担と思う人に、ほらこんなに人間にとって根源的な行為で最高なんですよーと語りかけるかんじ
自分は料理負担と思ってないしむしろ楽しんでるんだなっていうのを逆に発見した
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仕事を始めてから、料理が苦しかった!
なんで?
でも、この本を読んで、料理することそのものを楽しんでいた子どもの頃の気持ちを思い出して心が軽くなった。同じく、母が台所に立つ時の匂い、音、心地よさも…。
すごくオススメの本です。
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前回読んだ本と主張は変わらない。料理は美味しくなければいけないということもないし、家では料理をする人が偉い。日本推しが若干強すぎるようにも思うけど、基本的なところは肯ける。
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料理することって、清々しい行為だなと思った。
いつも時間に追われてバァーっと作って慌てて盛り付けて、はい、できたよ食べて!
という感じだった。
この本を読み終えてから、
時間はないままでも、
場を綺麗にする、整える、を意識し始めた。
それだけで、心が落ち着き、幸せを感じられるから不思議だ。
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ハレとケの概念、一物全体の言葉が勉強になったし、和食と西洋料理の違いも面白かった
料理が下手だと自覚しているので、おいしさを求めず自然に寄り添う感覚で料理できれば良い、というところに救われる気持ちになった
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一言に料理といってもプロの料理、家庭料理や和食、洋食など様々カテゴライズがあり、またそれぞれの調理方法に言われてみるとなるほどなとなる特徴があることがわかった
ボリュームはそこまでない一冊だが多くの気づきが得られた