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フラッガーシステムを使い物語の主人公となって佐藤さんとロマンスをするつもりが、フラッガーが暴走して、おかしなことになっていく!しかし途中から見事に切り返し、最後はハッピーエンド?中々面白かった。
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ラブコメやギャグ要素が強めな作品。
中盤少し飽きてきた(すみません・・・)と思った矢先、
え!あれも!?これも!?とフラグ回収の嵐!!
そこからは読む手が止まりませんでした。
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現実に生きる男子高校生が、突如として「フィクションの主人公」に選ばれてしまう。その世界では様々なフラグが立ち、ツンデレ生徒会長や凛とした魔法戦士な女子達に、強引に、不自由に物語の中に連れ込まれてしまう。本当はただ大好きな女の子と仲良くなりたいだけなのに…。
そして、終盤主人公は一見バラバラに見えた破茶滅茶なドラマ達が、ひとつのゴール(意中の女子とどうにかなりたい)に向けて繋がっていた事に気づく。更には自分の立ち位置を認め、えいやっと自ら動き出し、フィクションの壁を乗り越えようとするのだった。誰もが感動するエンディングはあるのか、テンプレートの先に待ち受ける葛藤はハッピーか、それともバッドか。読み手をも巻き込んで、怒涛の波に揉まれていくのだった。メタと、それを壊す(かもしれない)ストーリーを、さあ進もうではないか!
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これも長かった。。。途中で読む気を無くしかけたけど、後半の怒涛の伏線回収でなんとか読めた。「六人の嘘つきな大学生」は面白かったんだけどなー。
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最初は予想していなかったギャグ要素が辛く読みにくかったが、中盤にはどんどん慣れて楽しく読了。ラノベやアニメ寄りと思って読まないときつい人もいそう。最後にはきちんと伏線も回収していたし、アニメをよく観ていた00年代の記憶が甦り、懐かしかった。お約束は守られてこそ安心するしカッコ良く決まるのは頷ける。フラグに翻弄されるが、純粋にハッピーエンドを願わずにいられなかった。
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『浅倉秋成先生は一級フラグ建築士…』
ドラマチックな人生を送る「フラッガーシステム」のモニターに選ばれてしまった、恋する男子高校生。ご都合主義を逆手に取ったラブコメ・魔法なんでもありのドタバタ青春小説です。
フラッガーシステム自体が深夜アニメ設定を取り入れたものであり、ベタベタの王道ストーリーを展開していくものの、いろんな要素が詰め込まれすぎて、逆にどんな結末を迎えるのか読めない面白さがありました。
漫才のようなやりとりで終始コメディタッチ。『六人の嘘つきな大学生』や『俺ではない炎上』から入った身としては、とても同じ作者の作品とは思えません。でも『失恋の準備をお願いします』のように初期のころはコメディタッチな作品も書かれていたのですね…。
無茶苦茶だと思われた序盤からしっかり伏線を張り巡らせ、終盤にかけてフラグを回収していく様はさすが本格ミステリー作家。ツッコミどころ満載で、テンションが高くないとついていけないほど読後はヘトヘトに。ちょっとマニアックな野球の小ネタが多く、「誰もわからないでしょww」というひとりツッコミも楽しませてもらいました。
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『フラッガーシステムによって構築されたストーリーは的確な伏線を張り、余す所なく美しく回収、誰もが納得のいく物語を作り上げてくれます』
下らない、下らなすぎるが、しかし確かに最高であった。これはいい荒唐無稽っぷりだ。
斜に構えてそうで、フィクションに対する愛情に溢れているのがとても良い。
前半のコメディパートには何度もクスッとさせられたし、
クライマックスは、もちろんご都合主義なのだが、それでも非常に満たされた気分になりました。
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最高で最良なノンフィクションのフィクションを。
あなたの人生の物語を主人公へと変えるフラッガーシステム。言動や行動のすべてがフラグとなりアニメのようなご都合主義をプレゼント。ひょんなことからそのシステムのモニターとなってしまった涼一は同級生の佐藤さんとの恋路を叶えるために紛争するが、些細なフラグがフラグを呼び佐藤さんの前に立ち塞がる数々の美少女たち。やがてシステムは感動の結末に向かって思いもよらない暴走を始める!!
上手いことが続きすぎると失敗フラグになるし、中々にフラグ立てというのは難しい。取り敢えず食パンをくわえて登校してみようか。
深夜アニメのご都合主義を再現するようなフラッガーシステムという世界観を舞台に主人公が意中の人へと邁進するさまを描く。しかしシステムが強すぎのか馬鹿なのか些細なフラグがまったく別の美少女を呼び寄せる。ご都合主義と理不尽は紙一重で佐藤さんとの距離は縮まるどころか離れていく。しかし主人公の立て続けたフラグと作者の仕込んだ伏線が後半に実を結び始める。コメディタッチで軽快な物語だが分量は多め。
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浅倉秋成さんの読了4作品目。
ラノベっぽく読みやすいラブコメ。
個人的に六人〜に比べると評価は劣るけれど読みやすさと伏線回収の鮮やかさは毎回すごい。
中学生の娘の方が楽しめそうな内容な気がするのでおすすめしたい。
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浅倉さんの作品をいくつか読んでから読むと、文章がライトノベルに近いなと思った。
前に読んだ作品と比べると、ライトな内容。
伏線もあったが、思ったより軽かった。
設定は面白いと思う。
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個人的にはノワールレヴナントより好きな作品。読みやすいからすぐに読めた。フラッガーシステムという設定も面白かった。別の人が主人公の話も読んでみたいと思った。
ラスト50ページでドタバタと伏線を回収していく。そういえばあらすじに「伏線がたぐり寄せる」とあったなと思い出した。
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2023.8.9読了。
怒涛の伏線回収!とあったので、ミステリマニアとしては期待したのですが…
想像していたものとはちょっと違ったかなあ。
ただ、アニメが好きな方にはきっと楽しめる作品とは思います。
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展開がライトで読みやすく、題名からは小難しいものと思ったら笑える。
主人公補正でご都合主義をコメディ化した話だったが、後半急に重たくなっていき、泣ける場面も。
しかし伏線をドンドン回収し、本編の落ちのセリフでやはり笑える作品だったと、救われ安心します。
アニメよく見ているとより楽しめるのかと。
浅倉秋成さんのこういったギャグテイストな作品好きです。
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あらすじに惹きつけられて、読み始めました。
文庫で500ページ近くあるので、かなりの読みごたえがある小説になります。
正直、前半は人を選ぶと思います。ベタベタ感のラブコメ展開など、読んでいてお腹いっぱいになる人もいると思いますが、それに臆さず、後半まで読まないと、この本の良さは分からないと思います。
まさか、泣かされるとは思いませんでした。。
万人受けする小説ではないですが、一風変わった小説を読みたい人にはいいかも。
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自ら率先して伏線を張ることで展開を変えていく新感覚の物語。
伏線を意識する点はミステリ読むことに似ているけれど、ミステリは違和感から伏線を想像するのに対して、本書は既視感から伏線を想像する楽しみがある。
珍しく一気読みした作品で、自分ならこうするのにとか考えている内に、物語に引き込まれていた。