紙の本
出版界の未来を考えて敢えて提言する
2023/06/01 02:14
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投稿者:うー - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんというか
設定を平成にしておけば納得出来たのですが
現在の設定と考えると若者の行動や考え方が
古臭いと思いました
こういう作品を持ち上げるのはなんというか
読書をする年齢層が高くなってるのかなあと思います
若い人はラノベとか漫画を読んでるのかな?
私もおっさんですがおっさんが書いた感じがした
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ー人生の理不尽にそっと寄り添い、じんわり心にしみ渡る
本当にそんな小説だった。20歳にして両親を失い、頼れる親戚もいない。経済的に困窮してしまう上に、唯一の親戚にはお金をたかられる。
状況としてみれば、もっと深刻でもっと悲しみに溢れていてもおかしくない。しかし、聖輔の人間力みたいなものによって、どうにもならないピンチには感じられないし、もし聖輔がどうにもならない困難にぶつかったときは、きっと誰かが手を差し伸べると思えるから、どこか、大丈夫、と思っていられるのだ。
これって、すごいことだよな、と、弱冠20歳の聖輔を尊敬してしまう。
そんなこともあり、割と淡々と読み進めていたのだが、聖輔が田野倉を辞める、と伝え、督次から「おれたちには頼れ」と言葉をかけらる場面、急にぐっときて涙が出てしまった。私の心は聖輔とリンクしていたのだろうか。聖輔も『この先なくことはないだろう』と思っていたのに、泣いてしまったように、こみあげてくるものがあった。
高瀬の言動に負けない聖輔、いいね。青葉と幸せになって欲しいな。
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生きていく。
そこには嬉しいことも、辛いこともみんな詰まってる。
なにか、やっぱり面白い、生きていくことは。
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星5では足りない。とても良かった。
一つ一つの出来事や言葉に、主人公が感じる想いの数々が、現代では忘れがちになる『人の感情の深さ』を感じる。こんなに本で感動したのは久しぶりだと思う。感動とはまた少し違うかもしれないが、読後、乾いた心が湿り、泣いた。この本のおかげで、表面的な物事言葉思いではなく、人には深さがあることを思い出せた。昔のように、そうやって人に接していきたいと思った。
感謝する。何度でも読みたい。そして何度でも思い出したい。俗世にいると忘れがちになる、ささくれる心を思い出させてくれる、最高の一冊。
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幸せだ!
読んで良かった
飲みながら読んだら誰も彼も幸せになって欲しいなんて柄にもないことを思ってしまって、小説って素晴らしい
明日も頑張るか!
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ちょうど文庫化のタイミングだったので。
ラッキー。
最近は電子書籍(キン〇ル)の使用頻度がぐぐ~っと増えているものの、こういうあったかいお話は、やっぱり紙の本がふさわしいな。
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情景が浮かぶ作品だった。普通の学生に普通じゃないことが起きて、全てを諦めていた日常が少しずつ変わっていく感じ。
1人じゃないって分かると安心するよね
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2019年本屋大賞2位の作品。ということで、購入。
主人公の聖輔自身は普通の好青年。
局所的に不幸が続くことで、人生が崩壊するんじゃないかとと不安を抱きながら生活していくところが普通ではなくなりそうになる。
しかし聖輔に起きた"親の死"は誰にでも起こること。なので不幸というよりは日常とも言えかもしれないが、若い彼がひとりで背負うのはあまりにも過酷だろう。
人に優しく素直に接することで、自分に返ってくるのは本当だと思う。聖輔はその見本のようだ。
情にほだされながらも、自分の人生の道筋を考えているところは、見習わなくてはと思う。
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主人公の清輔が両親をなくし大学を中退しコロッケ屋さんでバイトしながら自分の道を探して行く物語。暖かい人たちにふれあいながら二十歳の青年が生きて行く話だけど、きっとこの本は読む年代によって感動度が違うと思う。私には合わなかった。
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主人公と同じ21歳。"独り"ではないけれど、いろいろ考えさせられた。
主人公は親の愛情を受け、親を見て、今までもこれからも自分をしっかり持ち続けて生きられるんだなと思った。
尊敬するし、私もそういう人になりたいと思った。
2021/05/03完読
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孤独になった柏木くんの成長を見ていくそんな小説でした。アルバイト先のやりとりで関係性が甲斐見たり、そのやり取りの中で、自分の今後を考えてみたりと言った少し考えさせられるような‥
最後の終わり方が素敵でした‥
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ここが良かった!と深く印象に残るシーンがあるというより、本当にじんわり心が温まる話。最後の方は読んでてほろほろ泣けたし、この小説でこの一文が最後に来るって素晴らしい終わり方だなあと思いました。
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子どもが20歳なのに、自分が死んでしまったら、なんて悔しいことだろう…と思う。でも、こんな風に親の足跡を辿り、親と同じ道に進もうと思って真摯に生きてくれている姿を知ったら、嬉しい…かな。
『独りだから、そばにひとがいるありがたさを知る』なんて甘い話ではなかったな。当たり前だけど、全員がいい人じゃないし。
きっと柏木くんは、きちんと育てられたから、地に足がついてる。道を外さない。
その後も知りたい。
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本屋大賞2位、そして早々の文庫化…もう少し待とうとも思いましたが、手に取って何気に裏表紙のあらすじを…
物語の場所が、うわ近所だっ(汗)
我慢する事も忘れそのままレジへ!
コレと言った感動はしなかった。淡々と読んでいた。
でも何故か惹きつけられる、いつの間にか夢中になっていた。なんかホッコリできる作品です。
読みやすいオススメ作品だと思います。
勿論、砂町銀座商店街も行って来ました。
「まち」という作品は続編ぽいので手に入れたいと思いました。
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主人公はなぜか味方したくなるような魅力がある人。それが何かと言われてもわかりやすいものではないけれど‥考え方?行動?
小学生でも、中学生でも、職場でも目立たないけどそんな人っていたよなあと思いながら読んだ。