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楯岡絵麻シリーズ9作目。本来の楯岡シリーズの主旨(趣旨かも)から外れるストーリと内容だが、著者自身を承認欲求の強いサイコパスで登場させる大胆な設定は面白い。オンラインサロンの影の主宰・広瀬を次の事件に誘うラストからも続編に期待してしまう。
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シリーズ第9弾。。小説家志望のフリーターが通り魔殺人事件をおこす。宗教団体的様相を呈していた「佐藤青南」という小説家のファンが集まったオンラインサロンが浮かび上がる。殺人へ駆り立てているのは佐藤青南なのか?謎解きよりもどちらかと言えば出版業界の裏を描いている感じかな。小説家の名前が「佐藤青南」である必要性が感じられなかった。
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今回は相手が作者名の男、そして最強の敵である。楯岡絵麻は勝てるのか?
心理学的な要素が今回も散りばめられている。
面白い表現があり、エコーチェンジバー現象についてだ。これは、ブラック企業によく見られる。業績を上げないものは冷遇し育成もせず残ったものだけ淘汰する。収益だけを追求する企業に未来は無い。
信仰宗教的な組織と教祖、その犯罪は巧妙かつ大胆であり、楯岡絵麻をはじめ筒井たちが奮闘するのは読み応えがある。このシリーズで最も煮え切らなさを感じた。
そして最後に広瀬真沙代に声をかけたのは誰だ。佐藤青南に次ぐ神とは誰の事だろう。