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読みやすいイギリス舞台の推理小説。ヨハンとキースの関係 ヨハンとリセの関係がよくわからないうちに終わってしまった
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横溝正史とアガサ・クリスティーを合わせ持つ様なストーリー。さすが、恩田陸!一気に読める。
主人公の心の独り言にクスッとするところも魅力。
次回?がとても気になる。
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おっと、ちょっとグロテスク?なら、苦手なんだけどな。と、読み始めた。
猟奇殺人に隠された謎。
薔薇の紋章と日本の家紋。
聖杯の略奪。
鬱蒼とする森の中の館を妄想しながら、
引き込まれて一気に読みした。
最後の数ページに、おー、それが狙いだったかーと、驚かされて、ページをパラパラ遡る楽しみ。だから、紙の本が大好き。
表紙を開けた薔薇の蔓の装丁も、素敵です。
翻弄された、当主が。。ちょっと気の毒に思ったのは、私だけだろうか。。
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待ちに待った理瀬シリーズ新作。待ち続けてよかった…!と心から思いました。今後も辛抱強く待ち続けます。
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ブラックローズハウスの当主オズワルドの誕生パーティーに招かれたリセ、何者かに事件の予告があり10月31日のハロウィンの日、そこで何が起きたのか。偶然にも読み始めたのが30日。お菓子を食べながらどんな悪戯が待っているのか読んでいた。
読み終えたとき、この物語の続きが気になって仕方がなかった。恩田さんの本はいつもそう(笑)
リセもヨハンも何者なのか気になるし、もうただの事件じゃなくて組織、いや、国が動いているよこれ。
「トリック・オア・トリート」
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シリーズ物だそうですが前作までは全く読んだことがない状態で読了しました。
端的な感想ですがまぁまぁ面白かったです。
ストーリーは、
"男"とヨハンの会話と、会話の話題となっている事件にリアルタイムで遭遇しているアーサー目線の話から成っており、
最後はもちろんこの二つが収束していくのですが、
キーパーソンがどんどん増えて終盤は読みながらとても頭を使いました。
メイン舞台となるブラックローズハウスに集まった登場人物には、実は色々な立場があり、色々な思惑があります。
読み返してみればそこかしこに伏線はありました。
鮮やかではないものの最後には静かに着実に回収された、という印象でした。
じっくり楽しく読めましたが、
事件の凄惨さが際立つ割にはその背景や目的がやや貧相でアンバランスに感じてしまったところもあったので
私の中では星2つです。
続編に期待。
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理瀬〜、待ってたよ〜。ますます素敵になったようだね。
いっそのこと次は一気に数十年後、とかにしてほしい。ダークサイドをフルで見たくないかも…。
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恩田陸さんの本では、「蜜蜂と遠雷」、「祝祭と予感」は読んでいるものの、理瀬シリーズ(?)は初めて。
ファンが多いようで、どんなトリックが仕込まれているのかと期待して読んだのですが、筋が??で、もやもやが残った。猟奇的な連続殺人と旧貴族の館にあると言われている聖杯とその持ち主の失踪。関連性はあるのか………
イギリスの古い館で繰り広げられるストーリーを、映画で見るシーンを想像しながら読めたと言う意味では新鮮だったかな。
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謎の広がりから終章に至る速度感がとても恩田陸作品らしい。陰惨な事件と誰も信用できない不安感がくせになる。今作の登場人物にはまた会えそうなので今から楽しみ。
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ミステリーとしてはどうかと思うが、理瀬、ヨハンが素敵になって登場しケルト文明の残る土地の古い館ブラックローズハウスで起こる事件とその舞台効果は抜群です。雰囲気だけで★4です。
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舞台はイギリスの田舎にある貴族の屋敷。その近辺で立て続けに発生する猟奇的な殺人事件。折しも屋敷の主の誕生祝いに一族が集められており,主は密かに脅迫もされていた。さてこの屋敷にはどんな謎が秘められているのか。
舞台がイギリスで登場人物も一部を覗いてイギリス人という設定で,登場人物は書籍上日本語で会話しているというのが海外のミステリーの翻訳モノみたいで若干違和感はあるものの許容範囲かなと。終盤近くまで事件が続く一方で明確な探偵役が登場するわけでもなく,ちゃんと解決するのかちょっと心配したが,最後は意外なほどにバタバタと謎が解けて伏線もすべて回収されて,良かった。
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終盤の謎解きは難解であったが、雰囲気のある作品に仕上がっており、ミステリーとしてそれなりに楽しめた。
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村は環状列石の連なる遺跡の中にある。そのケルトの石の遺跡の上で首と両手首を切り取られ、胴体のところで真っ二つに切断された人間の体が置かれていた。それがすべての始まりであった。上質なゴシックミステリーを思わせる語り口。恩田陸にしては、珍しく最後まで語らせてくれた。
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海外のゴシックミステリーを彷彿とさせる。理瀬シリーズはライトに読めるし、キャラが魅力的で好きなのだけれど、今作の主役はアーサーであり、なんだかスピンオフを読んでいるような気分になった。ミステリーとしては中々好みだった。
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変貌する少女。呪われた館の謎。
「理瀬」シリーズ、17年ぶりの最新長編!
英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスから「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。そこには国家の経済や政治に大きな影響力を持つ貴族・レミントン一家が住んでいた。美貌の長兄・アーサーや、闊達な次兄・デイヴらアリスの家族と交流を深めるリセ。折しもその近くでは、首と胴体が切断された遺体が見つかり「祭壇殺人事件」と名付けられた謎めいた事件が起きていた。このパーティで屋敷の主、オズワルドが一族に伝わる秘宝を披露するのでは、とまことしやかに招待客が囁く中、悲劇が訪れる。屋敷の敷地内で、真っ二つに切られた人間の死体が見つかったのだ。さながら、あの凄惨な事件をなぞらえたかのごとく。
可憐な「百合」から、妖美な「薔薇」へ。
正統派ゴシック・ミステリの到達点!
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英国・ストラットフォードのブラックローズハウスが舞台だが、海外ものにありがちな不自然さは全くなく、ミステリアスな空気の中で物語は始まる。今回、主役は理瀬ではなく、ブラックローズハウスの主・レミントン一家なので、理瀬目線で描かれることは多くはないが、その存在感は見逃せない。事件は凄惨で、スプラッタ映画かと思わされるような目を覆いたくなる場面もあり、思い出したくはないが、それ以外は、起きていることとは裏腹に、いたって静かに時間が流れる。人間の裏側と、事実の陰に隠された真実の奥深さが、まだまだ解き明かされないことがありそうな疑心暗鬼に苛まれる。このままでは絶対に終わらない予感が立ちこめる一冊である。