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学問から遠いとされていた者が学問のあり方に気づきながらも将来を絶たれる展開の不条理さが何とも切ない。
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真実って、ほとんど多くの人にとっては見たくないもの。そんなに人間強くない。目を背けない強さがある人だけが世の中を変えることができるのかもしれない。それにしても人間って面白い。
最後、、、なんて展開だろう、、切な過ぎるよ。
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そうきたかー!という人間関係にちょっと驚く4巻。確かにその伏線は過去の本で触れられていましたね。
1〜3巻同様、地動説に心を揺さぶられた人たちが、C教迫害の中真実に近づきます。
恋愛は障害が多いほど燃え上がる、といいますが、これなんかはまさにその一例でしょう。命がけ過ぎなのが玉に瑕です。
これまでと違って評価を少し下げたのは、画力が圧倒的に落ちてしまったことです。
巻を重ねると画力はどんどん上がっていく。一巻のペンが走っていない頃が懐かしい・・・となりそうなものですが、それを裏切ってくれました。
ストーリーに引き込まれているだけに、画の崩れで現実に引き戻されてしまいます。
この方自身の巧拙の評価ではなく、「なにかあったんじゃないかな?」と思うほどです。
作家の方に届くかわかりませんが、言いたいこと。
創作ペースと、連載ペースにギャップがあるようなら、無理せず、ゆっくり。名作に仕上げてほしい。一読者からの願いです。
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地動説漫画の第4巻。
だんだんエピソードが長くなってくるな。
オクジーの心境の変化がなかなかに胸アツ。まさに「知」と「血」の物語。
ヨレンタがどうなるのか気になる。
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謎めいた「チ。」というタイトルを噛みしめる第4集。
真理は人それぞれで、それぞれに信じた「チ。」を目指す。
ヨレンタはもうお役御免なのかな、と思いきや、
そうゆう角度で関わってくるの?というビックリ展開。
思わず第3集を読み返して、なるほど。。。と思ってしまった。
それにしてもギャグテイストのノヴァクさんをちょいちょい差し込むのはズルイわー。
緩急効きすぎて怖さ倍増。
おまけ
===チ。辞苑===
【知】……
この世は非道徳的なことで溢れかえっている。そういう世界を変える為に必要なもの。
【C教】……
数百年前西ローマ崩壊後、秩序が失われた。そこでは混乱と暴力が蔓延った。
あらゆる権力が生まれては消えバラバラな人類を統一する術はなかった。
誰も彼もが皆、大切なものを奪われた。
そんな狂気の沙汰に唯一希望の光を照らしたもの。
社会に文化と道徳を布教し、日々に愛と救済を与えた。
C教により人々は繋がる。
【異端者】……
信仰を失い、破滅に存在意義を覚える者。
履き違えた自由を奪い、道徳や倫理を砕き連帯を切り捨て、
救いと希望を放棄し、人々を分断する。
彼らは悪魔に唆された被害者であり、魂は死後、地獄へ行く。
【血】……
異端者は悪魔と結託してこの世界を変えようとする。
それを阻止する為に最も重要なもの、
世界を今のままに保持する為に必要なもの。
【信仰】……
理論や理屈を超えたところにあり、第三者による反論が許されないもの。
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第三者による反論が許されないならそれはー
信仰だ。
自分の思い通りにいかない
誤解とか、事故とか、予想外の存在とか
そういう他者が引き起こす捩れが、
現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。
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4巻まで読了。
『チ。』とは、動き続けるこの「地」球であり、心理を希求する「知」であり、また彼ら科学者の流す「血」である、というタイトルコールの変奏曲がまたも見事に決まっていて格好良い。
主人公たちにもそれぞれ見せ場があるけれど、『レ・ミゼラブル』のジャヴェール警部のように異端者を追い詰めるノヴァクも印象的。面白いキャラクターでもあり、また、彼が登場することが第1部と第2部の連続性を保ってもいるけれど、それ以上に彼の内面が今後どう描かれるかが興味深い。
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オクジーはもしかすると地球が動いているなんて考えもせず、天国を求めて一生を終えたかもしれない。強く引き付けられ、感動することが人の価値観を変える。そのさらに莫大なムーブメントが世界の変化。
チ。(知)が向き合うのは世界中の人々の、ひとり一人の価値観。自分が常識だと信じて疑わないものと向き合うというのは面倒で恐ろしいと思う。
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熱い。反論や訂正に晒すことが研究と信仰とを分ける事の本質であり、他者が引き起こすねじれが現状を前に向かわせる希望なのかもしれない。という信念のもと、地動説という「知」への火が人から人へ乗り移り、一人一人と命を落としながらも何とか前に進んでいく。
“ちょっと前までは早く地球を出て天国へ行きたかったけど、今はこの地球を守るために地獄へ行ける” って熱い。
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【あらすじ】
どれだけ絶望すれば、人は救われるのか?
「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー
眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
感想は最終巻にまとめて記載予定です。
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突然、1巻の冒頭のシーンがわかってしまった。そして、衝撃の人間関係。これからどうなるのか、ある程度予測はできるものの、毎回そこに何かメッセージを付け加えてくれる作品。今回は物事に目を開いてみるということ。知らない方が良かったことなんてあるだろうか。そんなことはないと信じたくなる1冊。
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チとは。
地であり、血であり、知である。
「他者が引き起こす捻れが、現状を前に向かわせる希望なのかもしれません。」
「間違いを永遠の正解だと信じ込むよりマシでは?」
オクジーの成長、と言ったらなんか違うな。
オクジーが思っていたことを、知識を得ながら言葉にしたことによって、そして信仰を持てたことが、なんだか響いた。
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オグジーは地を信仰し、知に命を賭けて血を流す覚悟をする。真実を追求することが命がけだった時代と比べると、現代のなんと恵まれていることか。
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まだ4巻なのに想像できない展開がずっと続いてすごい
楕円のあたりなんか天才すぎるだろと感じた。
今までの巻で1番静かに物語が進んでいたと思ったら、中盤から思いもよらない出会いがあり、終盤は急激な展開があってすごかった。今まで登場してきた人やモノがいろいろな形で合流していることがわかる。
この巻でかなり表に出てきている気がするが、地動説や天動説などの天体に関する内容だけにフォーカスせず、『コトバ』や『信仰』が扱われて趣が深い。特にコトバ。どんなに天才や学がなくても、言語化しないと伝わらないし遺らないことがわかる。そして、知識の伝達や継承、人生の目的にもなり得るからその重要性がわかる。
次の巻で最新刊に追いついてしまう〜毎週の楽しみだったからずっと続いてほしい
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「間違いを永遠の真実と信じるよりマシ」
…マシかどうかは個人の価値観による、ということなのだけど、これは確かに「信仰」、思考が停止する事の危うさを表しているなぁ、と。
その上で、「信仰している」と言わせるのが熱い…!