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どこかで読んだ様な気がする物語、ではあるかな。亡くなった時、自分の死を知らない人にだけ一度会えると、案内人に言われる。 最期に会いたい人かぁ、自分の死を知らない人なんて近しくないんだからねぇ、難しいね。 最後の2話はなかなか良かった。
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読後、じんわりと温かい気持ちになる。
短編なんだけど、すべての話が少しずつつながっていて、それもまたよかった。
でも母として、第一話の彩子の幼い子を残していかなければならない胸の内を考えると、苦しくなる。でもつらい別れの書き方ではなく、未来に希望がある書き方になっている。
人はいつか必ず死ぬ。死んだあと、自分の想いに寄り添ってくれる案内人がいる『さよならの向う側』が本当にあればいいなと思った。
今ある幸せが当たり前ではないことを再認識させてくれる。
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自分の死後、自分の知らない人にのみ会うことが出来るというありそうでなかった設定。
それぞれの主人公の話は感動するし、案内人も素敵だけど、全体的にありきたりな感じはある。
ただマックスコーヒーが飲みたくなった。
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千葉県在住の方は読むと良いかも。
未来屋小説大賞ノミネート作品。
死後の世界。24時間だけ最後に現世の人に会える。ただし既にしんでから一週間経っており、会えるのは自分が死んだことを知らない人間だけ…
理科教師の女は、恩師に会いに行くも既に他界しており、自分の息子(は死んだことを理解できていない)に会いに行き、最後の別れを惜しむ。
職人の息子で放蕩者の50代後半独身男性は、認知症の父親に会いに行き、自分の思い違いを知る。
交通事故にあった猫は、最愛の飼い主と最後の日々を過ごす。
若くして20歳で死んだ歌手も、変装して相方と一緒に最後の大舞台に立つ。
そして案内人は40年ぶりに待ちわびた妻と会う。
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率直にいえば、面白かったです。
「自分の死を知っている人には会えない」
このルールの設定が斬新でとても素晴らしいと思いました。
ネタバレになるので深くは書きませんが、5人の登場人物がどんな人に会いに行ったか、気になった方にはオススメです!
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本当に読み心地が良くて何度も再読しております。昔から「死」に関する書籍はなんとなく苦手だった私ですが、何度も再読し、心を救ってくれるような温かい物語です。「こんなにほっこりするお話があるんだ…」と感激してしまいました。読み終わると、当たり前の毎日が愛おしく思えるはずです。
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最終話「長い間」が1番良い。死後、谷口が会いたい人は10年間変わらず妻だった。死んだ事を知っている人には会えない。案内人が導き出す秘策に納得。
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死後、転生する前に会いたい人に会えるという時間が与えられる。ただし、その時には既に死後1週間を過ぎており、その死を知らない人にしか会うことはできないという。
どんな内容になるのかと思い、手に取ってみた作品。短編集で、行間も広めに取られているため、ライトノベルよりも早く読めてしまった。
感動系ではあるが、泣くほどではなかった。しかし、結構緩い雰囲気で進む為、読んでて和む。
何より色んな愛に溢れているのが素敵。やはり、大切な人のそばにいられるのは「生」の特権だと思う。
短編集だとあっさりしたように感じるので、いつか長編で読んでみたい。
「5分後シリーズ」が好きな人が、普通の短編集に挑戦する時にちょうどいい読みやすさかな?
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連作短編集5編
死んだ後1日だけ好きな人に会える。でも自分の死を知っている人はダメという制約をうまくかい潜ってそれぞれ4人と一匹の作戦が案内人の助けもあって成就する。
特に最後の「長い間」の強い思いは感動的だった。
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第5回未来屋小説大賞第4位作品。
しかし、残念ながら僕にはあわなかった。
死んで1週間経った時点で現世に24時間戻れる。そこで希望する人に最後に再び会うことができる。ただし、現世で会えるのはその人が死んだことをまだ知らない人だけ、という条件がある…
そのための待機場所が「さよならの向う側」だ。
様々な最後の再会を描いた5編の短編。
その部屋の案内人は死んだ人が一息つけるよう、なぜかマックスコーヒーを提供してくれる。
千葉県限定販売のご当地缶コーヒーである「マックスコーヒー」。
今は缶コーヒー全般を飲む気がしないから全くそそられないけど、昔は千葉県に遊びに行って、自販機なんかで見かけると「おお、ちばっ!」って結構テンション上がったなー。めちゃくちゃ甘いんだよなー。必ずお土産用に余分に買ったなー。懐かしい!
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5つの短編集。
どの話もよくある話で、結末も大方予想出来る。
それでも面白いことに変わりはなく、スラスラと読めて、「こういう考え方も面白いなぁ」と新しい解釈の知識を得られた。
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読み進めるとだいたいの結末はわかるけど、2回涙がでました。美咲のお話と谷口さんのお話です。二人とも長い時間はかかったけど、大切な人に大好きな気持ちを伝えられて良かったと思いました。優しい気持ちになれる素敵な物語で私は好きです。
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「死んだあと、24時間だけ会いたい人に会える。ただし、会えるのは自分の死をまだ知らない人だけ」
こんな難しい条件で、もし自分が死んだら会いたい人って誰だろうか…と考えてしまう。
突然やってきた自分の死に対して、どの登場人物も割と冷静に受け入れているのがすごいと思う。
第4章で案内人の本名が、地の文で1箇所だけ突然明かされているのにびっくりしたが、これは最終章への引導だろうか。そこだけ違和感があったが、他は読みやすく、さらっと読めた。
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めちゃくちゃ良かった!
読みやすいし、分かりやすいし面白いし、分かりやすい!!
最後は予想出来たけど、この終わり方で良かった~って感じた
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死後、自分が死んだことをまだ知らない人にだけ会える話、なんやけど、めっちゃ難易度高いなぁって思う。だって仲良い友達や家族は死んだの知ってるやろうし、そしたら誰に会おう……。だからこそ、物語の人々が最後の再会が出来ててよかったなぁってなる。