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都知事選の有力候補者が立て続けに事故死した。そこに「能力者」の存在を感じた尾島と閑谷は捜査を進めるが、思わぬ障害が……? 文庫書き下ろし。
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シリーズ2作目。
前作でコンビを組んだ尾島と閑谷が、改めて警視庁に設置された特殊八係に配属になり、現在の科学では証明出来ない「背理犯罪」に挑む。
東京都知事選を控えたある日。候補者の一人が車の運転中に反対車線に飛び出し、トラックと正面衝突し、死亡する。
その翌日。別の候補者が新宿駅前で演説中に暴走したタンクローリーに轢かれて、死亡する。
自殺と事故と判断された2つの事件だったが、尾島と閑谷は捜査一課長の命令の元、「背理犯罪」の可能性があると考え、捜査を続ける。
前作では、手を触れることなく、人間の内臓をつぶすことが出来る能力を持った人間が犯人だったが、今回の犯人は人間の体自体をハッキング出来るのではないかと考え、それらしき人物の存在にまでは行きつくが、真実は明かされないまま、次作に…
他の人も書いているが、確かに話を広げた割には何も回収せずに終わるのは良くない。でも、個人的に好きな作者さんで物語の展開には絶対的な信頼を置いているので、続編に期待。
読んでいて、ドラマの「SPEC」のような印象を受けるのは私だけだろうか…
現在の科学では証明出来ない能力に、尾島と閑谷がどう立ち向かっていくのか?早く続編が読みたい!
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この無敵の能力者とどう立ち向かうのか。多くの同様の物語と同じように最後は結局能力者同士の闘い、善と悪という構図になってしまうのか。次が楽しみだが、それまで話を覚えていられるだろうか。
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背理犯罪だけでもどうなるかと気をもたせているのに、事件が大きくなり過ぎて「これ上下巻あったっけ」と読み終えて呆然とした。
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前巻で、超能力を使った犯罪を摘発し裁判で有罪にしたメンバーで「特殊八係」が発足した。都知事選挙戦で、現職の知事の対抗馬だと目された二人の候補が次々と不審な交通事故で死亡する。背理犯罪のにおいを嗅ぎつけた特殊八係の尾島警部補たちは、街頭カメラに捉えられた怪しい男を発見し、背理犯罪との確証を強めていくが、物語は中途半端なところで突然終わる。次巻に期待というところなのか。でもねえ、結構分厚い一冊を読んできて、これはないよという感じだ。超能力者の犯罪を追うという面白い観点ながら、前巻より緊迫感がなく、なんとなくだれた感じがあって残念だ。進化の一端としての超能力者の増加という考えは面白いと思う。
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シリーズ第二作。都知事選のライバル二人が死んだ。運転が思うようにできなくなったり、車が突然襲って来たりして。超能力者による背理犯罪なのか? すごく面白かった。超能力者による犯罪だとどうやって認定するのか、どうやって逮捕するのか、公判維持できるのか?そういう痒いところ全てに手が届いてる。 現職知事が学歴詐称したりできもしない公約をぶち上げ一つも実践できないなど、あの都知事をモデルにしてるとか思えない。彼女に対してかなり批判的なのが作者の考えなのだろう。 結末は次作に続く。