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もう迫力満点のビジネスサスペンスミステリーを堪能しました。穏やかに始まる物語もだんだんと緊迫した展開へと続きラストに向かって行く。
拉致、監禁、お金の工面、もう読む手が止まらず手に汗握る展開、そして最後はもうほっとしました。マルチの子、地獄から天国へ、あなたもぜひ読んで興奮して下さい。
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あまり好みではない(›´ω`‹ )
マルチ商法で成り上がる主人公。
でも、特別セールストークが上手いという印象は薄い。たまたま人脈がある下が転がり込んできただけ。自身の力で開拓した人脈が少ない。
成り上がる人っていうのは、後半に出てきた親玉みたいなのをいうのよ。
家族に認められたい、という動機の描写も微妙。特に父親。序盤のちょいでだけじゃ、ただの酒癖の悪いオヤジみたいじゃないか。
最後のオチに、なるほどねー、とはなったけれども。
ハマる人はハマるのかなぁ。身近にハマってた人がいたから興味本位で読んでみたけれど、ちょっと理解できない世界だった。
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文体や話しの進み方について、読み物としては面白く読めましたが、題材がマルチのためか主人公に共感できず、もやもやしてしまいました。
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『こんな商売、本当にあるの?とか言っちゃダメ?』
正直、こんなうまい商売はあるはずが無い。
と思いつつも、こんな商売にハマっていく人の心も、なんとなく理解できる。人それぞれ、得手不得手があるから…
イライラしながらも、結局、最後まで読了!何か惹きつける力がある。これがマルチの力か…?
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著者の実体験を元にした(らしい)、マルチ商法を題材にした作品。この手の詐欺は、ピラミッドの頂点に近ければ何もしなくても金が入ってくるのだろうと思っていたが、実はそうではないことに唖然とした。結局、いかにうまく人を騙すかがキモなので、頂点以外の関係者にはあまり旨味がないのだろうか?
扱っている内容はともかく登場人物たちはなかなか魅力的で、小説としては楽しかった。
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一気読みした。マルチって、システム自体はお金が入ってきそうなのに、全ての人には回らないようにできてるのか…。
実話が元になっているというだけあって、ミイラ取りがミイラになる話とか、やけにリアルだった。
続編があったら読みたいな。この主人公のその後が気になる。
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アムウェイ的MLM(マルチレベルマーケティング)から
SDGsになり(大手商社がスポんさーになると思いきや直前でとんずら)
からの暗号通貨、仮想通貨という流れが
マルチは終わらないし、借金を抱えているとわかっていても
やめられないのがマルチなんだろうなー
最後の方で仮想通貨を説明しているアメリカ人の写真が
動画共有サービスの著作権フリーの写真を使ってるっていうのが
そういう人たちは楽して儲けたいからこの出資者がどの大学出てとか
調べたりしないよなー、そういうちょっとが足元をすくうんだろうなーと
(Ga〇〇tのス〇〇ドルとかも200億円くらい集めて溶かしているらしいが)
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ある程度人生やってれば誰しも経験するマルチ関連。昔、私の友人が彼氏がマルチにハマったので別れたいという。彼女曰く「マルチという手段で自己肯定感を高めている感じが受け入れられない」と。当時はピンとこなかったが本書を読むとこういうことか!と腑に落ちた。22歳でマルチを生業にするマル子さんの物語。マルチ側の小説を読むのは初めてで、非常に興味深いのに冷めた目で読むという稀有な体験だった。「人を応援することが自分の幸せに繋がる」「夢を一緒に追おう」というマルチの象徴的なセリフが印象的。ラストはえ?からのトホホ~。
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マルチの手法や内実については細かく描かれていたけれど、なんでそこにハマるのか...みたいな部分は深堀されていなくて残念に思いました。自己承認欲求ドロドロみたいな本読みたいな。
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姉妹に比べてなんの取り柄もない主人公真瑠子がマルチにハマっていく物語。
実体験を元にしているというだけあり、リアル感が良い。
映画の様なエンタメ小説家!
正直なぜマルチにハマるのか、という分析は無しにして、真瑠子が実は「マルチの子」というべく才能の持ち主で、ビジネスにおいては努力と運でどんどん成功していく。
でも、どう考えても最悪の結末しかないので、どうやって結末づけるのか楽しみだった。
スピード感ある会話が多く盛り込まれていて、一緒に盛り上がったり、落ちたりできた。
結末は案外スッキリと終わって良かった。
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うわ~おもしろかった!
映画にしたらおもしろそう~!
頭のいい姉、かわいい妹に挟まれて、コンプレックスを抱えている真瑠子。
彼女が自分を輝かせることができる場所
それがマルチネットワークビジネスの世界
ヤル気のある仲間や真留子の才能を認めてくれる上の人に囲まれてビジネスのトップを目指すが…
「マルチビジネスは中毒」
っていうのがものすごくリアルにわかる内容
著者の西尾潤さんすごいわ~
読ませるわ~!
でもってどんどんマルチからビットコインから
果てはスカウトビジネスまで…
闇が深いけどスカウトビジネスとマルチは同じ匂いがするな~と思っていたけど、あらためて納得。
でもって、ラストでタイトルの意味に納得
ひ~!
そうか…真留子…あなたは…
人間の承認欲求ってやつは中毒になる
その恐ろしさがものすごくリアルに描かれています。
恐ろしいことに「マルチ商法とか投資サギとか、ワタシは引っかからないぜ~」っていう人に限って、ハマってしまうんだよね~。
アブナイアブナイ…
いや~本当におもしろい作品読んだ~!!
満足~!
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幼馴染みに騙されて少しだけマルチの世界にいたので、居続けた先はどうなのかを知りたくて読みました。
幼馴染みは今どの段階にいるんだろうと思いながら読み進めていましたが、どちらにせよマルチで生きていくのは無理しかないなと思いました。
作品の中でも現実でもAさんに当たる人はみんな無責任で、当然だけどBさんのことを守ってくれない。
守るという言葉だけで実際にはなにもしてくれないどころが「知らねーよ」と突き放すだけだから、ろくでもない社会だと思いました。
また、「部下の成功が自分の成功になる」という表現がありましたが、本当にその景色を実行してくれるAさんは現実には一人もいませんでした。
そう思うと主人公はとても優しい人です。
頭の中で「映画だとこんな映像になるのかな」など想像しながら読みました。
これは是非映像化してほしいです!
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マルチ商法の深淵を覗かせてくれる恐ろしくも納得感の高い作品。自身の未熟さが承認欲求の強さにあらわれ、その強さは自分自身をも騙し、やがて騙していることすら記憶から消していく過程が丹念に綴られ、かつマルチ商法にハマる思考回路や仕組みも余すことなく描き出している。こういう自分では考えられない世界をみせてくれるのも小説の醍醐味だなあ。
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05月-16。3.5点。
三姉妹の真ん中、優秀な姉を持つ主人公。磁気マットレスのネットワークビジネスへ。
順調に実績を伸ばしていくが。。。
ありそうな物語。順調からの転落の描写が、凄くリアル。ラストは、やっぱりそう来るかと納得してしまった。
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過去に、某ネットワークビジネスに誘われたことがある。
確かに、
「いい商品」を「信頼おける人」に勧めることで、
その人は商品を使えて幸せ、私はその人に喜んでもらえて幸せ。
なおかつお金が入ってきて幸せ、な構図は、なかなかに魅力的に聞こえる。
だけど。
本当にそうなの?
それが私の望みなの?
そう思ってフェイドアウトした経験があるので読んでみた。
実体験から書かれているだけあって、
こういう仕組みなのね、やはりこんな感じなのね…と思いつつ読んだ。
売れなかった時に自腹を切るあたりの描写にはハラハラして痛いほど。
やっぱり私はそういう橋は渡れないと思う。
そんな私に、当時誘ってくれた人は
「だからそこ(そのレベル)にいるんだ」と言われたけれど、
「だからここにいていい」とやっぱり思える。
後半にかけて破滅の香りがプンプンと漂ってくるあたりは、
どのように収束するのだろう? と思わせて秀逸。
承認欲求を満たされる高揚感も、富も、麻薬のようなものだけど、
麻薬を使いこなせない人もいる。
本の帯に
実体験をもとに「マルチ商法」の深淵を描き切った震慄のサスペンス!
とあるけれど、サスペンス? なのか?