紙の本
孤独って何だろう
2024/02/10 09:12
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
寂しい気持ちを間際らせようとする鬼。みんなの意見を取り入れるが。きっとどこかにあなたに合う、気持ちが通い合える相手がいる、そんなふうに思える本です。
紙の本
良かった!
2021/09/12 14:45
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
junaidaさんの絵が好きなので、読みました。今回は、小さくてかわいいサイズ。濃紺の表紙がきれいです。そして、ストーリーが良かった! 心温まる読後感でした。
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なんとも切なくやるせない思いが、じわじわと込み上げてくる。
孤独をテーマにするのは、珍しいことではないが、その伝え方が上手いと思いました。
山の頂上で暮らす、ひとりぼっちの巨人が、勝手にふもとの家を持ち帰って来て、今日から一緒に暮らしましょうというのは、そうされた側にすれば、一見、理不尽で誘拐のような戸惑いを覚え、これで孤独を解消しようとするのは、ちょっとお伽話が過ぎるでしょうと思うが、おそらく、本題はそこではない。
巨人と人間は種族が違うから、相容れない可能性もあるというのは、分かる気がするが、これが人間と人間でそうした事実があったときの、悲しさたるや、想像したくないものがあり、経験者は涙を堪えるので、精一杯になるかもしれない。
嫌いと言われるのも辛いが、それ以上に、存在自体に気付いてもらえない辛さ。
しかし、この物語には奇跡があった。
いや、こういう展開なのだから、奇跡ではなく、現実なのだ。
そう考えれば、希望や勇気が少しずつ湧き起こるのを実感できるのではないでしょうか?
ひとつだけ気になった点は、コンパクトなサイズ。
常に携帯しやすい用にということでしょうか。
大きなサイズで見たい方もいると思うので、ここは好みが分かれるかもしれません。
最後に、私が最も印象的だったシーンは、朝焼けの、なんとも言えない美しさと、そして、切なさ(煙が立ち上っているのを見ると、また・・・)。
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junaidaさんの新作。孤独な巨人のお話で、起承転結なストーリーがある本は初めて読んだが、とても良かった。細かく描き込まれた街や風景も素敵だけど、お人形さんのような、表情豊かとは言えない人物たちもまたいい。ちっこくしか描かれていないけど、最後の少年の顔が好き。
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5歳〜。美しい色彩。風のオカリナを想起した。予定調和ではないストーリー。子どもへの解説は少々難しいが、自分は共感できた。
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寂しい気持ちは、周りに人がたくさんいてもうまらないことがわかった。
寂しい気持ちは、自分のことをわかってくれる本当の友達が1人いれば、うまることがわかった。
街を作ったら、その街の王様なのに、寂しいなんて、
違う道を選んで正解だったね。
道徳に使えそうな内容。
中学校の図書館に置くのにも、
ちょうどいいサイズ感。
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青色が、
夜の色として、
明け方の色として、
哀しみの色として、
喜びの色として、
孤独の色として、
わかちあいの色として、
七変化を遂げる。
奥深い心象風景が物語と分かちがたく広がっており、
絵本の醍醐味を思う存分満喫できる。
ただあるだけでは意味はないのだ。
しっかりと見つめ合わなければ。
はぁぁぁ、泣いてしまったー。
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小ぶりで美しい本なので、つい買ってしまった。
(junaida作品に興味がないわけではないけれど、既刊の本はどれも大きかったり厚かったりして気軽に買えないでいたので、このあいだの「たくさんのふしぎ」は別として、初めて入手)
じぶんがほんとうに求めているものが、どうやってみつかるのか…「泣いた赤鬼」の変奏曲のような、あるいは「青い鳥」の変奏曲のような、寓話。
こどもがよんだら、どういうふうに受け止めるのだろう。最初は単純に、よかったよかった、と思うだろうか。大人も、そのときの状況や立場によって、読むたびに、違うふうに感じるかもしれない。
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物語がものすごく素直でストレート。
作品というよりも、
商品としての完成度が高い本。
装丁が今回もよかったです。
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これ、小さな子どもたちに読み聞かせるような絵本じゃないと思う。
ひとり読みできるようになった子が、こっそり胸の中にしまっておくようなおはなし。
junaidaさんの絵がとてもいいから、怪物がどんどん家を運ぶ姿にわあ!面白いってなるけど…
なんだが、現代人のSNS疲れ?コミュニティの中で上手くやっていけない人たちの姿(自分自身)を見てしまったようで、怖くなっちゃった。ママ友とかねー。
どんなに仲間が増えても、
心から分かり合える友人がひとり、ふたりとそばにいてくれたら、それでいい。
そうだねぇ。。
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街をまるごともちかえる巨人の表紙
美しい装丁
繰り返し家々を抱えて山へのぼっていた巨人が
ひとり
山を降りる姿は寂しくて
ドキドキしたけれど
「街のだれからもよばれなかった」
ことで呼び合うのだ
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とても美しい絵本です。金の箔押しの背表紙、思わず撫でたくなるような手触りの布の裏表紙。彩度が低いながらも多色使いが上品な内容。お話自体は淡々と進み、少し簡潔過ぎる印象です。そのぶん、登場人物の気持ちや行動をなんでだろうね?と話し合いながら読むことができました。
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6歳2ヶ月の娘
3歳2ヶ月の息子に読み聞かせ
まず装丁が美しい
飾っておきたいような
ストーリーも
娘は気に入ったよう
家をまるごと盗むのが面白かったみたい
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周りにたくさん居てる時ほど、孤独って感じやすい。逆にたくさん周りに居てるからって、幸せな訳じゃないんよね。
たった一人居ればそれでいい。
そんな絵本。
絵が可愛くて、じっくり眺めてしまう。
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立ち読みしたけど何か響くものがあって購入。
多くの人との繋がりやそこにあるということが良い、満たされる条件にはならない。
自分にとって大切な人やものがあれば数は関係ない。
絵の綺麗さや本の装丁も気に入った。