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生の声と思うのでリアリティがあっていい
具体的な組織の再生方法はようわからんが
作中出てくるオートパイロット、この状態
ただの実務者でも目指せる。
日頃の自分に落とし込みしないといけない
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マネジメントする上で平井氏の考え方は非常に参考になる。
特にチームを立て直す際に行う「メンバへのヒアリング」、「部下から選ばれる存在か」、新しい取り組みを行うときは「リーダーがしっかりと関与する」などはすぐにでも使えるメソッドである。
節目節目で読みたい名書。
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【ソニー再生】
高校時代、初めて買ったのがSONYのウォークマン。
猿がイヤホンしているCM、猿も音質の良さを実感しているようで、夏休み頑張ってバイトして買いました。その後も2代目もSONY、CDウォークマン、MDウォークマン、メモリースティックウォークマンもあった。そうだった、自分の部屋のテレビもトリニトロンだった。VAIOでパソコンデビュー、デジタルカメラもサイバーショット、子供が生まれて成長記録を残すためのデジタルビデオカメラもSONY!ゲームは任天堂とSONY併用と、私の周りには『it's a SONY』
それがいつからかな、Appleに占領され始めたのは。
いつのまにかSONYブランドを身に纏っていないようになり、それはAppleの iPod、iPhone、iPad、Air Pods に変わっていた。
著者はもちろん元SONY社長兼CEO、平井一夫氏。
ソニーに訪れた危機を乗り越えた裏には平井氏の存在なくしてはなかったと思える内容です。
そして平井氏の人柄がよく分かるところもいいです。大企業の社長って、雲の上の存在ですが、それを感じさせないようなところが記されています。
もちろん経営書でもあるので、例えば人と違う考えを『異見』として大切にしたり、現場に足繁く通い社員の思いを理解しようとする姿勢に共感しました。
まだ若い方なのでこれからもどこかで企業の危機を救うようなことをされてもいいのでは。
経営者としては現役引退したと記されていますが、これからは日本の子供たち、貧困と教育格差の問題に対して役に立てるような社団法人を立ち上げたそうです。SONYといえば、井深大さんや盛田昭夫さん、大賀さん、最近では出井さんが有名ですが、特に井深大さんは子供が障がい者でそのためには子供たちの教育にも力を注いだそうです。そういうDNAをこの平井氏も受け継いでいるのは素晴らしいことです!
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ソニーが立ち直っていく様を見てきたわけだし、そこに何か学べることがあるんじゃないか。そう思って買いました。
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大手メーカーの1つ、ウォークマンやプレステなどの電機製品を世に生み出している、”すごい企業”のイメージしかありませんでした。でも、プレーステーションの重さを軽くするために掘られてる文字から考え直したり、部品洗い出したりと苦悩する裏側の一部を覗けました。
(文字の重さまで!?と驚きでした)
ここまでやり遂げるプロ意識から、「働く」を学べる教科書でした。
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【この本を読んだ目的】
・中田敦彦さんのYoutube大学で紹介されていて興味を持ったため。
・ソニーを再生させた社長の話に興味があったため。
【要約】
・平井一夫さん本人書き下ろしによる、3度にわたるソニー再生の裏側。
・平井一夫さんの遍歴(ざっくり)
親の転勤により小学生~大学生は日本↔アメリカを何度も行き来する生活
↓
CBS・ソニー(後のソニー・ミュージック)に入社
↓
SCEA社長(ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ)
↓
SCE社長(ソニー・コンピュータエンタテインメント)
↓
ソニー社長
⇒SCEA、SCE、ソニーの社長を務め、”3度”の経営再建。
<平井さんが大切にし、実践していたこと>
① 一人一人の社員の話に徹底的に耳を傾ける → ”EQ(心の知能指数)”が大切。クリエイターファースト。
② 自社の”製品”のクオリティを求める → ”KANDO”を与える商品。「リーダーは自社の商品の一番のファンであれ」
③ 人が嫌がる仕事は自分がやる → クビを言い渡す、とか。
④ 異見を求める → 互いに違う強みを持つプロの集団をつくる。
・久夛良木健さん…プレイステーションの父。鬼才。仕事に徹底的にこだわりを持つ人物。
平井さん曰く、久夛良木さんは「研究社、アントレプレナー、プロダクトプランナー、経営者、マーケッター、クリエイター…その全部を兼ね備えた人」
・ソニーショック(2003年) 大赤字、株価ストップ安。
AppleのiPod → ウォークマンが売れない。
サムスン、etc... → 家電のコモディティ化。激しい価格競争に。テレビが売れない。
・プレイステーション3
久夛良木健さんの最高傑作。家庭用のスーパーコンピュータというコンセプト。
販売当時の価格:\62,790(売るたびに赤字)
→ コストカット後価格:\29,980
・3度の経営再建、その時平井さんの判断
① SCEA
プレイステーションのソフトで、つまらないと判断したものは販売許可しない方針。(量より質)
② SCE
プレイステーション3の徹底的なコストカット。コストカット会議には自ら参加。
「プレイステーションはスーパーコンピュータではなく、ゲーム機」という理念のもと、
③ ソニー
テレビはクオリティで勝負 → 画質・音質の追求
パソコン(VAIO)部門の事業売却 → OSと半導体を他社からの調達に頼っていては差異化が困難。
モバイル事業は継続 → 一度手放してしまうと再参入が困難。
ソニーは2018年、最高収益7348億円。20年ぶりに更新!
↓
その後、平井さんはソニー社長を退任。
【学んだこと・感じたこと】
3度の経営再建を成し遂げた平井さんの考え方、大切にしている理念は、目新しさや、トリッキーさはない。
ではなぜ、3度も会社の再建ができたのか。
「ソニーの製品が好きだ!」という情熱、製品をつ���るクリエイターへの信頼、ソニーという会社そのものへの「まだまだソニーはこんなものではない」という信念 etc…
といった、平井さんの人間的な部分が人を惹きつけ、会社としての成功を導いたのではないかと思う。
また、平井さんの「うまいな~」と思わせるところが、「自分がどう見られているか?」を意識して、それを利用するところだと思う。
「社長直々に会議に参加してるならこの案件は重要なんだな…」と社員に気付かせる、など。
言葉ではなく姿勢で語るのも人がついてくる理由の一つではないかと感じた。
ソニーが存続の危機に陥ったことがある、ということすら知らない状態で読み始めたけど、、
とにかく、めちゃくちゃおもしろかった。
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要約 人間関係において聞く力が大切。
数よりも質での勝負
リーダーが率先してみんなの嫌がる仕事を引き受ける。
自分で引き際を見極める。
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ソニーの元社長である平井一夫さん初の著書。内容は自伝的なかんじで、平井さんの幼少時代~ソニー入社(入社当初はは音楽関係の部署)~ソニー・コンピュータエンタテインメントを改革して立て直し、社長となりソニーを再生するところまでが語られる。プレイステーション1,2,3くらいまでのヒットの裏側が垣間見れて面白かった。EQ(心の知能指数)やリーダーシップ周りの話も多いので、良質なビジネス本としても読める。
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・
企業って、経営者でこんなにも変わるものなのですね。「会社は社長以上の器にはならない」とよく聞きますが、この言葉のまんまな成功っぷり、読みやすい文体も相まって気持ち良かったです。
ちょっとした思いを届け合って(汲みとって)、ちょっと優しくなれたりして、仕事が大きく生きてくる典型、成功例を拝見させていただきました。
ぶつかりあわない分、踏み込み合うことも難しい世相ですよね、今って。
なのに、それで成果を出したって、想像を超える闘いだったのでしょうね。
5000億円を超える大赤字の中でソニー社長の重責を引き受けた著者は、 なにから手をつけ、復活を果たしたのか。
NHKあたりでドラマ化してくれないかな。
わたしが幼いときは、家電製品はなんでもSONY、SONYだったから、なおさらのめり込んで読めました。
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控えめにいって最高の本だった。
なぜソニーが平井社長の下で復活できたのか、そこに書かれている内容は新しい概念が書かれているわけではないが、やるべき事を正しくやった結果、本当に復活したという重みを持って語られている。
リーダーとして、異見を愛するものとして、経営者として、どうすべきかという平井さんの人生哲学が詰まった名作。
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SONYの史実を知るにはこれ以上ない良本だが、ここから学びとして得られることは少ない、いわば自己啓発本としてはあまりお勧めされない。
ソニーを再生させた要因はいろいろあるが、冒頭にある『自信を喪失し、実力を発揮できなくなった社員たちの心の奥底を解き放ち、チームとして最大限引き出す』としていることが主として訴えられていた。章で言うと主に4章。
文才があるな、臨場感の伝え方がかなりうまいと感じる。
父の助言がかなり的を射てるので素晴らしい。こういう父親が良かった笑
全体的に読んだ感想で言うと、この人の功績か、、?と強く感じる。
帰国子女としてアメリカと日本を転々とする生活をし、ソニー(この頃はまだグループ会社)の上司の退任を機に上に上がった経歴を持つ著者。さまざまな商品を有するSONYのうち、プレイステーションを主戦場として持ち直した立役者。
文章を読む限りだと、なにが危機でどう脱したかがよくわからずさらっと書いてあるだけに留まっている。また、客観的に見て、この人の功績なのだろうか?
功績の布石を打った多くは先人たちだろう。この著者の話は、すごいベンチャーの創業者や起業家にある"仮説と検証"が圧倒的に少ない(というかほぼない)のがその証拠かもしれない。これらから、マーケターや技術者ではなく、マネージャーで上がった人と言える。
この本は、1人の史実をつらつら書いた本に留まってしまった。時代が良かったという文章が多く見られて残念だった。
ひとつだけあるとしたら、やはり混乱の中に解決すべきは現場なのだろう。現場の声を聞き、現場のテコ入れをしたからこそ為し得たのかもしれない。
後半においては選択と集中という、不採算事業を、けっこうメジャーで知名度のあるブランドも売っていたその勢いは良かった。メンタルの強さが窺える。
マーケティング用語で言う『プロダクトアウト』を全盛期から推進するソニーはまた輝くのだろうか。
また感動を届けられる日が来ることを祈りつつこの評価になる。
冒頭のはじめにに書いてあった内容はどちらかというとプレステ以降の話で、4章からの話が面白かった。
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ソニーを再建したと言われる平井社長の経歴が事細かく理解できる本。
内容は非常に面白く、人との出会いによって仕事が作られていく、キャリアが変遷するのが面白い。
久夛良木氏や丸山氏など、ソニーPlayStationの王道を作った方々との物語も必見。
ソニーに興味がある人は是非。
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仕事は個人ではなく、チームで行うものだと改めて認識できた。
その前提で、突き詰めると人を大切にする人なのだと、また読んでて優しさを感じることができた。
自身、管理職だが仕事が忙しくなると、ついカッとなったり。これからはEQを意識して日々取り組んでいきたい、という思いになる本でした
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大企業の社長のイメージって、元々カリスマ性があって、周りにビシバシ指示して、少し偉そうにしていて、周りはその人に対してペコペコしていて…
ソニーの社長だった平井さんは勝手に抱いていたこんなイメージとはかけ離れた人でした。
「決して肩書きで仕事をしないこと」を心に留めて今後も仕事に取り組んでいきたいと思います。
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3度もソニーの危機を救い、ソニーを再生させた著者のリーダー論が学べる。リーダーのEQ(心の知能指数)を重要視する著者が、諦めずに社員との信頼関係を築いていく様が、ドラマチックで大変面白い。
リーダー論として心に留めておきたい言葉、「リーダーは自社の製品やサービスの一番のファンであれ」「もし部下による選挙が行われたら自分は当選するか?」
また、著者はソニー退社後、恵まれない子どもの貧困と教育格差の解消に向けて活動するという。こちらも注目、応援していきたい