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幸と結の関係が修復されることは、もうないのだろうか。
執拗に幸を追い詰めようとする結が悲しい。
久々の再会があんな形だなんて。
でも、幸は負けない。
太物仲間たちも素晴しい。
幸の思いが、仲間たちにちゃんと届いて、心を動かしていく。
毎年のあのお客様、キーパーソンになるのではと思っていたので、その予想があたってちょっと嬉しい。
それにしても、当時、女性が勧進相撲を見ることすらできなかったとは知らなかった。
もう1つの流れも、形になっていきそうで先が楽しみ。
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シリーズ第11弾
今回も五鈴屋は喜びもあれば、悔しさも味わうことに。
開店記念日に、年に一度来店する夫婦が次に繋がる話を皮切りに、新たな展開が広がっていく。
苦難の幕切れのような終わり方が続いたが、本作では明るい展開が待っているようで次作が楽しみ。
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十一巻も安心して読めました。
五鈴屋関連と浅草太物仲間の所だけだけど…。
あんなに元気で膝をバシバシ叩いてた笑い上戸の菊次郎様の心が、度重なる大火で折れてしまったのつらいな。でもきっと菊次郎様なら立ち直れるはず。
浅草太物仲間の皆さん良い人過ぎるな…五鈴屋の誠実な商いだけが理由なんじゃなくて元々彼らも真っ当に商いしてたんだろう。良い所に加わったな。みをつくし料理帖のつる屋は同業の仲間は居なかったけど、あきない世傳は同業の仲間がいるのでまた違う面白さがあります。
相撲まで取り込むのは凄すぎましたが面白かったです。ずっと登場してたけど誰だか明らかになってなかった人がとうとう。良かった。
ラストはそう来たか…!って思って胸熱でした。続きも楽しみです。
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結との関係がこじれてどうしようもなくなってる。何でこんな関係になっちゃったかな。妬み嫉みの及ぼすもの。
五鈴屋の商売の仕方は、根っこがしっかりしてて、アイデアがあって、わくわくする。
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真っ当に生きているからこその躍進だと思っているのですが、今までの物語からすると毎回ドキドキさせられながら読み進めなければならない。
でも、今回はすごくワクワクするドキドキでした。
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いつまで艱難辛苦が続くのかと、ちょっと中だるみな気分でしたが、ほんわかな気持ちで読み終えることが出来てほっとしています。
相変わらず、季節の移り変わりの表現や暮らしの決まり事などが、色鮮やかに映し出されて、自分もそこで生きているかのような気持ちになります。
最近はまっている相撲の話が出てきたので、とても興味深く読めました。
お梅どんのお嫁入の話がもう少し欲しかったです。
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大火事に転売、音羽屋の横槍――五鈴屋の面々は気が休まるひまもない。けれど幸は常に原点を振り返り、見つめ直して進むべき道を選んでいく。
同じ太物仲間との結束や、大切にしてきた顧客などこれまでの積み重ねが要所要所で商売を助けてくれるという展開は、とてもまっとうで清々しい気持ちになるなあ。
ふたりの女形が"玉響の出番"をみせたシーンは美しかった。"錦上花を添える"。
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久しぶりに不幸な話しが続くかと思ったが、最後に何とか非常に明るい未来が見えてきたようで嬉しい。
江戸が大火に見舞われるが、店も良い関係のところも無事でホッとする。一方、因縁の妹の所は悲惨な目に遭うが、その巻き返しで五鈴屋に酷い仕打ちをしてくる。本当に腹立たしくなってくるが、何とか乗り越えられただけで無く、新たな取り組みを「幸」に考え付かせる。長年、謎だった顧客からも仕事を頂き新しい仲間達と成功に導いた。その仲間達の「幸」への恩返しの案が最後に出てきた。ハードルは高そうだが、上手く行けば次回作は店の大発展・最終話なのだが・・?
何度も裏切られてきたので楽観は出来ないが、次回が楽しみだ。
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今回も素晴らしかったな。五十鈴屋にもいい仲間ができたし、相変わらずの幸の知恵には感嘆です。あ〜次も楽しみだなぁ!
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こちらはコロナが収まりませんが、そちらも大火が続いたり、大変そうですね。
と思わず幸さんにお便りしたくなります。
相変わらず次々と艱難辛苦が降り注ぎ、
「次はなに?」
と身構えたくなるが、本篇の〆はさわやか。希望が見える。ホッとした。
しかし、昔の相撲の様子が興味深かった。
そんなにまで人々を熱狂させるのに、女は見られなかったのね。
念願の嫁入りを果たしたお梅さんを始め、奉公人たちのキャラが相変わらずで微笑ましい。
菊栄さんのカッコよさも際立つ。
しかしやはり幸のすっとした佇まいや生き方には、大きなパワーがもらえる。
来年の2月が待ち遠しい。
オマケ
読み終えた勢いで初めてファンレターを出したところ、お返事が届きました。ますます大好き、髙田郁さん。
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2021/08/09リクエスト10
P272
神仏の仕打ちがどれほど理不尽でもひとは抗えない。生き残ったものは歯を食いしばり立ち上がるしかない。立ち上がって歩き続けるしかない。
神仏が三度、小屋を焼くなら、三度
建て直し、芝居であの空に虹をかけるまでのこと
涙が出そう。
どうして私ばかりと思うことが多かった。
でも、そうじゃない。
幸は素晴らしい人柄で、周りの人もその人柄に惹かれ集まり、人に助けられた人生をおくっている。どちらかと言うと、周りに幸あれ、のような人だから。
妹に、大切に知恵を絞りつつ守ってきた商売を邪魔され意地悪なことをされても、血の繋がりがあるから、
邪険にもしない。
奉公人もそれを皆心得ている。
そして、別の角度から、別の知恵を絞り商う。
目先の徳、自分だけの徳を目指さない。
それが次の浅草呉服太物仲間につながるのだろう。
歌舞伎だけでなく相撲にまで進出する今回の快進撃。
お梅どんのお嫁入りもやっと叶い、いい感じ。
次には何が起こるのか、心配ですが、とても楽しみにしてます。
いろいろなことが起こる人生、でもこの本のおかげで少し楽しく生きられます。
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奉公人のお梅どんと型彫師の梅松さんの祝言から始まる今作は、めでたいこと続きかと思いきや、相変わらず山あり谷ありで、いろんな災いは襲ってくるが、めげずに「買うての幸い、売っての幸せ」「三方よし」の精神で我欲だけではなく、皆の幸せと未来を見据えた決断は見事に花を咲かせ、すっと胸をすく思い。
次作はもっと大輪が咲きそうで、今から楽しみ!
それにしても何があってもいつも変わらないおおらかな性格のお梅どんときっぷのいい菊栄さんには毎回救われる。大坂から2人が来てくれてほんとよかった!
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開店記念の日に祝言。次の一年はどんな年になるのだろうか。良いことも辛いことも過ぎてゆき、また開店記念の日がやって来る。気掛かりは新しい商談につながり、新しい販売方法につながっていく。
そして再び呉服を扱う日がやってくるのだろうか。
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「風待ち」っていい響きだなぁと思いました。万端の準備をして、順風を待つ。なんて前向きなんだろう。
前巻で浴衣を当ててきた五鈴屋ですが、流行で終わらせないために打ってきた策で、しれっと伏線回収されてビックリしました。
天災は人の都合などお構いなしに襲いかかり、今作中でも相次ぐ大火や長雨からの綿不足と、しんどい展開です。
そんななか、仲間を頼り、助け合って藍染を広めていくのが清々しい。太物仲間の人たちがいい人すぎる。
次巻どんな「風」が吹くのか、すでに待ち遠しいところです。
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五十鈴屋の快進撃が続き、気持ちの良い
11 巻だった。
結が悪者になっているが、聖人君子ばかり
しかこの話には出てこないので正直
妹の結が人間らしく、私は嫌いになれない。