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コンビニを中心によく見かけるビール『YONA YONA ALE』で有名なヤッホーブルーイングのラボ長の著書。ラボとはイベントを企画している部署のこと。
タイトルにある企業を支えるファンの定義は、『製品の世界観や品質、機能に加え、会社の価値観にも共感支持してくれる人』
ヤッホーバリューは、『革新的行動』『顔が見える』『個性的な味』。
最近コンビニやスーパーマーケットでよく見かけるようになったなぁ〜実店舗もあるんだぁ〜と感じることが多かったが、この謎はこの著書を読めばわかる。
目標の立て方、他社と比較したバリューの生み出し方、その差別化が面白くちゃんとしてるなと感じた。特にここまで売上を増やし続けられたファンの獲得と拡散方法は秀逸だろう。事業の広げ方がうまいなと感じる。
全てに細部までのこだわりを持ち出すということで、本自体もカバーを外すとよなよなビールの凝ったカバーが印象強い。
分析がすこし浅く、文字も大きいので、これもファンベースのマーケティングの一種かなと思う。
ファンベースで言うと、『ワークマン式「しない経営」』が記憶に新しいが、こちらの方がやり方が多彩で面白かった。
ただし、アプローチとそこにいたる考えは2者でかなり違うので、その観点で比較するのも面白い。
ファン獲得のイベントや実施してきたことに重きを置いて書いていたが、どちらかというとパッケージデザインやネーミング開発秘話が気になった。
SNSが台頭してきた流れを受けたマーケティングを企業で実践した代表例と云える。
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『#18年連続増収を導いた ヤッホーとファンたちとの全仕事』
ほぼ日書評 Day478
ファンを大切にし、闇雲に売上を追わない経営。その根底は、創業直後のトントン拍子の業績アップが一夜にして「地ビールブーム」の終焉、山のような返品、酒税の払い戻しを受けるための商品廃棄、そんな中で唯一残った販路、通信販売で「コンビニやスーパーでは買えなくなってしまったが、またこうして美味しいビールを飲むことができて嬉しい」という1通のファンレターにあるという。
ファンイベントの収支、80人規模の公式レストランでトントン、1000人規模だと数百万円、お台場の5千人規模で千万単位の赤字。長期的な絆づくりのための体験の提供が目的であるからと。具体的な売上高は非公開だが、この規模のクラフトビールメーカーにとって小さい金額ではなかろう。
コロナ禍が終息し、イベント類が再開されたら是非足を運んでみたい。その前に、ローソン(よなよなの品揃えが一番らしい)で買い込んで帰るかな。
https://amzn.to/2Xw7VN6
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クラフトビールの会社がいかにして売り上げを伸ばし、ファンを増やしたのか、とてもよくわかる内容だった。
世に言うマーケティングという無味乾燥なアプローチではなく、地道だがファンとの関係を確実に気付いたとても温かみのある営業活動に会社の哲学が表れていると思った。
社内の人間関係もしかり。
個々人の得意分野をクリフトンストレングスという方法で分析し、それぞれの得意分野を共有し、自分の苦手なことは得意な人に協力してもらうというとても合理的な体制を作っている。
そして、チームワークもとても大切にしている。
読み進めていくうちに、ファンと社員の境界線も曖昧なそれこそ、ファンと社員でワンチームのように感じた。
ファンと言っても、ただのファンではなく、熱烈なファンがたくさんいるんだろうなと思った。
ファン獲得はビジネスにおいてとても大事なファクターなのだと改めて感じた。
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会社の課題図書的な位置付けになるとのこのことで購読。
一クラフトビール好きとしてもちろん知っているヤッホーブルーイング、その「究極の顧客志向」を体現している取り組みの数々、そしてそれを「スタッフ全員で取り組んでいる」ということに驚くばかり。ファンだけでファンのためのイベントを開くようになるって本当に凄いこのだと思う。
そしてそれによりファンの一人となっているのが自分(熱狂までにはいってないが…)。元々味が好きでよく手に取っていたよなよなエールだが、2019年の「超宴」に参加してから明らかにその頻度は上がったし、ローソンでビールを買うときはほぼ必ず買うようになった。コロンビアとのコラボのサコッシュは、今でも愛用中。気持ち良くファンになっていくというのはこういうことなんだろう。本書を通じてその裏側を知ることができて嬉しかったし、これもまたファンが増える取り組みなのでしょう。
井手社長の「ファンづくりと組織づくりに逆転ホームランはない」という言葉、ベンチャー企業に身を置く立場としては染みる。そうだ、もう一回、昔に購読した「よなよなエールがお世話になります」を読んでみよう。
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マーケティング、サービス業にお勧め。
顧客(ファン)ファーストでいかに仕事をするか。
ポイントはファンも作り手側に寄せていくこと。KGIは売上じゃない、売上はあとからついてくる。熱狂度と推薦度をヤッホーでは追いかける数値にしている。