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ノートに書く事をあらゆる角度から背中を押してくれる本です。この本を読んで書く事が(書き残すことが)怖くなくなりました。不真面目でいい。自由でいい。とにかく書く。書き続ける。
「思う」と「考える」の違についてはとても勉強になりました。無意識で思う事を逃がさないよう、どんどんとノートに書いていこうと思います。
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ノートに関する個別のノウハウの紹介に終わるのではなく、「そもそも何のためにノートを作るのか?」という本質論から一つ一つ丁寧に説明してくれる、とても誠実な本ですね。
本質的なノートの意義や効能に関する説明があれば、その条件を満たすためのノウハウは個々人で異なっていて然るべきというスタンスなので、「これさえ出来ればOK」とか「門外不出のノウハウ」といった(いわゆる自己啓発書にありがちな)口当たりの良い内容を期待すると物足りないでしょう。(得てしてそういう''楽な''テクニックは血肉化しにくい)
ノートに関する論考として読みつつ、書かれている内容をもとに自分なりの方法論をチューニングしていく、そのプロセスが大事だと思います。
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ノートに無限の可能性があることを教えてくれる本。
ノートテイキングを習慣にしたいけどうまくいかずモヤモヤしているなか、Kindle試し読みで「はじめに」を読んで、「これならノートテイキングを続けるためのノウハウが詰まっているかも」と期待して購入。
ただ、実際読んでみると期待していたものとは違った。
目次を見ると分かるように、この本では49の技法が紹介されている。
ただ、その「技法」は、「こうやればノートを上手く使える」というノウハウではない。言うなれば、「ノートにはこんな使い道があるよ」という活用術だ。
初めのうちは(失礼ながら)期待外れだと思っていたのだが、読み進めるうち、「他の人がカッチリ決めた技法にただただ従うのは息苦しく、長続きしない。自分なりのノートの使い方を開拓せよ」という趣旨の主張があって、なるほどと思った。
内容はノートテイキングにとどまらず広範で、興味深い一冊だった。
ノートを使ってみようかな、と思わせてくれて、ノートテイキングへのモチベーションを上げてくれた。
特に印象に残ったのは、第2章の「何か始めようと思ったらそれについてのノートをつくれ」という話。
今まで自分がノートを続けられなかった原因の一つに、「雑多になんでも書き込むノート」にしていたがために、何を書いていいかわからなかったということがあるのだと気づいた。一つのテーマに絞れば、制約があることでかえって使いやすくなるかもしれない。
もう一つは、第4章の「考える」ことについての議論。「思い」を書きつけ、そこに「考え」をぶつけることが「思考」だ、という議論は納得感が強かった。
さらに一つ挙げると、第7章。「未来に向けて線を引く際には過去から引かれた線も考慮せよ」「自分のことは案外わかっていないからノートを通して自分を知ろう」といった話はなるほどと思った。
ただ、個人的に気になった点もあった(瑣末な点かもしれないけど)。
それは、これは果たしてノートについての本なのか、という点。第1章で著者は、世の中のあらゆるものがノートだという。ノート=記録なので、世の中の大半のものはノートだ、という主張だ。言いたいことはわかるのだけど、日常的な「ノート」のイメージとあまりに違っていて、戸惑いがあった。本書全体をみても、ノートについて話しつつ、議論は読書や人生、社会にまで及んでいて、スコープが非常に広い。そのため、「これはノートについての本なのか」という疑問を抱いた。このスコープの広さこそがこの本を興味深いものにしているのだろうし、ノートを語ろうと思うとスコープは広くならざるを得ないのだろうけど。
何にせよ、とても興味深い本には変わりない。ノートに興味がある人にとっては、きっと面白く読めるだろう。
さっそく、ノートとペンを買いに行こうかな。
2021.8.11 追記
この本を読んでノートを書くようになってから、思考が深まって前向きになれた。
人生にポジティブな影響があったので、3つしかつけていなかった星を増やすことにした。
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「ノート」とはノートブックのことだけではなく、記録全般を指す。
「書く」ではなく「書いていく」ことが大事。
続けるためのアドバイスも書かれている。
ノートは自由に書けばいい。書かない自由もある。
それを踏まえた上で、いろんな技法が紹介されている。
GTDも紹介されていて、またやってみたくなった。
ノートに書かれたものはいつでも上書きできる。未来のビジョンを描き、そのビジョンを書き換えていき、いつでも「新しい未来」を描き続ける、というのにワクワクした。
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ノート(いわゆるwikiや記録)を取ることの効果や、コツなどが書かれた一冊。
個人的には「不真面目にノートをとる」という考え方がグッときました。
また機会を見て読み返そうかなと。
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昨今便利なスマホアプリが普及しているものの、やはりノートに書くというアナログな方法は自分の生活になくてはならないものである。方眼の書きやすそうなノートを見ると買ってしまう病を発症しているので、活用するヒントを得たくて本書を手に取った。
年の初めに「今年やりたい100のこと」を書いているのだが、これが案外叶うのだ。書き出し、毎日それが目に入るようにし、自分のモチベーションが動き、それによって1日の行動が変わっていく…と解説してあり納得。
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人間の社会的活動を営む上での拡張機能としてノートがあるのだなぁと、本書を読んで感じた。人間の記憶にも、思考にも、発想にも、ノートを活用することで一つ違う次元へと高めてくれる。混乱する頭の中を整理するときにも、ノートを活用することでスムーズに行く。行動を促すときにも役に立つ。本書では49の技法を紹介しているが、ここにあることが全てではないと思う。読者一人ひとりにあったノートの使い方があるはず。本書を参考にして、自分専用の機能拡張装置を作ってみたくなる。
著者にも興味を持ったので、他の書籍も探してみたい。
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そこそこ面白かった。
ノートテイキングの独特な/斬新な手法を紹介したのではなく、よく語られる手法を色々紹介しているという感じ。ノート好きならきっと読んでいる本がいくつも登場してて良い振り返りになる。
わたしは自分の方法を確立したいと言うより他人の方法を見て楽しみたいので、ちょっと期待と違ってた。
直近で読んだ独学大全に凄く影響を受けている本だと感じた。
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ノート術にとどまらず、自己啓発の部分も参考になった。
脳はノートを欲している。
不真面目に始めようと思った。
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ノートを始める人にも今現在ノート活動してる人にもオススメな良い本。
ノートって毎日同じこと続けなくてもいいし、自由に使えばいいんだな〜と改めて。
肩肘張ってた部分が解けた気分です。
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以前からノートに何やら書くのが好きだったので、本の内容が理屈っぽい感じがした。
そんなに難しく書かなくてもいいのになぁ。
感覚的に書いて楽しめばいい。読み返して何かを得られれば、それはそれでいいし、例え何かを得られなくても、それでもいい。なぜ書こうとしたのか、自分が動いたことが楽しいと思ってる。
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ノートというと紙のノートに書くことを連想するかもしれないが、本書ではより電子ノートを含めより広い意味での記録や書くことについて扱っている。
本書の中に「何をどのようにであれ、書いていくことには効果がある」と書かれているが、このフレーズに出会い、自分の中で書く・記録することへの意識・行動が変わった。
本書の序盤で述べられている、"中断してもいいから好きなように自由に記録するのだ"というスタンスが非常によい。『メモの魔力』なども読んだが、個人的にこのスタンスの方がしっくりきた。
現在私は毎日の日課や日課にしていきたいことを実行したら記録するなど、以前の自分では行わないような記録を取るようになったし、他にも色々記録を取り、書いてみようという気になっている。
万人にオススメできる名著が誕生したと思う。
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仕事での自己管理が上手くいかないと感じ、そのヒントを得たく本書を読む。
本書の方向性として、ノートの書き方を具体的な書き方の見本は掲載されていないが、これぞ有益なノートの例を見たい欲求が読んでいる間、常に思った。
現代人に求められる能力は、ノートのようなツールにより進化してしまった人類の水準によりより高度なものとなり、ノートのようなツールを使わなければ対応できない時代だと解く作者の意見には納得性がある。
以下、参考となった記述と自分なりの解釈です。
-人に読んで理解してもらうつもりでていねいにノートに書く。
-TODOは無限に書き足すより、記入に制限をかける
-本を読み、他人の考えに委ね新しい着想を得る、読了後に人に伝える事で自分との思いとのギャップに気づく、自分の固執した考えからの脱却
-やるべき行動を習慣化するハビットトラッカー
-自分の考えがまとまらないときに、人に分かってもらうために説明すると自分の考えが整理され問題が解決されることがあるが、それをノートに書き留めることで同様の効果が期待できる。
--ノートを継続するために達成感を演出する必要がある。
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読みたかった本。期待通りでした。
情報で溢れ返る時代こそ、「自分のノート」を持とう。身近なツールであるノートは、あらゆる場面で活躍する強力な道具である。 がメッセージです。
本書が皆さんの「自分のノート」作りに少しでも貢献できればそれに勝る悦びはありません。私が知らなかったノートの使い方を発見し、私が気がつきもしなかったノートの価値を見出してくれるならば、本書はその意義を全うしたことになります。 が結論かと思います。
気が付く限り、4つの軸がこの本にありました。
①ノートをとるにあたっての心構え、考え方について
②用途別のノートの仕方について
③技法の紹介
④巻末:本書に関する書籍の紹介
<心構え・考え方>
・人間の脳には、マジックナンバー(7±2)、ダンバー数(友好な関係を築ける人数は150まで)という制約があり、記録できる容量を増やすためにノートの力を借りよう
・ノートに書くだけでなく、書いていくが大切
・継続は力なりだが、なかなか続かないので、ノートを不真面目につかいましょう。決められた通りに記入してくてもよし。続かなくてもよし
・ノートは自由につかってよし
<用途別>
進めるために書く
・パースペクティブ 見通しを得る
・進捗を見る
・フィードバックを得る
考えるために書く
・困難を分割せよ
・もやもやを書き出してから整理する
・思考を「思う」と「考える」にわける
・その時の、「思い」を書きとどめておくことができる。
・別人になって読み返す
・組み替える。そのために、並べる、位置づける
・書き写す
読むために書く
・読書とは、他人にものを考えてもらうことである
・信頼して読む、速読をしない、事前予測をする、事後説明をする
・粘り強く何度も読む、が固執しない
・内容をまとめる
伝えるために書く
・共有する
・運用する、連絡ノート
・失敗を共有する
・個人の体験を共有する
・暗黙知を引き出す
・自分のために記録する
・勉強するために書く
未来のために書く
・デザイン
・未来のためのアプローチ
・注意の防波堤を築く
<技法の紹介>
・フランクリンの功罪表(フランクリンプランナーともいう)
・ラバーダック効果 (あひるの人形に自分がやっていることを説明しながら作業をすすめると理解が深まる)
・タスク管理GTD
・ハビットトラッカー(目標を日別に管理する〇×の表)
・ダ・ヴィンチノート(絵と詳細解説のノート、他にも、レーニンノート、エジソンノードなどがある)
・マインドマップ
・マンダラート
・梅棹のカード法
・コーネルメソッド 等
<巻末図書>
次のカテゴリーで、いくつかの書籍が紹介されています
・人類の歩みと記録
・脳の機能
・さまざまな記録術
・セルフマネジメント
・読書
・執筆と出版
・思���
目次は以下の通りです
はじめに ノートをめぐる冒険
第1章 ノートと僕たち 人類を生み出したテクノロジー
第2章 はじめるために書く 意思と決断のノート
第3章 進めるために書く 管理のノート
第4章 考えるために書く 思考のノート
第5章 読むために書く 読書のノート
第6章 伝えるために書く 共有のノート
第7章 ビジョンのノート
補章 今日からノートをはじめるためのアドバイス
おわりに 人生をノートと共に
読書案内
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自身もノートの重要性を感じていたことから読書。
メモ
・サピエンス全史では人類の特徴を虚構にみた。
・知ってるつもり無知の科学では他者の知識の利用にその特徴をみている
・本書では人間の特徴をノートにみる
・ノートを自由に使う。不真面目に使う。
・技法3 書き出すこと 頭の中のものを外に出す
・ノート自体をものとしてのリマインダーとする。それをみて思い出すきっかけとなるものとして
・頭の中だけで考えず、記録を通じて思考領域を広げるということ
・タスクリストで見通しを得る、コントロール感を得る
・マインドマップやマンダラートで思い、アイデアを広げる
・ビジョンを言語化し、推敲する