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「未来の僕を救うのも、今の僕だ。」という帯の言葉が、ラストでぶわーーーっと襲ってくる。
その瞬間の奇跡に感動。
大事に読もうと思っていたのに、続きが読みたくて、つい一気読み。もう1回大事に読み返しますね、、。
タイムスリップもの、の新しいパターンだったと思います。未来は変わる?変えられる?新しい自分になれる?
大丈夫、できるよ。
新刊が出るのを心待ちにしていた、推し作家さんの作品。「story for you」の短編もめちゃくちゃよかったので、ぜひ。短編がまたお上手なんです。なんていうか、エモい。です。エモい文章を書くのがお上手です。
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僕らの7日間戦争とかに通じる、ひと夏(といっても舞台はGWだが)の冒険譚といった感じでした。だが決定的に違うのは、主人公は少年の姿をしたしがない大学生だということ。
誰しも自分の人生こうじゃなかった、過去に戻れたらと思うときがありますよね。主人公もそんな一人で、根拠のない自信があって、どうにかなるさと楽天的で、それで勝手に絶望して。
誰かに認めてほしい、でもその前にまずは自分が存在感を示すこと。周りもフォローしてあげること。大事なことがたくさん詰まった、とても面白い内容でした。
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タイムスリップしたら別の誰かになって、過去の自分と向き合う
途中から飽きてしまったから流し読みしてしまった。
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自堕落な生活をしている大学生・敷石。久しぶりに仲良かった同級生と飲んだが、相手と格差に途中で退出した。駅のホームに立っていると、向こうで線路に落ちた女性が。助けようか迷っていると、突然目の前が真っ白に。目覚めてみると、そこは小学生時代の光景だった。見たことある顔。それは小学生時代の同級生だった。ということは自分も小学生?しかし、目の前には小学生の自分がいた。
ファンタジーやミステリー、青春など色んなジャンルが詰まった作品でした。
ファンタジー視点としては、過去に飛ばされた主人公が、どのようにして脱出できるのか?過去とは違った光景であり、タイムパラドックスといった要素もあって楽しめました。
ミステリー視点で見ると、いったい自分は誰なのか?過去にはなかった動物虐待事件や怪しげな男の謎とは?といった楽しみ方があって面白かったです。
青春小説の視点で見ると、子供の頃に感じた純粋さならではの勢いがあって、あの頃の日々を思い出しました。同級生の女の子や同級生の手も借りて、奔走する姿に少年〇〇団のような冒険心をくすぐらせてくれました。
そしてたどり着いた結末は・・・個人的にわかったようなわからなかったようなモヤモヤ感がありました。
でも、その背景にある「自分」に対する葛藤がものすごく影響されている印象がありました。なかなか自分を客観的に見ることは難しいことです。
それでも、何かに躓いた時、客観的に自分を見ることで何か変わるかもしれません。
少しでもいいから、自分に自信を持てるよう、生きていきたいなと思いました。
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和也と同い歳にいる息子に、本作品を薦めてみました。
本書を紹介している動画もありました。
https://youtu.be/PxJEuKrqznE
「未来の自分を救うのは、今の自分だ」
良い言葉です。
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読メ献本で頂いたサイン付きプルーフ版(数年ぶり家の2回目!)。
ホームから転落した人を助けられなかった事がきっかけで10年前にタイムスリップする話。
少し変わっているのが主人公は10年前に存在していなかったはずの人物になって過去の自分自身向き合いながら話が進んでいく点。
ただの小学生を見る分には未来に希望がある感じでいいけど、
先を知っている状態で過去の自信を見せられたらイラつく人が多そうだ。
不審者や転落した女性の正体は想像がついた。
せっかく頂いた本なのでまた何年後かに読もう。
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子どものときに持っていたあの謎の「全能感」を思い出した。
自分はこの世界の主人公で、天才で、なんでもできると信じていたころ。
あの気持ちを手放してしまったのはいつ、何がきっかけだったんだっけ、と思いをめぐらせた。
装丁はnext door designさん。
今回もばちっと世界観に合ったデザイン。
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宇宙消滅の次はタイムスリップ。小説ならではの醍醐味か。そうとは知らず、初めて手にした作家。イヤな自分でも過去があるから今の自分がある。消してはいけない。
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タイムスリップもの。
自分に対して嫌気がさしている20代前半が子供のころに違う子供としてタイムスリップして謎を解き明かしていく物語。
子供の世界は未来に不安もなく輝いている純粋な気持ちと大人の自分のその先の未来は明るくない2つの衝突が読んでて複雑な気持ちになった。
自分の過去は変えられないし嫌な過去から逃げるのではなくその上に今の自分がいるという事を改めて思った。
ただ、複雑なストーリーではないが私は読みすすめるのに苦労した。
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展開がなんなとなく予想はできるがちょっとしたおまじないなどの些細な言動に子供らしさやそれぞれの性格がでていて面白かった。
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タイムスリップしてやり直しなのかと思いきや、昔に戻ったものの、自分は昔の自分ではない誰かになっていて…。
主人公は大学生になり、ようやく自分のダメっぷりに気づいて厭世的になっていて、まあ、その心持ちがイライラさせられ話の内容よりそっちの方が読む意欲を削ぎ、早く改心してくれーと思いながら読んだ。毎日コツコツ働いて日々の糧を得ていく地味な生き方をちゃんと評価する社会であれば良いと思う。
目線が大学生なので、小学校には向いていないと思った。
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自分が嫌で、自分を変えたくて、でも出来なくて、自分の人生に嫌気が差していた大学生の敷石和也。
過去にタイムスリップした彼の成長物語。
タイムスリップ・3種類。
『登山』未来が確定している場合のタイムスリップ。
『木の幹』何かのきっかけで全然違うルートに未来が逸れる、タイムパラドックス、未来を変えることができる。
『巻き戻し』巻き戻った時に意識だけ飛び出して、入る身体を間違えたとか?
中身は大人の俺、外見は赤の他人。ややこしいタイムスリップ。
渡来凛の理解が早い。
人生の道に迷って、迷子になった敷石和也。
友人と一緒に謎を探り、犯人を突きとめようとする。
自分自身と闘うストーリー。
俺は誰だ?何回も自問自答する。
このまま生きていこうか?
時間軸の違う自分に会ってはいけないのでは?とか、過去を変えたらダメなのでは?とか
タイムスリップのルールが、どうなってしまうの?と色々疑問があったが、
ヒーローになれたと思う。助けに行けて良かった。
和也が成長できて良かった。
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暖かくて、優しくて
それでも苦しくて、
もがきながらもどうにか前に進まないといけない
というような、学生ならではの気持ち
20歳になって、年齢では大人にされたけど
心はまだまだ追いつかない。
どうしろってんだ。
こんな俺の人生もううんざりだ。
たかなりの心の叫びが聞こえたようなきがする。
轍。
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時間移動系の小説。想像とは違ったがなかなか面白かった。私の語彙力不足か、かなりわからない言葉が多く調べながら読んだので時間がかかったが、勉強になった。
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身近な人が和也にそっくりで、重ねながら読み進めた。
中2病から目を覚まさせてくれるのは、結局自分自身なのかなと思う。