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第72回芸術選奨・文部科学大臣賞文学部門 受賞作品
みんなの評価4.9
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評価内訳
2021/11/30 20:06
投稿元:
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傑作だ。まだひと月あるけど、今年読んだ小説の中でたぶんナンバーワンだと思う。タイトルの「魂」はフランス語で文字通りの意味とは別に弦楽器製作に使われる「魂柱」という意味があり、その両方の意味で壊れた「魂(柱)」の再生の物語だ。フランス語で出版され、7つの文学賞に輝いたものを作者本人が日本語に訳した。日本語も素晴らしいけど、フランス語でも読みたくなった。
2022/01/24 15:31
あの戦争の「死んでも死にきれない」人々へのレクイエム。物語全体が美しく、格調が高い。深いため息とともに長い余韻が残る作品。
2022/02/06 09:38
日本人がフランス語で書いた小説で、本人による日本語訳となった本。 クラシックの弦楽曲の底に流れる各弦の主張と調和という概念が個人の市民権という概念と響きあう。 軍国主義下の日本で弦楽曲も他のクラシックの曲と同様に敵性の曲として蔑まされ、そして主人公の父親(趣味でバイオリンを弾く人)はこの世から姿を消す。 フランス人に養子として育てられた、主人公レイは弦楽器職人となり、弦楽器の弓をつくる職人とパートナーと暮らしている。そこに父親と短い時間交流した軍人の孫娘がバイオリニストとして現れる。 世代を超えて交錯する魂。壊れたの楽器(魂)であったが、さらにその奥にあった魂は受け継がれ、国境を越え、世界中に響き渡るのであった。 作品にとりあげられる弦楽曲聴きたくなる素晴らしい本でした。
2023/04/30 02:28
存在を知って、これは読まねば!と直感的に思った一冊です。小説部門で、これ程までの傑作は久しぶりです。芸術の域に達している、文章も筋も美しく完成された一冊でした。 アキラ・ミズバヤシさんが、フランス語で書き、それを自ら日本語に訳しているという珍しさも興味をひきます。 日本で戦時中、厳しい思想統制がされる中、中国人の友人とシューベルトの弦楽四重奏の練習をしていた主人公の父親が、軍人に、敵国人と仲良くしている非国民と罵られ、大切なヴァイオリンを足で踏みつけられ大破させられることから物語は始まります。 シューベルトの音楽は天国的な美しさと、崇高な孤独感、善も悪も包み込んでくれる優しさが感じられ、一番好きな作曲家です。 そのシューベルトや、ベートーヴェン、さらにはベルクの音楽が出てきて、ずっと読んでいる間、美しさや苦しさを含んだ音が鳴り続けているようでした。 綺麗で深みも悲しみもある音楽や文学を、慈しみながら愛聴、愛読することで養われる確固たる倫理観や思想が、愚かにも争いに走ってしまう人間世界にいかに必要なものか、この一冊を読むと改めて知らされます。