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絵本の監修は、杏林大学保健学部教授の佐々木裕子さん。
おなかの中の赤ちゃんの成長や
パパやママが赤ちゃんの誕生を待つ日々を描いています。
『4歳からの いのちのおはなし絵本』。
<『あとがき』より>
子どもが保育園に通っていた時、助産師の佐々木裕子さんと、
看護学科の学生さんたちがいらっしゃって、
『いのちのおはなし会』をしてくださいました。
4歳児クラスを対象にした子ども向けのおはなし会だったのですが、
保護者も見学ができたので、私も聞くことができました。
まず、命がどのように生まれるかが、
子ども達にもわかりやすい言葉で伝えられました。
そして、全員に1枚ずつハートの紙が配られました。
よく見るとそこには、針であけられたような小さな穴があり、
「なんだろう?」と、子ども達は興味津々です。
それは、受精卵の大きさをみんなに伝えるための穴でした。
そして、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月……と、
実寸で実重量の胎児の人形が看護学生さんから、
子どもたちの手のひらにそうっと置かれ、
子どもたちは、人形を落とさないように慎重に抱っこ。
命の大切さを子どもも大人も楽しく学べる素晴らしい会でした。
その時のおはなしを参考に、このおはなしを書き下ろしました。
ちょうどこの絵本を制作中は第二子を妊娠中で、
上の子どもにこの絵本のラフを読みました。
そして、絵本を読み終えると、お腹にいた時に、
よくしゃっくりをしていたことや、
生まれてきたとき、とっても嬉しかったよ、と気持ちを伝えました。
この絵本が、子ども達と命について考えるきっかけになれれば幸いです。
はまのゆか