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ロシアンブルとアメショーの掛け合いがコミカルで冷淡で好き。物語の中の物語。伊坂さんらしいといえばらしいんだけど、今までとも違うような。コロナ禍で違う感染物が読めてほっこりしました。
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作家生活20年超の集大成!
フィクションと現実がからまって、ラストで「そうきたか」と。伊坂ワールド全開。
ネコジゴハンターのロシアンブルとアメショーがメインの話も読んでみたい。
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本筋とネゴジゴハンターの話が交互にでてくるので、
どう話が重なり合っていくのかと期待しながら読み進めました。
ネゴジゴハンターの話を、また別の機会に読みたい。
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「神は死んだ」
選択や解釈、個人には個人の自由意志がある
どう考えてどう行動するか、人それぞれに解釈は異なるのだけど
常識ってなに?予定調和って?
ネコジゴハンター、また会えないかな
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ご本人が下のようにコメントされたように、伊坂幸太郎の世界観や正義に対する思いや、情報のまやかしに惑わされるなというメッセージが詰まった名作だと思いました。
興味のあることや好きなもの、心配なことや怖いことを詰め込んだところ、今までの自分の小説の特徴が集まったような物語になりました。
何枚もアルバムを出したアーティストが色々な音楽性を経ていいところを全部出した新作を出したみたいな。
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二カ月近く前から本棚登録して待っていた伊坂さんの新作でした。
今までの伊坂さんの話と比べるとエンタメ的にはいまいちだと思いました。
印象的だったのはニーチェの言葉と作品の主人公、壇先生の最後の、事件がすべて終わってからの推理です。
「作家生活20周年超の集大成となる一大エンターテイメント長篇」と帯にありますが、ちょっとそれにしては私はもの足りなかったです。
伊坂さんの直筆の「初回限定」川口澄子さんのイラスト付きポストカードがついていたのは嬉しかったです。
「興味のあることや好きなもの、心配なことや怖いことを詰め込んだところ、今までの自分の小説の特徴が集まったような物語になりました」と書いてあります。
このカードが今回ファンとしては一番嬉しくて、何度見ても、ニンマリしてしまいます。
とすると伊坂さんは猫や、未来を視る能力、プロ野球、ニーチェに興味があり、集団自爆テロを恐れているのかなとか想像しました。
あとは小説を書く中学生の女の子。伊坂さんも小説家だし。
東北イーグルスというのはもちろん楽天イーグルスのことですね。
現実と中学生の女の子が書いた小説が次第にリンクして融合するところはさすがにやはり上手いと思いました。
ニーチェの言葉では
「人生で魂が震えるほどの幸福があったなら、それだけで、そのために永遠の人生が必要だったんだと感じることができる」
というのが印象的でした。
壇先生の最後の推理が当たってたらすごく面白いのですが、ボカシてありますね。
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伊坂幸太郎作品全て読了済みの私です。
序盤から、過去作品が走馬燈の様に脳内を走り抜け、少し涙腺を緩ませながら読了しました。
私は伊坂幸太郎作品がこの世で1番大好きですと、
胸を張って言い続けます。
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著者らしい遊び心満載の軽妙な物語は楽しめた。
伏線の回収もお見事なんだけど新鮮味はなかった。
最近の文芸に退屈してる自分がいる。
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最初に登場人物表が付いていて、これは登場人物多めの難解なストーリーか⁈と構えて読み始めたら、なんと途中でその意味がわかるという。
あーやっぱり好きだ伊坂幸太郎。
パンデミック真っ最中の書き下ろし。
飛沫感染で不思議な能力が引き起こる設定に笑ってしまった。
メタフィクション。
生徒の描いた物語が現実とリンクしていくところ、その中の2人が小説の登場人物だと自覚していて自分はそこで書かれている事をやっているだけと思っているところが面白い。成海彪子との会話でも、読者のために説明させられてるみたいだと言わせているあたり、私自身がフワフワと宙に浮いた気分になる。私の中にも何者かに弄ばれながら生かされてる感じがあるので、妙にしっくりした。
全編を通して「永遠回帰」がテーマ。
ツァラトゥストラ読まねば。
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伊坂幸太郎の新作
伏線は回収されない。
後楽園球場とか小説イン小説の主人公が出てきたりとかパラレルワールドな設定なのかなとか思いつつもその辺りのことは何も提示されないのでややモヤモヤ。
シェフの気まぐれサラダくらいに作者の好きなものが詰め込まれてる感じは好き。
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伊坂さんらしい作品だった。
「先行上映」という先の未来が少し見える中学教師 檀先生と、楽観的なアメショーと悲観的なロシアンブルで構成されているネコジゴハンターがひとつのある出来事によって色んな事件に巻き込まれ、解決していく作品。
集団自殺、籠城、予知などの自分の好きな要素が沢山入っていて面白かった。
物騒な話題が多い話だったが、ネコジゴハンターのお気楽な雰囲気で重い話題もスラスラ読めた。
檀先生の先行上映を見ることが出来る条件も今の日本と絡んでいてすごいなと思った。
題名の意味は読めばわかると思う。
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いろんな登場人物の角度からみた物語がはじまり
だんだん一本の出口に向かう道に繋がっていく、
そんな伊坂幸太郎ワールド。
ネコジコハンターのコンビが愛らしくて
正義とはいえない立場だけど応援したくなった!笑
今回もすらっと、あっという間に読み終わってました。
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伊坂さんがコロナ禍を踏まえるとこうなるのか!というのが最初の感想。
飛沫感染によって〈先行上映〉を見る檀先生やネコジゴハンターなる2人組、カンフーの達人(?)まで、魅力的な登場人物が代わる代わる描かれるので飽きない構成はさすが。
他の作品とのリンクもやっぱりうれしいです。
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今回も面白かった!殺し屋シリーズを彷彿とさせるキャラクターとストーリー展開。(殺し屋シリーズではないですが)
話の中で、壇先生の教え子が書いた小説(ネコジゴハンターの話)と現実がリンクする瞬間、「え?」となったが、伏線しっかり貼られてた!ネコジゴハンターの二人の会話も、伊坂節が効いてて面白かった。
ニーチェは読んだことがないけれど、ニーチェの思想を知ることができて勉強にもなった。難しそうだから、本格的に読もうとは思わないけど…。
『ガソリン生活』の緑のデミオくんも一瞬だけ出てきて嬉しかった。
伊坂幸太郎節全開の本作、ファンは必見です!
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やはり何かを世に知らしめるためにテロを起こす人はいるもので、それなりに背景はあるんだなぁ…。
ロシアンブルとアメショーの二人もロシアとアメリカを暗示しているようでニヤッとするんだけど、伊坂さんって起こりえないだろう、という内容を事件にして書いていると思うんだけど、小説に現実が追い付いちゃうというか実際に事件が起きてしまうからやはり先を読む能力?がものすごく鋭敏なんだなって感心してしまう。