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ミステリが読みたい!2022海外篇2位。
『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島で暮らす元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。彼らのホテルで8年前に起きた殺人事件の真相をある本で見つけたーそう連絡してきた直後に夫妻の娘が失踪したという。その本とは、わたしが編集した名探偵<アティカス・ピュント>シリーズの一冊だった…。
ー文庫うらすじより
『カササギ殺人事件』を読んでレビューも書いたけれど、どんなストーリーだったのかすっかり忘れてしまって読めるのかと思いましたが、上巻においては大丈夫そうです。
自白して捕まっている犯人は、真犯人ではないのではないかと思います。誰かをかばっているのではないかと思います。
怪しい人が3人出てきたけどあの人じゃないかと思っている人が一人。
巻末は、名探偵<アティカス・ピュント>シリーズのアラン・コンウェイ作の『愚行の代償』の前半部分が載っています。
以下、下巻に続く。
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由緒あるホテルのオーナー一族の娘が失踪した。アラン・コンウェイ作『愚行の代償』に犯人のヒントが記されているらしいが…
スーザンは素人巻き込まれ型探偵としては、なかなか優秀だと思う。と言っている間にアティカス・ピュント登場。下巻で作中作がどう絡んでいくのか楽しみ!
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元編集者が、作家の生み出した名探偵シリーズにヒントを得て犯人が分かったと言い残して失踪した人間の捜索に駆り出される。調査が進んでいるとは言えないまま、ヒントがあるとされる1冊を読み始める。
おや、推理小説の中にあ推理小説ですね。
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『カササギ殺人事件』の2年後、編集の仕事を辞し、ギリシャでのホテル経営に頭を悩ませていたスーザンのもとに、英国から裕福な夫婦が訪れる。
彼らの娘が、ある本の中に8年前の殺人事件の真相を見つけたと言い残し、直後に失踪したという。
その本は、アラン・コンウェイのミステリ『愚行の代償』。アランが殺人事件の真犯人を作中で示しているのだとしたら、娘の失踪にも真犯人が関わっているのではないかと考えた夫婦は、当時編集者として関わっていたスーザンに、娘の行方の手がかりを見つけて欲しいと言うのだ。
作中の登場人物と実在の人物、作中の事件と実際の事件をからみあわせ、謎解きに挑むスーザンは…
感想はまとめて下巻で。
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2018年に邦訳された『カササギ殺人事件』の続編。
作家アラン・コンウェイのミステリー、〈アティカス・ピュント〉シリーズの編集者だったスーザンが、クレタ島で、恋人とホテル経営に追われているところから本書は始まる。前作で死にそうな事件に巻き込まれ、ロンドンを離れたことが語られる。
刊行後すぐに読んで、謎解きものとして大いに感心した覚えはあったのだが、どんな構成だったのかも、すっかり忘れてしまっていた。
本書は、次のように始まる。
クレタ島のスーザンのもとに、"コンウェイの本を読んで、過去に身近に起きた殺人事件の真相が分かった"と連絡してきた娘が行方不明になってしまった、と娘の両親がスーザンを訪ねてくる。その本の中に娘が行方不明になった手掛かりがあるのではないかということで、スーザンは、娘の失踪と過去の殺人事件に関わることになる。
関係人物からいろいろな話を聞いていくスーザン、そして、とうとう、コンウェイのピュント作品、(愚行の代償』を読み始める。これが307ページから。
ここまで来て、はっきり思い出した!入れ子構造になっていたんだ。本作もそうなのか。
いよいよ下巻へ。
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スーザンはギリシャで燻っていた。
愛するアンドレアスについてきたはいいが、出資したホテルは赤字であちこち壊れ、疲弊する毎日。
そんなとき裕福な年配の夫婦が現れる。
「最後の電話で”8年前の殺人事件の犯人がわかった”と遺した」娘の行方を捜してほしいとの依頼。
そのヒントになったのがその殺人事件を題材にしたと思しき小説「愚行の代償」亡きアラン・コンウェイの作品なのだ。
さて、カササギ事件に続き今回もスーザンたちのいる世界のミステリにアラン・コンウェイが書いたミステリ小説の世界が入れ子構造になっています。
今回は真相究明のために「読み直す」という理由だったので、マジで真ん中で入れ子になっていて、登場人物が突然ほぼ倍増するので誰が誰で何をした人だったか幻惑される。
今回本線も作中作もヤな奴が多いなーという印象。
下巻へ続くー。
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今までのアンソニーホロヴィッツの作品を読んでいるので、物語の展開的にはまだ始まったばかりな感じだが、どうせ作品の解決のための要素はある程度出ているんだろうなと思いつつ全く発見できないことが悔しい。特に著者は重大な事実をさも大したことがない事実としてさらっと書いてしまうくらいうまいので絶対見つけてやりたい。
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前作同様、今度は逆で現実世界で起こった
殺人事件が小説の中の事件とリンクして
話は進んで行く。
現実世界の元編集者スーザンが下巻で
どう犯人に辿り着くか、とても楽しみ!
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カササギ殺人事件の、上巻から下巻へ移った時の衝撃は忘れられません。そんな作品の続編が出るとわかった時の狂喜といったら!噛み締めるように読みました。あれからあらゆるミステリー読んできたので、スーザンが事件について尋ね回るシーンは申し訳ないけど「普通じゃん」と思ってしまいましたね。けれど、作中作が登場すると、きたきたー、という喜びを抑えることができませんでした。この作品が事件とどう絡み合うのか、上巻読み終わった今、わくわくが止まりません。誰と誰が重なるのか、どうしても考えてしまいますし、この人は実はこうなのでは、あの人と関係あるのでは、とこんな私でもいろいろ考えてしまいます。そんなふうに導いてくれるこの作品はエンタメとして最高ですね。どうなるかわからない下巻、またまた噛み締めて読みます。
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❇︎
いつか読もうと思いつつ、
偶然、図書館で見つけた一冊。
他の人の口コミでは、上で終わらず
最後まで読むと面白さがわかるとあったので、
下に出会えるのが楽しみです。
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『ヨルガオ殺人事件』Moonflower Murders は、『カササギ殺人事件』から2年後の2016年が舞台。
……だから、『カササギ殺人事件』が未読の方は、まずそちらから読んだ方がよいでしょう。
「ギリシャのクレタ島で暮らす元編集者の『わたし』を、英国から裕福な夫妻が訪れてくる。
彼らのホテルで8年前に起きた殺人の真相を、ある本で見つけた——そう連絡してきた直後に夫妻の娘が失踪したという。
その本とは、『わたし』が編集した名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズ第3作目の『愚行の代償』……。」
というわけで、イギリスで起きた8年前の殺人の真相を解決するために、わたしはその事件と、そして『愚行の代償』を書いたアラン・コンウェイの足跡を探っていきます。
そこまでが、本書上巻の300ページくらい。
そして、わたしは『愚行の代償』を再読し始め、本書の読者も作中作である『愚行の代償』を読むことになります。
『愚行の代償』の舞台は1953年の村、事件は一世を風靡した女優の殺人です。
ここで、登場人物も二倍に増えるので、上巻はなかなか読むスピードが速くならなかったのですが、だんだん面白くなってきて、下巻に続きます。
https://yuseum.blog.ss-blog.jp/2021-10-21
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カササギ殺人事件の続編登場!ということで上下巻とも購入。まずは上巻読み終えた。
前作からガッツリ話が続いているので、前作は読んでおいた方がより楽しめるだろう。前回と同様、今回も作中作が入る。これはこれで面白く、良いところで上巻終わってしまった。続き気になる。
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上巻読んだ時点では本編も作中作も辛気臭いし感じ悪いひとばっかりだしで読むのしんどかったけど、下巻で読んでよかったと思わせてくれるのかな。
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ストーリー展開、情景描写、登場人物の掘り下げ、どれも超一流。日本語訳もスムーズに読める書き方で、とても上手いと思う。
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作中に出てくる「ローレンスのメールには、この謎を解く鍵がたくさん隠れていたというのに。」という文章。また来ましたホロヴィッツ得意のやつですね。こういう言葉に自分は弱すぎる。
作品の中で主人公のスーザンが小説家アラン・コンウェイをこき下ろしているがこれはホロヴィッツ自身への自虐ネタ何だろうか?
カササギ殺人事件の展開からすると今回は逆パターンかと後半に期待している。つまりは「愚行の代償」の中に入っていくのだろうと予想。カササギの方では未解決になっていたから「愚行の代償」は最後まで読ませてくださいね。
一度で2度ミステリーが味わえる作風はいいですね、ただアラン・コンウェイの書き方は視点が移りすぎるので登場人物を把握するまでしんどいです。