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電子書籍
読みやすさは満点
2021/11/09 03:06
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投稿者:はわたり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライトノベル作家さんが執筆されているので、とにかく読みやすくて一時間もあれば読了できます。作中で原作のストーリーをかいつまんで説明しているので、この本だけ読んでも大丈夫です。ずっとほのぼのしたお話が続いてハッピーな気持ちになれます。一話ごとに原作者の素敵な挿絵があるのも嬉しい。
ただ、その文体のやわらかさや読みやすさの反面、読み応えはあまりありません。元々少年誌の作品なので、低年齢層を意識されている所以か、感嘆詞が多く、全て一人称視点で話が進みます。地の文が2行以上ある箇所はほとんど無く、キャラクターの心の台詞がそのままあります。いわゆるライトノベルによく見られる形式なので、好みが分かれるところです。
また特別編のファンタジーパラレルでは、その「ライトノベル」らしさが格段に上がります。これも、読者の性向にかなり左右されるのではないかと。原作のカバー裏の延長のような具合です。個人的には珠子の服が溶けたり、綾の露出の多い衣装など、男性向けハーレムっぽい描写が苦手で、原作の珠彦たちとは別物だと考えるようにしました。(あと白鳥兄妹もイラストで描かれていたので出てきてほしかった。)
結論として、原作のこぼれ話を読みやすい文体で堪能出来る作品でした。特に珠彦の苦手な食べ物を克服する話は、現在原作者の方が連載されている方でも少し出てくるので、原作ファンは必見かもしれません。夕月の名前に関するシーンも素敵でした。オマケのお話は私には向いていなかっただけで、パロディとして楽しめる人にはとても刺さると思います。
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