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平坂読先生は読者のほとんどが経験したことのない職業や立場の日常に「厚み」を持たせるのが上手いなぁと、改めて思った。
多分これ、取り上げたトピックスひとつひとつについての文献を少なくとも一冊ずつは読んでるよね。
それ単体でも社会派サスペンス1本書けちゃいそうな情報量をさらっと軽く読めるコメディに仕立ててるの、マジで構成も文章も上手いんだよなぁ。
1巻に散りばめられた細かい細かいキーワードが2巻以降でどう開花するのか楽しみ!
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1つの章も短く、読みやすかったです。
タイトルと物語の関係性もしっくりきて、これからの展開が楽しみです‼️
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異世界転生ならぬ、異世界から転生話。
と思ったら、その設定ほとんど意味ないやん!
探偵やホームレスってなんぞや、やいじめ・三国志等のちょっとしたテーマから広がる話を、コメディ的に描く作品であった。
それぞれの話で、ちょっとだけ役立ちそうな小ネタが挟まっていたりして良き。
基本的に、平坂先生の平坂節を楽しむ作品。
学んだこと:
・アレオパゴス会議のフリュネ
フランスの画家ジャン=レオン・ジェロームが1861年に制作した絵画
花魁だったフリュネが祭儀に対する不敬を理由に訴えられた時、弁護士のヒュペレイデスが陪審員の前で彼女の服を剥ぎ取った絵。陪審員は彼女の美しさを見て、こんな美しい人が有罪なわけが無い、と無罪になった。なんともはや。
・いじめ対策は、証拠を取って弁護士に内容証明を送ってもらうのが一番。
・三国志演義の孔明はちょっとよく書かれすぎているという説があるが、史実の孔明のほうが実はもっとやばいのでは?と言われている。
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ジャンルとしては異世界(?)コメディ。
ただ、典型的な異世界ものではなく、魔術に長けるヒロインが異世界から転移し、主人公とともに探偵業を営むというわりと新鮮な設定。
漫画を読んで面白かったので原作にも手を出したが、原作もやはり面白く次巻以降が楽しみ。