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長い間楽しませてくれたお話もここで終わり
読んだ感想としては、大団円になったものの打ち切り漫画みたいになったなという印象
とはいえ、世界を救おうとしたらDが邪魔するのは当然だし、まともにDが相手なら誰も勝てるわけ無いし、勇者が空気だから活躍させようとすればご都合主義な感じになるのはしょうがないなと。
しかしどこまでいってもDの実力の底が見えなかったのはとてもよかった
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遂に完結
あそこまで強くなった白ちゃんならこのエンディングも仕方がないかなぁと思いつつ魔王と一緒に居させてあげたかった
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完結しました。おめでとうございます。
ウェブと違って“その後のみんな“があって良かった~
二行づつでも消息がわかるのは嬉しい。蛇足であろうが嬉しい。
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15巻、16巻併せて読了
あとがきで15巻は準備回なので盛り上がらない、と書いてましたが、とんでもない。
15巻の前半、戦後処理部分ではこれまでの各自の経験などが明らかにされ、十分に面白かった。
後半、ワールドクエスト発令後は大いに盛り上がった。
世界の全ての人が白き神と黒き神との決戦に影響力を行使することができる。
MMORPGをやったことないけど、フェスとか限定イベントとかの盛り上がりを再現できていると思うし、それに加えて世界の人々の悲壮感までうまく表現されている。
ようやく最終巻
勇者一行と邪神Dとの戦闘は、いかにもMMORPGのボスバトルという雰囲気がよく表現されていてとても楽しく読めた。
EXでは、勇者一行は、白からは分からない人族の動きなどを物語るための後付けのキャラだ、ということが書かれていたはずだ。
しかし、最終巻ではスキル天の加護を持った勇者が第三の選択肢に至る重要なカギを握っていた。
これは、よく小説家がいうところの、キャラクターが勝手に動き出す、というものだろうか。
物語全体の進行も面白かった。
序盤は、よくある異世界転生ものと同様、スキルの大量獲得によるカタルシスによって読者をひきつけていった。
スキルの大量獲得は異世界転生もののお約束だが、これは誰しもが何かしらのコレクター魂をもっているからこそ、みんな大好きなのかもしれない。
7巻から8巻にかけて、白が神化し、スキルがリセットされる。
スキルのインフレによって作者もスキルの管理ができなくなったのかもしれないし、スキルが増えるにしたがってスキル獲得のカタルシスも低下していくのだから、実にうまい判断だったと思う。
8巻から若干のなかだるみがあるものの、序盤で語られていた現在(8巻時点では未来)と現在進行中のストーリーがかみ合って伏線回収されていくことにカタルシスの重点が移っていった。
読者の興味と関心をうまく誘導して、一気に最終巻までもっていき物語をまとめ上げた。読み手としては、作者にうまく乗せられ、気持ちよく最終巻まで読み通すことができた。
とてもおもしろかった。
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終わった!このシリーズ16巻で!
16巻目途中まで読んでいて、この調子だとあともう1巻くらいで終わるなぁ~と思っていたら、終盤一挙に終わった!
昔のライトノベルで異世界物と言えば、日本の少年か少女が、異世界の神だか大司祭だかによって、その世界を守るために召喚されるといった類い。召喚された少年か少女かは、凄い能力を授けられて、その異世界で大活躍ってのが大体の筋。
ところがこのラノベ、召喚されたはいいが、全くの弱い小さな蜘蛛の状態で異世界に登場と、ある意味斬新だった。
その弱い小さな蜘蛛が生き延びるため様々な試練に、それこそ無様に、時に卑怯に、ある時は開き直って、そして逞しく立ち向かっていく姿は、面白可笑しく、また納得もさせられ、何となく応援してしまう。そんな感じで読んでいた。本来、気持ち悪い蜘蛛が主人公!その蜘蛛が戦いを通じて、どんどん強い魔物に進化していく。蜘蛛の魔物ってやっぱり凄く気持ち悪いけど、この本に出てくる蜘蛛も魔物(例えばアラクネとかクイーンタラテクトとか)もなんか可愛く、弱い形態の時は健気で、強い時もドジで、やはり全体的に可愛く思える。
実像を想像すると、とてもじゃないが見たくないし、近付きたくもない!でも、イラストが可愛らしかったせいで、可愛らしいイメージで読めて良かった。
途中から話が段々複雑になってきて、それにつれ面白みも少くなってきたように思えたが、それも「人族」と「魔族」との戦いが始まってから、また面白くなってきた。
「異世界召喚物」のライトノベルでも色々なパターンの物があり、こういった本来主人公には向かない魔物が主人公というのもありだろうと思う。
ただ、16巻は無理やり最終話にしたような感じなんだけど。