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メモの有効性
白紙に向かって書く=何かに向かって思考するのは大変
その手前の準備、土台がメモ
メモに対する考え: 覚えるためではなく考えるためのもの
メモの取り方:自分の言葉で書く、メモは問いの答えを書く 本や事象に対して問いを考えながら読む、考える
今ある知識に重ねる 広く考えつながりを見つける→ 体系化する
セレンディピティの本で点をたくさん打つことでつながりが増え大きな、新たな成果になる とあったがメモを題材に同じことが書かれている。
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「ツェッテルカステン」というメモ術を解説した本。
ツェッテルカステンとは、ごく短いメモ同士をリンクさせることで、情報を管理したり、新たな発想を生むメモ術のようだ。ちなみに「ツェッテルカステン」という名前は、ドイツ語に由来するらしい。
本書は日本で数少ないツェッテルカステンの解説書という点で、意義深い。ツェッテルカステンの考え方も、とても興味深い。
ただ、惜しいのは、本書ではツェッテルカステンの具体的な手法が最低限しか解説されていないように感じられたこと。本文の大半はツェッテルカステンの背景にある考え方やメリット、留意点に充てられており、具体例はほとんど出てこない。
また、話題があちこちにいったり、文章がいかにも翻訳文で読みづらい(これは翻訳の問題というより、原文の問題によるところが大きい可能性もある)点が、理解を妨げているようにも感じられた。
とはいえ、ツェッテルカステンの概念を理解するのに有用であることには変わりない。
「どうメモを取ったものか」という漠然とした悩みを抱えていたわたし自身にとっては、ありがたい本だった。
傍に置きつつ、実践を通して理解を深めたい。
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多作の社会学者ニクラス・ルーマンのメモ術“ツェッテルカステン”の解説
「書かない限り体系的に考えることはできない」
(ルーマン、1992)
1960年代
弁護士は向かないと思い公務員になったルーマン
しかし、行政のキャリアも人間関係が重要なので向いてないと自覚したルーマンは、9-5時で働いたらすぐに家に帰り、読書、哲学、組織論理、社会学への関心を満たした。
p42
・メモを取れば、書くことではなく思考に集中できる
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実際のリンクの仕方がいまいちわからない。メモが宝の持ち腐れにならないようどうすれば良いのか…
何かを執筆する予定のある人に向けた本であるように思う。
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メモを取ることについて。
個人としてメモを取ったり、書くことの重要さを感じているので、非常に刺さった一冊。
ツェッテルカステン
メモ
・考えてから引き出すより、書き留めた物を手元に用意する方が楽
・アウトプットするためにはインプットが必要。それが構造的に整理されていれば、それを紡ぐ大きな助けになる
・書くことは考え、読み、学び、理解し、アイデアを生み出すことを最大限に促進する
・何かを本当の意味で理解したいなら自分の言葉に直さなければならない
・書いていれば読んだ内容を理解する可能性も、学んだことを覚える可能性も、意味ある思考ができる可能性も高くなる
・メモには走り書き と 文献メモ と 永久保存版のメモ がある
パッと思いついたことが走り書き
何かを読むたびに取るのが文献メモ 忘れたくないこと自分の思考、あとで文章に使いたいことを書く
他の人に読んでもらうつもりで自分の活動にどう関係していくるかを考えながら整理して書き直す。
メモのリンク付、配置構成を行う
ポイントは自分の持っている知識に蓄積させていく
・集中と持続的注意が重要
・メモを入れる際は問いが重要。その情報は他とどう繋がっているか、自分にとってどんな意味を有するか
・書くことは移すことではなく翻訳すること
・
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メモ取りが単なる情報の記録ではなく、知識の整理と新しいアイデアの創出にどう貢献するかを掘り下げています。
この本を通じてツェッテルカステンというメモ術を知りました。
特に印象的だったのは、メモをただ取るだけでなく、それらをどう関連付けるかが重要であるという点です。自分の言葉でメモを書くことが、理解を深め、覚える上で非常に効果的だと感じました。
ただ、実際にツェッテルカステンをどう実践すべきかについての説明は少し不足していると感じました。
デジタルツールの利用やアナログ手法のバランス、そして具体的なメモとメモのリンク作成方法など、もっと詳細なガイドラインがあれば、このメモ術をさらに効果的に活用できると思います。
それでも、このメモ術によって、日常生活や職業における情報管理とアイデア生成がどう変わるのかを試す価値は十分にあると思いました。
全体的には思考の整理とアウトプットの向上に役立つ一冊でした。