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晴明さま、新シリーズでも相変わらず。
お酒から離れませんか?
お弟子さんに関しては、今回名前は登場しないけれども、今回のテーマから考えると、今後は出番がありそうなよかん。
楽しみである。
新シリーズでのメイン冥官は茜さん。
これまた相変わらずの時子さま溺愛な篁さんと時子さま自身も登場だが、こちらは『晴明さん』とほぼ同じ立ち位置。
あくまでサブキャラである。
それでも、二人を引き続き見られたのはファンにとっては嬉しい展開。
今回の主人公は晴明さんの子孫にあたる大学生。
ではあるものの、今回は少し作りが特殊な感じ。
京都の守りを強くするため、式神を作れる人物たちの育成の話になるので、彼一人に物語の主軸がいかない。
主人公は交代制なオムニバス形式のように読めた。
今回は特にそれぞれの人物の自己紹介的な話になるので、よりそう思えた気がする。
桃花ちゃんを含めても五属性がまだ揃っていないので、主役枠は少なくとももう一人は増える。
これまでとはまた違った作りの話になりそうで、増えていく登場人物たちをどう絡めて、どう物語を組み上げていくのか、これも楽しみである。
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かの安倍晴明に連なる陰陽師「桔梗家」の跡取りとして生まれた青年・晴人は、京都は哲学の道で不思議な和装美女・茜と出逢う。
彼女が西陣で営む「かんざし六花」には式神を「育てる」裏の仕事があった……故郷の神様との約束、西陣に迷うこけしの思い、会津で「祇園祭」を守る女性の決意。
珊瑚玉から生まれた式神・さんごを連れて、晴人は京都と一族にまつわる不思議に触れる――
古都・京都が式神と陰陽師を育む、優しいあやかしファンタジー。
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Tさんのおすすめ。
あーその茜さんね。
「からくさ図書館」と同じ作者なのだが、同じ登場人物らしい。
その割には安倍晴明があっさり呼ばれてすぐ出てくる。
からくさ、ではラスボス的な感じだったのに。
京都の山奥から市内に出できた晴明の子孫、晴人が式神を育てるというお話。
育てると言っても、核の部分は茜にもらうし、
連れて歩いてるだけで特に何かしている訳ではない。
晴人は子供の頃から霊が見えていてそれを隠して普通の生活をしているが、
祖父のいいつけを守るタイプということで淡々と物語は進む。
途中で出て来たマジョリカタイルの喫茶店は「さらさ西陣」がモデルだろうか。
一度、行ってみたい喫茶店だ。
とりあえず、式神は産まれたし、
一族にかかっていた神の呪いが解けて良かった。