投稿元:
レビューを見る
面白い。
最近、近所の「トイザらス」跡に居抜きで開業したドンキに行くたび、幼かった子どもを連れて玩具を買いに来た頃のことを懐かしんでいたので、「イヌキ」により土地の記憶が伝播するとの論にやたらと納得してしまった。
コロナ禍で「隔離」を促すAmazon的なものに、ドンキ的なチェーンストアがどう対峙していくのか、興味が沸く。
冒頭のレヴィス=トロースのくだりは流石に牽強付会と思うが。
投稿元:
レビューを見る
朝日新聞の書評で気になって。ドンペンくんは南極生まれ東京育ち9月8日生まれ身長体重スリーサイズ98。個性全開ド派手居抜き店舗、圧縮陳列ハレ演出しヤンキーとDQN御用達から食品豊富M EGAドンキで主婦層取り込み、積極海外展開でこれからも成長が続くのかを若きZ世代研究者が解き明かします。
投稿元:
レビューを見る
うーん。わかったようなわからんような。納得してないんだが納得してるような。どういうんだろう。妙に納得してる。
投稿元:
レビューを見る
序章:日本中がチェーンストア
チェーンのイメージをときほぐす
第一章:なぜ過剰な外観は生まれるのか
レヴィ=ストロースが語るドンペン/なぜドンキの外観はさまざまなのか
第二章:都市のなかの「ジャングル」
「ジャングル」としての店舗構造/驚くほど似ているドンキとヴィレヴァン/コンビニとどう共存するか
第三章:チェーンストアは新たな地域共同体である
ヤンキーとDQNとドンキと/「呼び込み君」が私たちに伝えてくれているもの/地域共同体のなかに生まれる新しい共同体
第四章:ドンキから見える日本のいま
チェーンは歴史を壊すのか?/ドンキ的な資本主義のルートへ
終章:チェーンストアの想像力
チェーンが生み出す「ゆるやかな連帯感」/オンライン化する世界におけるチェーンストアの可能性
投稿元:
レビューを見る
今や一大チェーンストアへと成長したドンキ
ホーテ。通称ドンキですね。
2021年12月時点で国内店舗数594、海外92
店だそうです。
ドンキといえばごちゃごちゃしたジャングル
に例えられる雑多な商品陳列がよく知られて
います。
全ての店がこのような陳列であり、本来個性
的とされたこの点が、どの店でも没個性とし
て再現されているかといえば、答えはイエス
でもあり、ノーでもあるのです。
実はドンキは店舗毎の「多様性」「個性」が
溢れているのです。
そしてそれは外装のあのペンギンにも表れて
います。
出店の際は地域住民の反対運動などにも発展
した過去あるがゆえに、実はかなりの地域性
地元色を重視していると思しき工夫が数多い
のです。
それらの考察をまとめた一冊です。
投稿元:
レビューを見る
ドンキを建築、都市、他、様々な点から書かれている。
異質なチェーン店ドンキを深掘りしているのは読んでいて楽しいが、少し飽きる。
投稿元:
レビューを見る
ドン・キホーテのペンギンの考察から、ドンキが居抜きによって発展していく様、地域性のあるドンキの姿などを記した本。
かなり斬新な着眼点ながら理にかなっていると感じたし、ドン・キホーテの構造や戦略には理解できない部分があったが、この本を読んで納得する部分が多々あった。
何より街中のドンキを見るのが楽しくなった。良著。
投稿元:
レビューを見る
ドンキホーテをメインにチェーン店について述べた本。居抜きで作ってあるとか、社長は泥棒市場という店を出していたとか興味深い話が多数あり。ヴィレッジとの共通項や差異も納得できる。
名曲『ミラクルショッピング』に合わせての解説も大変分かりやすい。
あと社長がドンキのベースみたいな手法にある程度見切りをつけている(黒字続きでも)のには驚いた。
素人には理論がこじつけにも読めるが昔の人も同じ人間という事で根幹は変わらないのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
ドン・キホーテをこよなく愛する国語研究学者が、さまざまなドンキ店舗の取材を下敷きにした、ドンキの果たす文化発信や地元共生の効果の考察録。多様な店舗に対して、過去の出店トラブルや放火事件などの過去経緯を含め取材しているところは立派であるが、当事者にインタビューすることなく経営方針を語っているところは、今風のウェブ言論のように感じられる。