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これは名作!!
高校の図書室に、10年前に貸し出された本が突然返却された、という謎から連鎖して、学校の伝統行事をひっくり返そう、という算段になっていく流れが秀逸。
現役高校生だけでなく、青春のやり直しをしたいと思っている大人にもオススメしたい!
体育祭のシーンはぜひ映像化してほしい。
でも、ここがクライマックスじゃない。
全ての謎が明かされる時、悲しい過去の真実と、その時に手渡された未来への希望が、読後に胸に染み渡る作品。
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とってもいい本を読んだ。
登場人物がみなそれぞれを思いやり、青春があり、ミステリあり本の紹介があり、至れり尽くせりだった。
花音が自由気ままに動いてるようで、しっかりと相手を見ていて心優しい子で可愛いく、自分の恋心に気づく様も部活オンリーな運動系女子で可愛い。
朔太郎もきちんと物事を冷静に考えられる子で、まぁみんな優等生だった。
でもそれが嫌な感じは一切なく、奈良くんのことも読み手もしっかりそうだなと考えさせられるし本当に良い本だった。
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NetGalleyで、名取佐和子さんの「図書室のはこぶね」を読ませてもらいました。
3月17日発売予定です。
とても良かった。
主人公は、高3の百瀬花音。1週間、友人に代わり図書委員の仕事をすることになる。図書室で委員の朔太郎と出会い、10年前から返却されていないはずの本「飛ぶ教室」を見つけ、その謎を解こうとするところから話が展開して行く。
登場人物、全員キャラがいい。魅力があって、引きつけられた。みんな好き。
本の謎だけでなく体育祭にまつわる問題もいくつか発生するし、人と人とのかかわりも興味深い。どれもこれも先が気になる展開で、最後まで一気に読めた。
なんか、読んでて眩しかったなあ。それぞれつらい思いやヘビーな経験、大きな後悔もしているんだけど、この1週間のひとつひとつのできごとが、未来の宝物になっていくんだろうなと思えた。紛うことなき青春。愛すべき日々。
ほとんどの登場人物が意外と重いもの背負っているから、最終的にみんな何かしら前に進めたことが嬉しかった。
キャラもストーリーも読後感も良い。面白かった!
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図書室のミステリー「飛ぶ教室」と言う1冊の本が謎を呼ぶこの本をめぐる過去のつながり、そして体育祭の「土曜のダンス」読みたい本を選んでもらう検索機には興味津々ラストは衝撃的な展開にびっくり本を愛する人に読んでもらいたい感動作です。
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図書館のお仕事、おすすめの本がとても良くかかれている。
図書当番と体育祭が絡む事で、謎を解決しつつ、体育祭に参加できない人をどう参加させるか、「みんな一緒に」が出来ない人について考えたり、伝統を変えていくこと、あとは恋愛など色々なテーマで読める。
おすすめの本が出る検索機、あれは全ての学校や図書館にあって欲しい。
残念な所は、「図書室」についての情報が古いですね。
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ケガをして体育祭に出られなくなった花音が、1週間図書委員をやることになり、朔太郎と10年前に紛失した「飛ぶ教室」の謎を解くことに…。花音が一生懸命、みんな頑張ってる。
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『金曜日の本屋さん』のシリーズの名取佐和子さんの作品だったので読みました。
『金曜日の本屋さん』ほど本に関したお話ではなく、青春ストーリーでした。
野亜高校3年3組の百瀬花音と3年4組の図書委員の俵朔太郎らが主人公。
図書室にあるはずのない2冊目の『飛ぶ教室』が返却されていて、それには暗号が書かれたメモがはさんでありました。
「方舟はいらない
大きな腕白ども
土ダンをぶっつぶせ!」
これを書いたのは三十三期生の図書委員だった佐々野公という生徒であり、10年前に事故死していることがわかります。『飛ぶ教室』を返却したのは一体誰なのか?そしてなんで今ごろになって?
百瀬と朔太郎は二人で土曜日のダンス(土ダン)に向けて月曜日から日曜日までの1週間で、この謎を解こうとします。
現役の高校生と10歳年上の三十三期生だった五人の図書委員、初代生徒会長までが交流します。
そして、百瀬と朔太郎は「方舟はいらないー」のメモにあったように土ダンに参加できない生徒たちのために動きだします。
曜日ごとの目次になっていますが「金曜日のホワイトボード」は、「うーん、青春だなあ」と思いました。
月曜日の図書室が楽しみですね、百瀬ちゃん。
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清々しい!アオハル小説。
図書委員だったから、
なんか色々高校時代を思い出しちゃった。
方舟に乗れない側だったなぁ。
言葉に出来ない色んな想いを飲み込んで、大丈夫なフリをしてきたなぁ。
「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」
「乗る者を選別する方舟はいらない」
勇気付けられる言葉が詰まってる。
この小説で紹介された本、どれも読みたくなった。
しっかりミステリーでした。
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10年前に貸し出されたままだったケストナーの『飛ぶ教室』は、なぜいま図書室に戻ってきたのだろう?
ひょんなことから図書当番をすることになった3年生の花音は、名探偵よろしく調べ始めるが――
体育祭を控え、高校内が沸き立つなか、1冊の本に秘められたドラマが動き出す。本を愛するすべての方に贈る、〈人と本〉がつなぐ10年の物語。
青春小説としても楽しめましたし、ミステリーとしても楽しめました。
なぜ、もう一つ貸出用の本があるのか?その謎を解くために花音は動き出すのですが、後半になるにつれて、色々な要素が繋がれていきます。意外な接点が多く、それがまた驚きだったので、面白かったです。
一つの本から、まさかこんなに発展するとは・・・。
その重要となるのが、「飛ぶ教室」。内容を知らなくても、全然楽しめます。
「飛ぶ教室」がどうミステリーに絡んでいくのか?ぜひお楽しみください。
青春小説としては、高校の体育祭の模様が描かれています。高校生達の頑張りもそうですが、集団行動における「障壁」も描かれています。そういった悩みをどう周囲と調和していくのか?
難しい問題を扱いながらも、爽やかな文章で書いています。
自分だったら、どうするか?といった考えさせられる部分もあって、重厚感もありました。
体育祭だけでなく、謎解きの方にも「障壁」といった問題も触れられていて、考えさせられるミステリーだなと思いました。
本によって導かれる「人の縁と謎」。
色んな高校生達が奮闘した先に得るものは何なのか?
自分も何か頑張ってみようと思わせてくれるような雰囲気にさせてくれる作品でした。
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ああーこの感じ
図書館というキーワードで読み始めたけど、
学生時代のイベントの浮き立つ感じのワクワクと
いつもと違う時間の流れに
恋だったり、友情だったり、連帯だったり
いろんなものが動きだす時間の
懐かしさに
自分のあの時間に戻ってしまった。
自分たちの何かを決めて、実行するとか、
変えていくとか、
めんどくさいけど、
そこに向かおうとする
熱量はワクワクもして、
へこたれることもあって、
それでいて満足感もあったような気がする
本にはさまってた謎のメモから
その本の謎を追うミステリー要素や、
過去に起きた先輩たちの物語から
現在おきている学校イベントにまつわることやらの学園もの要素あり。
生徒たちの違う立場からの感じる正義の違いや
ジェンダーレスにまつわるエピソードなど。
「どんな人達も楽しめる環境を整えることが大事」
と伝えてることが心に残る。
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高校生の頃の、健気で一本気でありながら、学校生活でいろいろな事に一喜一憂していた頃を思い出しました。
10年前の出来事を追うストーリーも楽しめましたが、私は何より、登場人物達の心の変化のありように引き込まれました。そして、土ダンの自由型バージョン以降は、涙しながらページをめくっていました。
新たな名作と出会えて幸せな気持ちです!
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★4.5
体育祭に出られない百瀬さんが、代打で入った図書委員として謎を追う一週間の恋と青春と謎解きの物語。
百瀬さんの高身長もキャラ作りに一役買ってるし、朔太郎の描写が徐々に柔らかなものに変わっていく経過がいい。
図書室×司書さん×ミステリー3連コンボそろった個人内三部作にランクイン。
他ニ作は独断と偏見により、
綾辻行人「Another」
相沢沙呼「教室に並んだ背表紙」
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高3最後の体育祭に怪我で出られず、代打で図書委員になった主人公。そこで謎のメモの挟まった本を見つけてそこから話がひろがっていく。
サタデーナイトの曲での体育祭恒例のダンス、青春って感じだし、そこに出られない生徒のこと、当たり前に仕方ないと思ってしまっていることに疑問を感じて動いた図書委員たちの話は奥が深い。
図書室の心理テストみたいな検索機使ってみたいし、体育祭のダンスも出てみたいし、世界観が素敵。
これは青春ど真ん中の学生さんたちに読んで欲しい
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キラキラ、ワクワクの学園青春物語りでした。学校が舞台になっているものは久しぶりだったせいか新鮮でした。登場人物達は皆個性的で魅力的。
謎が謎を呼び、どんどん大袈裟なことになっていくのにサクサク解決していく様が気持ちいい!(ちょっと、突っ込みどころもあるけれど…)
名取佐和子さんの本、もっと読みたいなぁ。
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10年ぶりに帰ってきた「飛ぶ教室」から始まった謎解きが、学校の伝統行事を揺るがすことに…
「みんなで楽しむためには、みんなが楽しめる環境を整える必要がある」
学校生活は何かと"みんな一緒"が定番だ
"みんな一緒"がキラキラしたものとは思えない人もいるんだけどね
一緒⁉︎
うん、そうだね、一緒に楽しんでるよ
一応ね…
でも
何故か心の中は冷めてる
イヤだよ〜って叫ぶ小人が隠れてる
そんな時もある
決まりがあると楽でいいし、いろんな個性をまとめやすい
でも、決まりだから、当たり前だからと押し付けるのは、また別の話
それに、決まりだからと、周りに合わせている自分…合わせすぎて、大切なものを見失っていませんか?自分で考えること、気づくことの大切さを思い出させてくれる一冊でした。
まだ読んでないなら…きっと『飛ぶ教室』を読みたくなるよ。
そして、読んだら、「飛ぶ教室」のような仲間や大人たちが欲しくなるよ。