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今、マスコミで話題にしていることは大ウソだらけである。これは、みんなが思っているが口に出せないことばかりである。本当に世の中はウソだらけであると思わせる本である。必ず、利権なので得をするやつがいるのである。
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今年(令和4年)GWに読み終わった本です。3年ぶりに制限のないGWを迎えましたが、ニュースを見る限り人の流れば戻ってきたようで喜ばしいことです。
このコロナ騒動ですが正体が不明であった1年目はともかく2年目の末には、ある程度目処がつけられたのではないかなと思っている私ですが、この本の著者の武田氏は、それを裏付けるようなことを記しています。
武田氏の最新本であるこの本には、コロナ以外にも世の中で使われている・使われてきた様々な言葉・出来事について、本当はなんだったのかを「理系思考」及び根拠のあるデータをベースに解説しています。
多くの研究者は研究費を獲得するために彼と同じ行動を取ることは難しいです、バイアスのかかっていない武田氏の解説はためになります。コロナ、EV・脱炭素、SDGs、これらは私が生きている間に必ず白黒がつく問題だと思っています。この活動を通して利益を得るのはどのような人達なのかを考えながら、私の行動も慎重にしていこうという思いを強くしました。
以下は気になったポイントです。
・1970年には石油が枯渇する、と言って値段をあげましたが、現在は産油国が有り余る原油の発掘量を減らすことで値段を上げている、その点を指摘する声が日本のメディアから聞かれることはありません(p26)
・2020年2月まで、東京都医師会の新型コロナ研究グループが都民全員に対して配ったパンフレットには、新型コロナの流行にはマスクは関係がありません、と書いてあった。もしマスクが関係あるとしたら、実際に新型コロナに感染した人がくしゃみをしたり、咳をしたりする時のみである(p35)
・日本ではインフルエンザで病院に行く人が年間1000万人、あまりひどくならず病院に行かない人が1000万人、その他の風邪の患者が2000万人ほどで、合計4000万人という国民の約3分の1が毎年風邪かインフルエンザにかかっていて、そのうちの数万人が亡くなっていた(p37)
・ウィルスそのものが感染者の口から飛び出してくるわけではない、咳と一緒に吐き出された唾の中にウィルスがある、唾の飛沫は大きいので飛沫を浴びても30ミクロンの孔のマスクでも止まり、その唾はマスク表面の布に吸着する。布についた唾の水分が蒸発してウィルスが動けるようになり、口内まで侵入してくることになる(p41)
・2020年にインフルエンザが流行らなかった原因は、ウィルス干渉にあったから、つまり2020年1月頃にはすでに日本で新型コロナウィルスが蔓延しつつあり、それによりインフルエンザウィルス干渉によって抑えられた(p47)
・人工透析にかかるようになるまでの医療費は本人負担(健康保険に入っていれば2−3割負担)であるが、人工透析をしなければいけないほどに腎臓が悪化すると全額国庫負担となる。具体的には500万円くらいの医療費が無審査で病院の方へ行く(p57)
・2021年末までに新型コロナにかかった人はPCR陽性者で180万人なので、本当に新型コロナにかかった人となると100万人程度であろう。人口1億人でワクチンを打たずにいると100万人かかる、2020年の初めに国内で感染が確認されてから約二年間で人口の1%が新型コロナにかかったので、年間0.5%かかったことになる。ワクチンを打った場合には、何もしないでコロナにかかる感染者よりも減らなければならない、つまりワクチンの有効率は99.5%以上でなければならない(p77)ワクチン接種後に亡くなった人は、2021年8月の発表では1002人、例年の風邪でなくなる人とほぼ同数が亡くなっている(p79)
・環境問題で言えば、ガソリン自動車も電気自動車も大差ない、燃費もほとんど同じ。電気自動車は電気を使うわけだが、その電気を作るときには結局CO2や温室効果ガスを排出する(p137)
・プラスチックストローの生産はプラスチック全体の0.003%程度で、使い終わったらゴミとして捨てられるので量的にも捨てても問題ない(p146)よく萌えるし燃えたのちに毒物が残ることもない、自然のものなので微生物が食べてくれる(p147)
・欧州はかつてのように軍事力で他国を圧倒することができないので、新たに武器として考え出されたのが国際規格・環境問題である。具体的には、ISOの国際規格、スポーツのルール、電子機器の国際標準、リサイクル、生物資源の保全、温暖化、持続性社会の構築はいずれも規格・環境の仮面をかぶっているが、本当の狙いは欧米社会の優位性を保とうという策謀の一環である(p151)
・日本文化は力づくではありませんから「女性を所有物にする」という考えは持たない、男性は女性よりも畑を多く耕すことができるし、感情の起伏は激しくないので冷静な判断も下せる、しかし人生を豊かに過ごすには、女性特有の優しさ・粘り強さが必要です。日々の生活のやりくりについては、女性の方が上だということに日本人は早くから気づいていた(p200)
・女性を敬う一方で、天皇の跡付きには男性を選んだ、当時の人は経験則として非常によく生物学を理解していたのでしょう、男親の遺伝子は男の子が継ぐということを、一方女の子に対しては、親の気質が遺伝するよりも子孫繁栄のために優秀な遺伝子を残すようにできている、劣勢遺伝子は男児に受け継がれる、それにより男児が早世することを見越して、生まれてくる数も男の子の方が女の子よりも3%ほど多くなっている(p205)
2022年5月8日作成
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理系思考について知りたくて読書。
著者の話はユーチューブ番組、音声ブログ、サロン、講演会などなど学ばせてもらっている。そのためか、正直、本書から得られた新しい情報はない。
しかし、活字で読むと違った氣づきや感想が浮かび、そこから派生して調べたくなる。
また、残念ながら本書からは理系思考を身につける方法は学ぶことができない。本書は、ノウハウ本ではないので、理系思考を用いて今、日本が抱える諸問題を考えるという内容となる。
終章の部分が大切だと思う。日本が衰退してきた今だからこそ、日本人の祖先が受け継いできた歴史や文化、天皇、考え方、あとがきに代えてで言及する日本独自の宗教観について日本人が素直に謙虚に学び直す必要がある。
ニュースが新聞が、インフルエンサーの〇〇が…を鵜呑みにして、思考停止になることなく、自分の頭で検索して比較して考える習慣が大切。
もっとも僕は、ド文系なので統計を隅々まで解析したり、計算はできないので、意識的に化学者など理数系の学者から学ぶようにしたい。
本書にも著者が出演する番組で取り上げるような統計や表、資料などを載せてくれるとより学びが深くなると思う。
読書時間:約40分
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途中までは楽しく読めましたが、後半は宗教観の話になり、わからなくはないけど本のタイトルとはちょっとかけ離れていると感じました。
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新型コロナ、EV・脱炭素、SDGsに隠されたウソ(陰謀論ではない)に迫った武田邦彦さんによる一冊。データを活用して論理的に問題解決していく考え方である理系思考を日本人に 根付かせて、テレビなどのマスコミや専門家に騙されないようにするのが本書の目的。新型コロナ、ワクチン、EV、脱炭素、SDGs、日本の歴史・体制まで、各ジャンルの正しい情報が語られる(理系思考で考えるにはジャンルにとらわれない幅広い知識も必要)。 テレビなどのマスコミの論調を妄信しがちな人にオススメの一冊。
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なんだかすごく信用できる。最初の安保だけちょっとわからなかった。私が文系のおバカだからしょうがない。
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「新型コロナ」「EV・脱炭素」「SDGs」の大ウソ 武器としての理系思考II。武田 邦彦先生の著書。「新型コロナ」「EV・脱炭素」「SDGs」についてのすべてが大ウソだとは思わないけれど「新型コロナ」「EV・脱炭素」「SDGs」についての真実と大ウソを一人一人がしっかりと考えることが大切。それが武田 邦彦先生のおっしゃっていることなのかも。自分以外は大ウソつきで自分は大ウソつきに騙されていると思うくらいでちょうどいいのかな。
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「新型コロナ」「EV・脱炭素」「SDGs」の大ウソ
武器としての理系思考
武田邦彦
∞----------------------∞
いつまでこういったことを続けるつもりだろうとずっと思ってるのだけど(続くのではなく続けてる)、他の話も総合すると、今の日本の政治はこういうものなんだっていう諦めに近いものを感じた。
SDGsとか脱炭素とかは他国に従っているのだとか、日本の電子産業が消えたこと、自動車機械産業が危ういことなど、自国の産業を潰そうとしている(或いは潰している)政府なんて、どこの国の政治をしているのかさっぱり分からない。
それでも多くの人々はTVや新聞が嘘を言うわけが無いし、政治家は日本のためになることをやっているし、医者は人々の健康のために働いてると思ってる。
私はここ数年、新聞は全く読まずTVもあまり見ずネットニュースも興味が無く、マスコミに踊らされるということも無くて、だから私には同調圧力もあまり通じなくて、「なるほど、こうやって私は作られたのか」と思った。
今ならそういうものに触れても自分を守るような考える力は付いてるはず。
でも武田先生は日本人がダメだと言ってる訳ではなくて、自然や先祖を神と敬うという感性があるとかいう宗教観で素敵に締めてくださった。
内容的にはやっぱり普段聞いてる先生のYouTubeで知ってた内容がほとんどだけど、活字で読むとより頭に入った気がする。
2023/01/12 読了 (図書館)
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仮説はメディアに取り上げられ、通説になる。決して定説でなくとも、市民権を得て、通説を信じて大衆は動き出す。その一部が誤りだったり利権に操作されていると著者は言っているのだろう、しかし、通説は社会的コンセンサスだ。著者の支持政党のように、それを覆す活動には大きな価値があるが、その主張そのものも仮説であるから、陰謀論的なレッテルが貼られてしまう。利権塗れの今の通説も、そこに挑戦する仮説も、頼りない。
本文にて、マスク不要論。マスクの孔の大きさは30μm、ウイルスは0.1μmだからマスクに意味がないと言うが、飛沫の大きさを無視し、ウイルス単独で通過するような書き方だが、あり得ない。相手の飛沫が自分のマスクに付着。付着した水分が蒸発してウイルスのみが通過するらしい…っておいおい。それはマスク着用に効果がないという話ではなく、マスクを外すリスクの話だろう。飛沫を飛ばさない事が肝要であり、飛沫を飛ばす方がマスクをすれば防げる。この論説は害悪である。花粉症でマスクしたい人もいるのだから、大衆が無自覚にマスクをつけていても、それが生理的に気持ち悪いからとアレコレ言うべきでは無い。マスクに関して主張する論壇は、感情論が多い。
と言うように、著者の経験、一部の声を拡大し、本人は理系思考と言うが、論拠がよく分からない主張も多い。他にも、ワクチンによりつくられる抗体は、自然感染によってできるIgMやIgGのような人間の身体が判断してつくる抗体とは別物になる可能性がある、など。これも、可能性の話だ。一部の科学的定説を利用し、感情論を混ぜている気がしてならない。
人は、信じたいものを信じる。まさに。
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一貫した著者の主張は数多いどの本にも共通している。まあ、新たな視点やトピックがないのだが…
読了40分