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毎度驚かされる村田沙耶香さんワールド。
どうしたらこんな世界を思いつくのでしょう。
自分には想像できない世界に入り込めるのが本当に有難い。今回も素晴らしかったです。
タイトルでもある「生命式」は、読んだ後に表紙を改めて見ると、なるほどな。と思います…
その他のお話もとても素晴らしくて、
特に「魔法のからだ」と「パズル」は個人的に好きでした。
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村田沙耶香さんは「コンビニ人間」しか読んだことないけど、これもすっごい独特の世界観だった、、、!
個人的に好き(得意)ではない世界観なんだけど、独特の生々しさと残酷さと気持ち悪さがクセになる。怖いんだけど可笑しい。
「素晴らしい食卓」がいちばん好きだった!
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最後の孵化は好きだった。
あんまり個人的にはハマらなかったかも。。趣味が悪いと関してしまったのかな、
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狂ってるなぁと思いながらも、短編でここまですっと設定が入ってくるのは文章力がすごいんだろうな。最後の孵化は、自分もそういうとこあるかもなと少し共感した。この本を読みながら、少し考え方も変わったのかな…
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自分にとっての普遍的な生活が覆されるように感じた。
無きにしも非ずな主人公の生活に圧倒される。
まだまだ理解しにくい感情が多かったため、また年月を重ねてから読み直したい。
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一般的な常識が一つの考え方であるだけで、それがあるエリアでは大多数であり、支持される考えであることを再確認
ますます「普通」って何だろって思わせてくれる、すごい面白い
頭をまっさらな状態にしてくれる
村田沙耶香さん作品読んでいきたい
ただ、個人的なグロい表現もあり、夢にまでできたー!!( ; ; )
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短編集。火葬する葬式ではなく食べて弔う「生命式」動物の毛皮よろしく人間の皮/髪/爪が素材として使われる「素敵な素材」は村田沙耶香ワールド全開。他にも、食文化の多様性とかコミュニティごとに異なる自分のキャラとか、世界観は極端だけどどこか理解る話もあり。最高。
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表題作以外だと孵化が好きだった。
30年前は人間を食べる事は正常じゃないおかしいって糾弾されたのに、今は人間を食べることが正常であって、正常ってなんなの?本能とか倫理観って時代で変わるもんなの?って考えさせられた。
何事も「時代だから」で済ますことは簡単だなと。
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『変半身』以来の村田沙耶香san。
脳そのものを揺さぶる12篇。常識、発狂、強烈で異様な生命感。表題作の第1篇「生命式」が他篇全てを象徴し、第12篇「孵化」で原点に孵りました。
「生命式」の冒頭、会社でランチをしている女性社員達の何気ない会話、「デザートはやめておっかな」の次のセリフが、「中尾さん、美味しいかなあ」。あまりの展開に頭がついていけず、何度かページを戻しました。調理のシーン等は衝撃的ですが、これらもすべて「生命」を敬うもの。最後の「山本との融合」まで、心も体も揺さぶられ続けました。
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生と死、常識と非常識、自分らしさについての面白い短編集。
個人的には「生命式」「街を食べる」「孵化」が面白かった。
生命式は特に最初は「えー?!異常だよ」って思ってたのが、最後の方では「んー、まぁ、いいことをしているのかもしれない」って思ってしまう。
星3.5。
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生命式、素敵な素材、素晴らしい食卓、夏の夜の口付け、二人家族、大きな星の時間、ポチ、魔法のからだ、かぜのこいびと、パズル、街を食べる、孵化。+朝吹真理子さんの解説。
頭の柔らかい、自由な物語ばかりだった。既存の価値観をひっくり返す設定、でも私たちに馴染みのある価値観の側にちゃんと軸があるので倫理観揺さぶられちゃう。SFちっくな純文学。
腹抱えて笑ったのは『素晴らしい食卓』、萌え倒したのは『かぜのこいびと』『夏の夜の口付け』です。いやでも『生命式』の未来、来てもおかしくないよなー。
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後輩オススメ本。短編で良かった、長かったら消化不良起こしそうな話が多かった。中にはさわやかな話もあるけれど正直人に薦め辛い本。
表題作の「生命式」、超キモい。うわ…ってなりながら読み進めていくうちに『死んだ人の肉を食べて弔う葬儀の場で妊娠を望む男女が交尾相手を探し新たな生命を授かろうとする』って理にかなっているような気がしてきた。仮にどこかでそういう葬儀が行われていても「輪廻転生に基づいている」「死を無駄にしないため」とか言われたら何も言い返せない。「素敵な素材」は人間を素材として使った家具や小物が高級品として扱われている世界。嫌悪感を抱いてもそれを当たり前としている人に「1番オーガニックな素材だよ」って言われたら「確かに…」ってなる。
誰かの正常は誰かの異常なんだろうな。倫理観を問われる話が多いけどじゃあその倫理って誰の基準なんだろうね。全部の話に感想書きたいぐらいどれも印象深かった。お気に入りは夏の夜の口づけと二人家族と魔法のからだ。
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読み進めるうちに、自分の中の当たり前が信じられなくなってきました。
最初は異常だと思っていたこともだんだん受け入れている自分がいて、じんわりと価値観を変化させられているような感じがしました。
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俺のカシューナッツ炒め、には異常通り越してて笑ってしまった。
雑草を食べる生活の話も面白かった。
「パズル」はよくわからなかった
村田先生はカーテンがお好きですね…
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The村田沙耶香だった。
短編の良さを最大限活かしたスピード感あるストーリーですごく読み入ってしまった