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『薬屋のひとりごと』の日向夏の新作.最近の作品の中でも傑出した作品です.『薬屋・・・』がなければ手に取らなかったジャンルの本ですが,もうこの作者からは逃げられなくなっています.
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日向夏なので手に取る。神の祝福(特殊能力)が顕現する者が稀に現れ、聖女(神子)として十年に二人、国に選ばれるような世界でのお話。
父親がろくでなしで孤児院にいるクロエは卓越した視力や嗅覚、記憶力などで、賭博(カード)などが得意。エラルドという貴族に聖女候補者としてスカウトされる。しかし実情はその能力で二年前に聖女選び中に殺されたエラルド派閥の候補者チーロ殺害の犯人を探す依頼であった。
どちらかというとミステリー寄りな展開。日向夏の主人公や登場人物はかなり特殊な性格が多いなぁとこの頃思っている。主人公には共感、投影(憧れ)が欲しいと思うので、多少性格偏っていても気持ちを入れ込める書き方をして欲しい。この主人公は正義感強く能力も高いので普通に書けば気持ち入れ込められると思うのだけど、なんか障壁あるんだよね。恋愛要素もすんなりしてないし…。もったいない。
エロもグロもないので内容的には中学校大丈夫です。
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関係性が少し物足りないような気もするが、全体の展開としては、読みやすいテンポと会話の流れでキャラが生き生きとしていて面白かった。
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特殊設定ミステリの面白さとラノベ(少女小説)的展開の素敵な融合。賭場で鍛えた洞察力と記憶力で真相に辿り着くのも面白い。
何より伏線の扱いが好みで、読んでいて引っかかる部分が先への布石になるのは、ミステリの醍醐味ですね。