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健康寿命を延ばして長生きするための手法が解説された一冊(著者は精神科医の和田秀樹さん)。「80歳」というのは、昨日までできていた事が、今日はできないという事態に遭遇して、体の不調も多くなり、認知症も発症しだす時期であり、本書ではこれを「80歳の壁」と表現して、壁を乗り越えるための食事・運動・生活習慣が解説される。60代70代の方はもちろん、80代近辺の年齢の親を持つ世代にもオススメの一冊。
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新聞広告を見た母に買って来てくれと頼まれた。母は大正生まれ、とっくに80歳の壁は超えている。必要ないやろと突っ込みをいれつつ、近い将来私にも参考になりそうなのでさらっと読んでみた。歳を取ったことを受け入れ無理や我慢をせず、出来ることしたいことを、明るく楽しくすればいいのかな?なんだ!母が実践していることじゃないか(笑)
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30代の自分が読んでも面白いし、
高齢者を幸齢者というところから
実際に自分が老いてきたと感じて
悲観的になっている人がいたら読んで欲しい。
と思える本だった。
少し過激な発言もあるが
それが返って面白いかも。
何より短くさらっと読めて面白い。
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このところ高齢者がターゲットの健康などをテーマにした新書等がベストセラーになっている。
それらを横目で見ていたが、友人から本書を紹介され、購読。
著者が繰り返し述べているのは、我慢をしないでしたいことをして、気の向くままに生きていいのが、高齢者=幸齢者(言葉の響きが淋しいからと本書では幸齢者と)であると。
ベストセラーになるのも頷ける様々な提言がある。
日本の医療は「臓器別医療」のスタイルで、その弊害が薬の多さに現れる。飲み過ぎは毒と心得、薬は最小限に、薬を飲み続けるという選択は間違い。
80歳過ぎの幸齢者には、健康診断はほとんど役に立たないとも。すなわち、ガンが見つかっても、生活の質を重視し、特に幸齢者は斬らない方がいい。85歳を過ぎればガンの無い人はほとんどいないのだからと。
さらに、①薬の我慢②食事の我慢③興味あることへの我慢。これらを止めることが後悔しない人生の過ごし方だと、提案している。
老いや衰えを受け入れ、今ある機能=残存機能で勝負するヒントとして、50音順にカルタ形式で述べている。どれも、参考になるヒントだろう。
現役の精神科医である著者は、専門分野以外のテーマでも多数の書を著している。以前読んだ『人生の軌道修正』のあとがきで記している。
「わたしがたくさんの本を出すのも、そのように多様な考え方をするためのヒントを出し続けるのも精神科医の仕事と考えているからです」
本書も、そのような著者の考えが反映され、高齢者以外の現役世代にも生き方のヒントになるだろう。
「幸せ」とは、自分がどう考えるかによって決まってくるものだし、究極的な幸せは、やっぱり楽しむ能力なのだ、という著者の言葉は心に留めておきたい。
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話題の本なので、読んでみたが中身は薄い。まあ、読んでおいて損は無いけど…
少し肩の力を抜くには良い本かも
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参考になった。
80歳はそれまでとは違う健康への対応が必要。先が長くないのは明らかで、我慢せず好きにするのが大事。
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わかりやすい!
まず堅苦しくなく、文字も大きく、高齢者も読みやすい感じ。そして何より楽しく生きる、とても伝わってきた。
長生きに興味があるわけではないが、老害にはなりたくない。楽しく生きたい
薬ばかり勧める医師には、言ってやりましょう笑
「この薬を飲み続けて、長生きできるデータはあるのですか?」
「日本では大規模な比較調査をしているのですね?」p. 57
アメリカ型の医療原則を適用
死因1位は心筋梗塞のアメリカ
日本はガン。事情も病気の構造も違うのに、型を取り入れている日本の医療現状… p. 68
認知症とうつ病は見分けがつきにくい。
うつ病による不眠は、寝つきが悪い、就眠障害、より、眠りが浅い、熟睡障害、が多い
「何を食べても美味しくない」「食が細くなった」はうつ病の可能性が高い
「心因」「身体因」の二つが原因
身体因は外出しなくなり、セロトニンが不足、栄養不足に由来。タンパク質不足でうつ病発症ケースもあり。 p. 124〜6
なくなったことではなく、増えたことに目を向ける
p. 136
認知症は、失見当識→ 知能低下 = 老化現象
幅のある障害。
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自分は20代だけどこの本を通して老後や今の祖父祖母について強烈に考えさせられた本。
例えば、ガンに親がなって余命3ヶ月と言われた時、自分は何を思うか。余命を少しでも伸ばせるように節制させてきつい治療を受けさすのか、3ヶ月間好きなものを食べて好きなところへ行って、とにかく何も気にせずやりたいことをさせるのか。
子の願いと親の願いは必ずしも一緒ではない。残された人生を好きなように生きる方が幸せなのではないかと考えさせられた。
そしてこの本を通して、自分は80歳を過ぎても人生が最高に楽しいと思える生き方をしていきたいと思った。
「死ぬ時に残すのはお金じゃなくて思い出」お金を貯める、後世に残すのは程々に自分の稼いだお金を自分の思い出に使うのは、自分の人生を生きるということだ。
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80歳を越えた人は高齢者ではなく「幸齡者」
という作者。
ちょっと、自分には早かったけど、90歳を越えて緩和施設にいる母親を考えると、わかるわ~。
自分勝手に、自分、自分が好きなことだけ
やって、めんどくさい事は
「あんた、やっといて!」
洋服や化粧品の事は気にして、施設にいる人達はどんな服装しているの?
恥ずかしい洋服を持ってきて無いわよね!
長生きのコツはコレ!
そして、癌と共に生きる。
「残存機能を残すヒント」50音順カルタ風
これは、良いわぁ~。
「あ」 歩き続けよう。
「い」 イライラしたら深呼吸。
「う」 運動は体がきつくない程度に
「わ」 笑う門には福来る
最初に笑ってしまえば、脳は楽しくなり、楽しいことを考え始めるのです。毎朝、鏡を見て笑顔をつくってみませんか。一日がハッピーな気分で始まると思いますよ。
先ずは、笑顔ね。
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100歳オーバーは、8万6000人。80歳を過ぎたら、我慢をしない。新しいことや好きなことをする。和田秀樹「80歳の壁」、2022.3発行。医者・薬・病院の壁、老化の壁、ボケ・認知症の壁を超えていく! ①健診の数値で薬を飲み、体の調子を落とし、残っている能力を失い、寿命を縮める人がいる。健康という視点のない医師が多い。高齢者診療の基本は、個人に合った診療をすること。②食べたいものを食べ、したいことをする。③薬より頭を使う。④歩き続けること。歩かないと歩けなくなる。⑤噛めば、体と脳は活き活き。
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80歳を超えたら何事も無理せず我慢せず、好きな物食べて飲んで、好きな事して生きましょう、との提言。
ただ、定年迄真面目に頑張って仕事して来て、子供も自立して、とかだったら、それは70代でも60代でも良い筈。定年後も働こうが引退して自由に生きようが、人の役に立つ生き方が出来ればありがたい。仕事して役に立つでも良いし、金使って遊ぶ事で役に立つでも良いし。
ガンが見つかっても80歳超えてたら切除すべきではない、手術する方が身体にはダメージ大きく今迄出来ていた生活も出来なくなって弱ってしまうから、等具体的なアドバイスも多く、70代にまた読んだら良いかも。
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精神科医、臨床心理士である著者が患者やその家族を診てきて、80歳以降にどのような価値観で生きるべきかを説いた本。30代の私でも勉強になるところが多かった。
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■ Before(本の選定理由)
ワイドショーでも取り上げられていたベストセラー。「幸齢者」になるためには?という趣旨と理解。
■ 気づき
政府の医療政策、日本のガラパゴス的なガン治療へのディスりが多くビックリ。最近たまたま読んだ、「人はどう死ぬのか」という終末在宅医療に関する本の内容と通ずるところが多かった。
QOLというか、80過ぎたら病気で当たり前だから過度な治療は毒なだけ、というのは一定の真理なのかもしれない。
■ Todo
医療って説明とお金の根拠が不明瞭だと思う。自己負担が少ないから表面化しないだけ。高くても、オプションとメリデメを示す提案書を作ってくれるような病院があればいいのに。
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高齢者になったら健康診断受けない方が良いんだな!色々参考になった。作者が最後の方に書いていたけど日本人って高齢者にホント優しくない。自分もいずれ高齢者になるのに。
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面白かった
高齢者の生き方の常識を違った角度で知れた。
認知症は老いたら必ずなるものと捉え、
それまでにやりたいことをふんだんにやる。
無くしたものより得られたものに意識を向けるなど、大切な発想を教わった。
老齢の親のことも気になったし、親に読ませたい、とも思った。
この本はマーケティング的にもヒットをうまく狙っていてさすが幻冬社という感じがしました。